学習のデジタル化が進むなかで、多くの家庭に注目されている幼児向けのタブレット学習。
さまざまな会社から出ているため、それぞれの違いが把握しきれず、どれを選べばいいのか悩むママ・パパも多いですよね。
この記事では、人気の幼児向けタブレット学習のなかからとくにおすすめの8つをピックアップして紹介します。
特徴や学習テーマ、気になる費用面を比較しながら、それぞれのくわしい内容と魅力をお伝えするので、タブレット学習選びの参考にしてくださいね。
幼児向けタブレット学習のメリット
幼児向けタブレット学習には、紙教材の学習にはないメリットがいっぱいあります!
どんなメリットがあるのか、くわしく見ていきましょう。
子供一人で学習できる
タブレット学習の一番のメリットは、最初から最後まで子供が一人で学習できること。
出題からヒントの表示、答え合わせや解説まですべて自動で行ってくれるため、親御さんがつきっきりでサポートしたり、回答用冊子片手に丸つけをしたりといった手間がかかりません。
なかには、時間になると子供たちに学習を促してくれるうれしい機能がついたものもあり、最低限のサポートのみで済むため、忙しいママ・パパも大助かりです。
一人ひとりにあった内容を学べる
タブレット学習では学習状況がデータ化されるため、全体の進捗状況や過去に間違えた問題が一目でわかります。
間違えた問題を自動で再出題する反復学習機能や、理解度にあわせた学習プランの提案機能がある教材も多く、アフターフォローもばっちりです。
デジタルならではの強みを生かし、家にいながら個別指導のような質の高い学習が実現します。
楽しみながら学習できる
アニメーションや音声の演出で、楽しみながら学習できるのもタブレット学習の魅力のひとつです。
紙面ではイメージしにくい問題も映像なら理解しやすく、実際に画面のなかのものを動かしながら考えるといったこともデジタルならスムーズですよね。
タッチすると音がなる、回答を入力すると答えが出てくるなど、子供たちのアクションに対してダイレクトに反応が返ってくるため、クイズやゲーム感覚で楽しみながら学習できます。
幼児向けタブレット学習のデメリット
では、タブレット学習のデメリットにはどんなことがあるのでしょうか?
視力低下など健康面への影響がある
長時間使用する、薄暗い場所や小さな画面で見るなど、学習する環境や使い方によっては視力低下や眼精疲労、姿勢悪化につながることもあります。
タブレット学習をするときは、適度な明るさのある部屋で行い、子供の目線に合わせて机の高さを調整したりスタンドなどを使用したりして、正しい姿勢を保てるようにしましょう。
また、使い過ぎないように時間を設定して取り組むことも大切です。
幼児用のタブレット学習教材のなかには、専用タブレットが用意されているものもあります。ブルーライトカット仕様になっていたり、学習時間も短時間で設計されていたりと、子供の健康にも配慮されているため、こうした学習専用のタブレットを選ぶのもおすすめです。
市販のタブレットを使う場合でも、ペアレンタルコントロール機能付きなど、時間設定や制限ができるものも多いので、活用するといいですね。
遊び感覚で勉強内容が身につかない
「遊び感覚で進められる」ことは、デメリットになる場合もあります。
たとえば選択問題で「なんとなく選んで正解した」とき。
正解することだけを目的にしていると、どうしてその答えになるのか?といった過程や考え方がスルーされてしまいがちです。
タブレット学習は選択問題の割合が多いため、それを繰り返すことで、勉強をしているのに身につかないといった残念な結果を招くことにもなりかねません。
「きちんと知識が定着しているか心配」というおうちは、書き取りの問題に対応しているものや、ワークとセットになった教材を選びましょう。
タブレットで遊んでしまう
自宅のタブレットやスマートフォンにダウンロードする教材の場合、タブレット内にあるゲームやほかのアプリも操作できてしまうといったデメリットがあります。
市販のタブレットを使う場合は、端末のペアレンタルコントロール機能を利用したり使用制限やアクセス制限ができる管理アプリを使ったりするのがおすすめです。
自宅のタブレットを使用させるのに抵抗があるという人は、学習専用のタブレットがある教材を選ぶのがベスト。
専用タブレットというと高額なイメージがありますが、月額に含まれていたり、一定期間受講することで無料になったりと、手が出しやすい価格になっているものがほとんどなので安心してくださいね。
幼児向けタブレット学習は何歳から?
指示や問題の内容が理解でき、タブレットを1人でスムーズに操作できる3~4歳(年中)が目安です。
なかには0歳から使用できるものもありますが、タブレット教材の多くは年中さんから対象になっています。
幼児向けタブレット学習の目安時間は?
学習時間の目安は1日10~15分程度。子供が集中力を保てるよう、短時間のレッスンに設計されているものがほとんどです。
子供の集中力が続くうちにサクッと終わらせられるので、無理なく続けられます。
30分でアラートがなる設定のタブレットもあるため、やりすぎを防いで適度な学習習慣を身につけられます。
幼児向けタブレット学習おすすめ8選
教材名 | 対象年齢 | 学習内容 | 料金 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
年中・年長 | 国語・算数など小学生につながる12テーマ | 1か月3,230円〜 | 意欲を育むタブレット学習 公式サイト |
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年少〜年長 | 生活習慣まで総合的に学ぶ10テーマ | 1か月3,960円〜※専用タブレット10,978円 | 書く学習に特化したタブレット教材 公式サイト |
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4歳〜10歳 | STEAM領域(科学・技術・工学・芸術・数学) | 1か月3,700円〜 | 思考力を鍛えるSTEAM教材 公式サイト |
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0〜6歳 | 5系統59ジャンル10,000問以上 | 要問い合わせ(買い切り型) | 個性や才能を伸ばすタブレット学習 公式サイト |
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年中〜 | 算数 | 基本料33,000円ほか | 算数力と思考力を養う算数特化型教材 公式サイト |
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3歳〜12歳 | 子供向け知育、ゲーム、本、ビデオ等 | 1か月480円~ | 子供向けコンテンツが使い放題 公式ページ |
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3歳~10歳 | 一般科目+STEAM教育 | 12,980円~ | リアルとデジタルが融合した知育教材 楽天で見る |
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年少〜年長 | 基礎科目と生活習慣の5テーマ | 1か月2,500円〜 | 「あと伸び力」を育てる教材 公式サイト |
ここからはおすすめのタブレット学習の紹介です。幼児向けタブレット学習のなかからとくに人気で、よく比較される8つの教材をピックアップしました。
上記からわかるように、それぞれ学べるテーマや料金に違いがあります。
各教材ごとの特徴や魅力をさらにくわしくみていきましょう。
こどもちゃれんじタッチ
年中・年長 | |
国語・算数など小学生につながる12テーマ | |
1か月3,230円〜 |
- 専用タブレットで学習
- しまじろうが学習をサポート
- 楽しみながら学べる
「こどもちゃれんじタッチ」は、しまじろうでおなじみの「こどもちゃれんじ」のタブレット学習版です。
ひらがなやカタカナ、数や図形などの基礎教科のほかに、プログラミング、アートなどのSTEAM領域をふくめた12テーマを学べます。
「こどもちゃれんじタッチ」では、「勉強が楽しい」と感じることが学びの原動力になると考えられているため、タブレットならではの操作や音声をたっぷり盛り込んだコンテンツに、ワークやエデュトイと教材が盛りだくさん!
楽しみながら続けられる内容になっています。
学習の時間を設定するとしまじろうがよびかけてくれたり、1日に必要なレッスンを自動でおすすめしてくれるのもうれしいポイント。
年中・年長さん用に設計された専用タブレットを使うので、学習コンテンツ以外を触らせたくないというおうちも安心です。
学習内容を詳しく知りたい人は、すてっぷタッチの紹介記事やじゃんぷタッチの体験記事もチェックしてみてください。
スマイルゼミ
年少〜年長 | |
生活習慣まで総合的な学び | |
1か月3,278円~ |
- 専用タブレット1台で学習が完結
- 英語教材満足度NO,1
- 書く学びにこだわったタブレット
幼児向けのタブレット教材には「スマイルゼミ」もあります。
こちらも専用タブレットを使った学習で、この秋に新コースが開講したため、年少さんから受講できるようになりました。
学習テーマはひらがな、かずなどの基礎科目のほかに、英語、知恵、生活などの10テーマ。
1日15分、理解度にあわせたスモールステップアップで、無理なく学習を進められますよ。
書く学びにこだわった専用タブレットは、子供が持ちやすい三角の形状のデジタルペン付き。筆圧システムを搭載し、なめらかな書き心地を実現しています。
紙面学習との差を感じさせない高品質のタブレットで、入学前の運筆のトレーニングもばっちりです。
また、算数と国語は無学年学習で中学レベルまで先取りできる「コアトレ」や、英語に多く触れられるオプション教材の「英語プレミアム」など、レベルの高い学びができることも魅力でしょう。
全額返金保証付きのお試しあり
スマイルゼミでは、約2週間、実際の教材をお試しできる入会キャンペーンを実施中です。
入会後、2週間は無料で体験することができるので、わが子に合う教材かチェックできますよ。万が一合わないと感じた場合でも、全額返金保証が適用され、お試し期間中にタブレットを返却すれば、タブレット代を含む全額が返金されます。
スマイルゼミは、通常最短12か月の継続利用が条件になるため、気になっていた人は今がチャンス!
また、初月受講料無料のため、継続受講もとってもお得になっています。
まずは資料請求からしてみてくださいね。
ワンダーボックス
4歳〜10歳 | |
アナログ+デジタルのSTEAM教育 | |
1か月3,700円~ |
- STEAM教育の基礎を養う
- 専用アプリをダウンロードするだけ
- アナログ教材と連動した学習
「ワンダーボックス」はプログラミング、アート、科学、数理パズルなど、教科や分野といったくくりにとらわれないSTEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)領域を学べる教材です。
タブレット学習にワークとトイ教材を組み合わせた、デジタル+アナログのスタイルが特徴。
ワークブックで作問に挑戦してアプリで提出、トイ教材で作成した作品をアプリにアップしてほかの受講者と共有など、専用アプリを使うことでアナログ教材がより楽しめる仕様になっています。
学習にはノルマや順番といったものがなく、好きなときに好きなことから始められるのも、ワンダーボックスの良いところです。
子供たちのワクワクを引き出すコンテンツで、思考力や問題解決能力を養います。
ほかよりも月額料金高めがネックですが、兄弟で受講すると受講料が半額に!2人目以降は月額1,850円(税込)で受講が可能です。
ワンダーボックスの体験記事もチェックしてみてください。
ごっこランドTimes読者限定!キャンペーンコード入力で5%オフ
今なら、ごっこランドTimes読者限定で割引のチャンスがあります。
入会申し込み時に12か月一括払いを選択し、キャンペーンコード入力欄に「gokkoland2023」と記載するだけ。
5%オフが適用となり、2,220円割引されるので、お得に入会するチャンスです。
毎月払いや6か月一括払いの場合は対象外となります。またキャンペーンコードを利用すると、そのほかのキャンペーンと併用できないこともあるため、入会のタイミングでよく確認してみてくださいね。
キャンペーンコードの有効期限は、2024年3月31日まで。お得な機会をお見逃しなく!
天神
0〜6歳 | |
5系統59ジャンル10,000問以上 | |
要問い合わせ |
- モンテッソーリ教育をとり入れた学習
- ネット環境不要で専用タブレットあり
- 才能や個性を伸ばす無学年学習
「天神」は、子供の興味や発達にあわせて自由に学ばせることを目的としたタブレット教材です。
学習テーマは、小学校入学までに必要な、知識・数量・言葉・記憶・思考の5系統59ジャンル。全10,000問以上が、タブレットに集約されています。
天神の特徴は、年齢の垣根を超えて無学年で学べる「才育」型であること。
買い切り型になっているため、子供の興味関心や才能にあわせて好きなジャンルを好きなだけ学習できるのが魅力です。
小学校に必要な教科の習得だけでなく、才能や個性を育てたいという親御さんにぴったり。
モンテッソーリ教育に基づいた学習サイクルをベースに、子供の学習状況から自動でカリキュラム調整する「学習ナビ」や反復学習機能が、確実な知識の獲得をサポートしてくれます。
期間限定ギフト券プレゼントあり!
2023年10月現在、新規注文者を対象に、Amazonギフト券3,000円分をプレゼントするキャンペーンが実施されています。
2023年10月25日までの期間限定なので、早めにチェックしてみてくださいね。
RISUきっず
年中〜 | |
算数 | |
1か月2,750円〜 |
- 算数の基礎力と思考力が身に着く
- 東大生らによる個別フォローあり
- 学習データ分析機能でつまずき箇所がわかる
「RISUきっず」は算数に特化したタブレット型通信教育です。
親しみやすいイラストと音声読み上げ機能で、楽しみながら算数の基礎能力と思考の柔軟性、応用力を身につけられます。
こちらも無学年方式のため、子供の意欲や習熟度にあわせてどんどんと先に進められるのがメリットです。
子供の学習データを分析する独自システム搭載で、点数はもちろん、解答までの時間からわかった習熟度やつまづき箇所も把握。
その学習データをもとに、東大生らトップ大学生チューターが、メールフォローとレッスン動画でサポートしてくれます。
解いて終わりではなく、できないをできるに変える、最適なフォローアップを受けられるのが魅力です。
基本料金のほか、クリアステージ数によって利用料金が変動します。進み具合によっては利用料金が0円で済む場合も。
学習があまり進んでいないにもかかわらず、高額の支払いが発生するといったことがないので安心ですね。
Amazon Kids+
3歳~12歳 | |
学びと遊びに対応したコンテンツ | |
1か月480円~ |
- 子供用コンテンツが使い放題
- 子供4人までアクセス可
- 学習以外にもたっぷり使える
Amazonの子供向けのサブスクリプションサービス「Amazon Kids+」でも、学習コンテンツが使用できるのはご存じでしょうか?
「Amazon Kids+」は、月額を支払うことで、書籍系、ビデオ系、学習系、エンターテイメント・ゲーム系など、数千点のコンテンツが使い放題。
学習コンテンツのなかには、ひらがなやかず、英語、ちえ、プログラミングなどがあり、通信教育でおなじみの「ベネッセ」や「学研」が提供する本格派コンテンツで学習できますよ。
書籍系コンテンツでは図鑑や英語の絵本も読み放題!さまざまなコンテンツで子供の学びの場を広げたいというおうちにぴったりです。
Amazonプライム会員なら月額480円と低価格で利用できて、子供4人までアクセス可能とコスパも抜群。
学習系コンテンツだけをさせたいというおうちは、ペアレンタルコントロール機能で利用制限することもできますよ。
詳しく知りたい人は、Amazon Kids+の紹介記事もチェックしてみてくださいね。
Osmo
3歳~10歳 | |
一般科目+STEAM教育 | |
12,980円~ |
- 「からだを使って遊ぶ」を基本理念
- リアルとデジタルの融合
- 全米NO.1の学習デジタルシステム
「からだを使って遊ぶ」を基本方針に、リアルとデジタルを融合させた学習を提案する「Osmo オズモ」。
元Googleエンジニアたちの手によって生まれた全米NO.1のデジタル学習システムで、iPadと付属のパーツを使って学ぶ先進的な学習教材です。
学習のテーマは算数、英語、理科、STEAM、美術など。
パーツを実際に触りながら学習できるのが特徴で、ホワイトボードに描いた絵がiPad上で動き出したり、付属のピースを動かすことで画面上のピースも動いたりと、手元のアイテムと連動して動きます。
対応iPadがあれば専用のキットの購入のみですぐに学習をスタートでき、値段も比較的手ごろなため、プレゼント感覚で購入できる買い切りのタブレット学習を探している人におすすめ。
抽象的な概念を学ぶ際にも必ず具体的なものや動作を扱うようになっているため、実際に体験することで理解度を深め、知識の定着を促してくれます。
Z会
年少〜年長 | |
基礎科目と生活習慣の5テーマ | |
1か月2,500円〜 |
- タブレット学習は年4回のみ
- 多角的に考える力を養う
ハイレベルな通信教材でおなじみの「Z会」にも幼児コースがあり、一部にタブレットを使用した学習があります。
学習のベースとなる教材は、身近な素材を使った課題に親子で取り組む「体験型教材」と、さまざまな観点から思考力を養う「ワーク教材」のふたつです。
このふたつの教材を使って、ことばや数、生活、環境など、幼児期に触れておきたい5つの領域について学びます。
デジタルコンテンツは年4回のみ配信されるスタイルで、自宅のスマートフォンやタブレットで課題に挑戦します。
限られた回数ながらも、「正しく捉える力」「試行錯誤する力」「推理する力」「論理的に判断する力」の4つの力に焦点をあてた本格派の問題が出題されるため、やりがいは十分。
デジタルならではの音声や動画を使って、多角的に考えて答えを導く力を身につけられます。
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紙教材にはない魅力がたっぷり詰まったタブレット学習。
メリット・デメリットをよく理解した上で上手に活用することで、子供の学びをサポートしてくれる良い相棒になってくれるはずです。
ぜひ、親子で楽しく幼児向けタブレット学習をはじめてみましょう!
※紹介している商品は、ごっこランドtimesで販売しているのではなく、各サイトでの販売になります。各サイトで在庫状況などをご確認ください。
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