こんにちは!ごっこランドTimes保育士ライターのAkariです♪
3歳は身体も心も大きく成長するので、この時期ならではの難しさもありますよね。
3歳の発達や成長の目安はもちろん、イヤイヤ期や反抗期への対処法について具体例とともに解説します。
日々成長している3歳と向き合う際、ぜひ参考にしてみてください!
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3歳児の発達・成長の目安って?
3歳は、身体とともに言語能力の成長も著しいのが特徴です。3歳の発達やできること、成長の目安について項目別にご紹介します。
- 平均的な身体のサイズ
- 言葉の発達
- 運動機能の発達
- 手先の器用さ
- 知能の発達
- 社会性の発達
- 心の発達
これらの項目について、目安としての3歳の姿を具体的に解説していきます。個人差の大きい時期でもあるので、参考程度に確認してみてくださいね。
平均的な身体のサイズ
3歳の平均的な身長と体重は、以下の通りです。
身長
年・月・日齢 | 男子中央値 | 女子中央値 |
---|---|---|
95.1cm | 93.8cm | |
98.6cm | 97.4cm |
体重
年・月・日齢 | 男子中央値 | 女子中央値 |
---|---|---|
13.99kg | 13.53kg | |
14.90kg | 14.56kg |
言葉の発達
- 語彙が増える
- かんたんな質問に答える
- 自分の思いを話す
3歳になると語彙が急増!名前や年齢などのかんたんな質問にも答えられるようになり、言葉のキャッチボールでさらに語彙を増やしていきます。
自分の思いや楽しかったことを話し始めるのも特徴。「それでね」「て・に・を・は」などを使いながら言葉をつなぐ姿も見られるようになります。
運動機能の発達
- 身体をひねる
- 片足立ちでキープ
- 後ろ向きやつま先立ちで歩く
- 3輪車をこぐ
全身運動が上手になり、バランスを保つ感覚も持てるようになります。手足のさまざまな使い方がわかるようになり、身体を使って遊ぶことが楽しくなってくる時期です。
手指の器用さ
- ハサミで1回切りをする
- ボタンのかけ外しをする
- ほとんどこぼさずに食事をする
- 紙を半分に折る
3歳では、「チョキチョキ」と連続で刃を進める連続切りはまだ難しいですが、「チョキン」と一度だけ刃を入れる1回切りはできるようになるでしょう。
手先の器用さは経験の量にも左右されるので、自分でやってみる機会を作れるといいですね。
知能の発達
- 大小の違いがわかる
- ごっこ遊びが具体的になる
- 絵本や紙芝居の物語に興味を持つ
ごっこ遊びでは、食事やお買い物など、生活の場面を切り取って再現するようになります。
また、これまでは絵に対する興味が中心だった絵本や紙芝居にはストーリーがあることを知り、興味を抱き始める時期です。
社会性の発達
- 感受性や創造力が豊かになる
- 身近な人の気持ちがわかる
- 相手の気持ちを推し量り「かわいそう」と言う
見えないものへの理解が進むのも3歳の特徴です。記憶力や集中力の発達に伴い、「きっとこう感じているだろう」と相手の気持ちがわかるようになります。
ぬいぐるみが落ちていると「かわいそう」と言う姿も見られるでしょう。
心の発達
- あらゆるものに興味が生まれる
- 物事の意味や原因を知りたがる
- 自分の意見が生まれ、主張が強くなる
好奇心旺盛な3歳は、「なんで?」と理由を尋ねることも多くなります。食べたい・寝たいといった欲求だけでなく、「こっちがいい」と自分の意見も主張する頃です。
3歳にできることは?
3歳の発達状態を踏まえ、できることの目安を紹介します。発達と同様、できることも個人差が大きいので、一人ひとりの成長を見守るようにしましょう。
身の回りのことはほとんど自分でできる
トイレや食事は、ほとんど自分でできるようになります。
服のボタンを留めたり靴下を履いたりすることも自分でやろうとしますが、最初はママ・パパの助けが必要でしょう。
ルールや規則がわかる
大人の話を聞き、「こっち側で遊ぼうね」などのかんたんなルールがわかるようになります。
集団生活のなかで、遊具の順番待ちなどのルールもわかり、守ろうとする姿が見られるのが特徴です。
かんたんなお手伝いができる
3歳は周りの人の真似をしたい時期。できることややりたいことが増え、「お手伝いをしたい」と言うことも増えます。
最初はかんたんなものからお願いし、子供の手伝いたい気持ちに応えることが大切です。
あいさつができ、コミュニケーションが取れる
1日のあいさつや、食事のあいさつができるようになります。はじめはママ・パパがうながしていたあいさつも、自分からできるようになるでしょう。
日常生活では、言葉を使ったコミュニケーションが取れるようになります。
3歳児への接し方|イヤイヤ期と反抗期の違いとは
じつは、2歳を中心に始まるイヤイヤ期と、3歳を中心に始まる反抗期は異なるものです。
イヤイヤ期は、やりたいのにうまくできない葛藤から生まれます。子供の気持ちとしては、「なにがなんだかわからない」という表現がぴったりでしょう。
一方、要求を言葉にできて、大人の話を理解したうえで反抗するのが反抗期です。あえて反対のことを言う姿も当てはまりますね。
たとえば、「靴を自分で履きたいけど履けない!」がイヤイヤ期、「赤じゃなくて青の靴がいい!」が反抗期となります。
3歳の反抗期への関わり方のコツ
イヤイヤ期と反抗期の過渡期である3歳は、関わり方に悩むことも多いでしょう。しかし、この時期の関わり方は、その後の心の育ちに大きく関わると言われています。
子供はもちろん、ママ・パパも笑顔で反抗期を乗り越えるためのコツをご紹介します。できそうなことからぜひ参考にしてみてくださいね。
成長の証として受け止める
自分の意見を主張する反抗期は、裏を返せば自分の意見を持てるようになった成長の証でもあります。されるがままだった赤ちゃんと比較すると、大きな変化です。
反抗期は赤ちゃんから子供へと変わっていく発達段階として、ありのままの姿を認めるようにしましょう。
子供の主張に対し、大人が感情的に反論してしまうと終わりのないやり取りになってしまいます。まずは冷静に受け止めることから始めましょう。
時間と気持ちに余裕を持つ
時間に余裕がないと、必然的に大人も感情的になってしまいます。感情的になると直接的な伝え方になってしまい、反抗期というせっかくの成長のチャンスも台無しに…。
忙しい日々で難しい場面もあると思いますが、可能な限り時間に余裕を持ち、子供とていねいに向き合える時間を作りたいですね。
子供の気持ちを「代弁」し、やってほしいことは「提案」する
イヤイヤ期の名残がある場合は、「こうしたかったんだよね」と子供の気持ちを代弁することも大切です。子供自身の気持ちの整理に役立つでしょう。
また、してほしいことは「〇〇するのはどうかな?」と提案する方法がおすすめ。あくまでも最終的には子供自身が選ぶことで、自分の意見を尊重された気持ちになります。
ママやパパの気持ちも伝えていい
「しなさい」や「ダメだよ」に対し、「ママはこうしてほしいな」「やめてくれてパパは嬉しかったよ」と言われるとどうでしょう。
伝え方ひとつで、子供の心への届き方も変わります。
指示する人と従う人の構図ではなく、1対1の人間として気持ちを伝えあう経験は、人間関係を築く練習としても重要です。
1人の人間として意見を尊重する
意見を尊重することは、決して難しいことではありません。自分でやりたい気持ちに応えたり、「〇〇ちゃんはどう思う?」と相談したりするといいでしょう。
1人の人間として認められている感覚は、子供の自己肯定感を高めます。ふだんから子供との会話で意識したいところですね。
「なんで?」にはていねいに向き合う
3歳は、疑問に思うことがたくさん出てくる時期です。質問ばかりされると、ごまかしたりはぐらかしたりしたくなるかもしれませんが、3歳にも伝わってしまいます。
向き合うことは大切ですが、毎回正しい答えを出す必要はありません。「不思議だね。今度いっしょに調べてみようか」など、子供の疑問に寄り添うことが大切です。
疑問を受け止めてもらうことで、子供は自分が大切にされていると感じます。
してほしくないことは理由とともに伝える
してほしくないことを平気で行う反抗期。そこで頭ごなしに否定されると、子供は人格そのものを否定されたように感じるので注意が必要です。
3歳であっても、きちんと説明すれば理解できることはたくさんあります。なぜやめてほしいのか、理由を説明するようにしましょう。
それでも嫌がるのであれば、行動に移したい気持ちを満たせるよう、いっしょに方法を探すことも大切です。
褒めることやスキンシップも忘れずに
主張の激しい反抗期には、ついつい行動を制限してしまう場面が増えてしまうでしょう。そんな時期だからこそ、愛されていることを伝える機会は大切にしたいものです。
1日1回は抱きしめるなど、肌と肌が触れ合う機会を持つことで、受け入れられていると感じる経験を重ねられます。
反抗期の「困った!」に使える言葉かけの例
実際の場面では、どうしたらいいか咄嗟にわからないことも多いでしょう。反抗期の「あるある」に使いやすい具体例をご紹介します。
- なかなか帰らない→「今日の夕飯をいっしょに作ってほしいな。〇〇ちゃんが卵を割ってくれるとうれしいな」
- 片づけを嫌がる→「ママはこっちを片づけるから、どっちがはやいか競争だ!」
- 友だちのおもちゃを返さない→「まだ使いたかったんだね。でも〇〇くんが悲しい気持ちになっているよ。今日はありがとうって返して、また今度貸してもらおう」
- 着替えを嫌がる→「黄色い服と白い服、今日はどっちの服がいいかな?〇〇ちゃんに決めてほしいな」
- 壁に落書きをした→「ここは壁だから描かないでほしいな。大きな紙を床いっぱいに広げて、ここに描いてみる?」
- お菓子が欲しいと売り場で泣く→「これが欲しかったんだね。教えてくれてありがとう。おうちにも同じものがあるから、それがなくなったらまた買いに来ようね」
このほかにも、公園から帰るときには5分前に「そろそろ帰るからね」と予告しておくことで気持ちの切り替えをうながすなど、さまざまな方法があります。
反抗期にかかわらず、子供との関わり方に明確な正解はありません。ママ・パパに無理のない範囲で試行錯誤しながら、よりよい方法を見つけてみてください。
3歳の知育におすすめのサブスク
成長が著しい3歳児には、使える時期に合わせて利用できるおもちゃのレンタルもおすすめです。
購入よりも低いハードルで新しいおもちゃに出会えるので、子供のさまざまな興味を引き出せます。
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3歳の成長を見守ろう
大変なことも多い3歳ですが、自分の意見を主張できるようになったことは、成長の証でもあります。
イヤイヤ期が終わらない、反抗期の接し方がわからない、と悩みがちな時期ですが、ママ・パパ自身もリフレッシュしながら過ごすことが大切です。
今回ご紹介した3歳の特徴や関わり方のポイントを参考にしながら、子供の育ちを温かく見守っていきましょう。
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