こんにちは!ごっこランドTimesライターのくずうままです。
複数人で遊ぶトランプゲームのなかでも、特に盛り上がる遊びといえば「大貧民(大富豪)」を思い浮かべる人も多いでしょう。
ただし大貧民にはさまざまなルールやローカルルールまで存在するため、子供といっしょに遊ぶには「説明がしづらい」といったママ・パパもいるのでは?
kの記事では、子供にも理解しやすいように、大貧民のやり方・ルールを画像や例を交えて詳しく解説します。子供への伝え方に悩んでいるママ・パパも必見です!
※この記事はPRを含みます。
大貧民(大富豪)とは?
戦略度★★★★☆
運 ★★★★☆
難易度 ★★★☆☆
おすすめの年齢:6歳以上
大貧民は「大富豪」とも呼ばれているトランプゲームです。簡単に説明すると、前の人よりも強いカードを出し、手持ちのカードがなくなった人から勝ちあがっていくルールです。
大貧民はルールが複雑なこともあり、子供が遊ぶには6歳頃(小学生頃)からがおすすめ。慣れてきたら定番ルールやローカルルールを追加して楽しむこともできます。ルール追加により戦略度や難易度が上げられるため、大きい子も楽しめると人気のゲームです。
大貧民(大富豪)で使うカードは?
大貧民では基本のカード52枚と、ジョーカー1枚または2枚を加えて使用します。ジョーカーはもっとも強いカードなので、子供といっしょに遊ぶときは2枚加えてあげると、より楽しめそうです。
大貧民(大富豪)のカードの配り方
まずはカードをよく切ってから順番にプレイヤーへ配ります。このとき、カードの数字が誰にも見えないように、裏向きで配ることが大切なポイントです。
大貧民(大富豪)のカードを出す順番
大貧民では、場に出ているカードよりも強いカードを出していくのがルールです。カードの強さは基本的に3が弱く、2に次いでジョーカーがもっとも強くなります。
【弱い】3→4→5→6→7→8→9→10→J→Q→K→A→2→ジョーカー【強い】
ジョーカーはほかのカードの代わりにもなることから、複数枚のカードといっしょに出すのもOKです。
例をあげると、親が3のカードを1枚だけ出した場合は、次の人は4以上のカードを出す。親が6のカードを2枚出したときは、次の人は7以上のカードを2枚ずつ出す。このようにカードを順番に出していきましょう。
大貧民(大富豪)のルール
それでは、大貧民のやり方・ルールを順番に詳しく解説していきます。
ステップ1:親がカードを1枚場に出す
はじめに、じゃんけんをして親を決めます。親となった人は、自分の手札からカードを1枚取って場に出しましょう。同じ数字であれば、複数枚をいっしょに出すのもアリです。
ステップ2:前の人よりも強いカードを出す
次の人は、場にあるカードよりも強いカードを出していきます。7が場に出ている場合は、8以上のカードを出しましょう。8以上のカードを持っていない場合は「パス」をして、次の人の順番となります。
また、一度パスをしたときは、そのターンが流れるまでカードを出すことはできません。
ステップ3:誰もカードを出せなくなったら新しい場札を出す
場にあるカードよりも強いカードを出せなかった場合、そのターンは終了となるので、邪魔にならないように端に寄せておきましょう。最後に強いカードを出した人が次のターンでは親となり、新しい場札を出すことができます。
この流れを繰り返し、手札を最初になくした人が勝者、つまり大富豪となるのです。
ルール1:最初に出された枚数と同じ枚数を出す
カードの枚数は、親が最初に出した枚数で決まります。もし、親が同じ数字のカードを2枚ずつ出した場合は、場にあるものより強い数字のカードを2枚ずつ出さなければなりません。
例をあげると、9のカードを2枚出された場合は、10以上のカードを2枚ずつ場に出します。手札に出せるカードがない人はパスをしてください。
おなじ数字で3枚出された場合、4枚の場合もおなじです。そのため、同じ数字が複数手札にあると、上手に使えば切り札として活用できます。
ルール2:3枚以上の続きカードで出すのもOK
同じマークと連続した数字のカードを3枚以上まとめて出すことを「階段」と言います。親が階段でカードを出してきた場合は、次の人も同じマークで連続した数字のカードを出さなければなりません。
1番弱いカードより、1つ強いカードの組み合わせであれば重複もOK。つまり、ハートの3・4・5が場に出たら、スペードの4・5・6、クローバーの5・6・7なども出すことができるのです。
ルール3:反則上がりに要注意
大貧民では、最後の上がり方にも注意が必要です。特定のカードを最後に出すと反則となり、上がった順位にかかわらず「大貧民=負け」となってしまいます。反則上がりとなるのは次のカードです。
- ジョーカー
- 2のカード
- 8のカード
- スペードの3のカード
とはいえ、上がり方に反則ルールを取り入れると、難しく感じてしまう子も増えてきます。子供が慣れないうちは、反則上がりをなくしたり、ジョーカーだけに絞ったりなど、ルールを簡単にしてあげるのがおすすめです。
大貧民(大富豪)を6歳・9歳の子供とやってみた
わが家の子供達にも大貧民のルールを説明して、実際にいっしょに遊んでみることに!
大貧民はルールが多いだけに、理解できるか不安でしたが、2人とも思った以上に楽しんでいたようです。ただ、子供達は少し難しいと感じる部分もあったそうで、遊び方や伝え方には少し工夫が必要かなと思うシーンもありました。
6歳には上がり方が難しい
6歳の次男は「とにかく強いカードを出そう」という意識が強いため、最後には弱いカードしか残っておらず、自分の番になってもカードを出せない状況に陥ってしまいました。
結局、大貧民となってしまった次男。しかし、2〜3回目のゲームからは戦略的にパスすることも覚えたので、最後まで考えながらカードを出せるように!
慣れないうちは「もうそんなに強いカードを出しちゃって大丈夫かな?」「パスをしてもいいんだよ」など、カードの出し方についてアドバイスや補助をしてあげるといいかもしれませんね。
また、ゲームをはじめる前にカードを強さ順に並び替えておくように伝えると、初めてでもスムーズに遊ぶことができましたよ♪
9歳は大貧民のルールをすぐに理解して十分に楽しめる!
小学3年生の長男は大貧民のルールをすぐに理解でき、1、2回目のゲームを通してカードの出し方もすぐにマスター!「大富豪=お金持ちになれる」ことがうれしいようで、1位抜けを狙ってよく考えながらカードを出すことができました☆
ただ、ジョーカーや2を持っていることを誇らしげに語ってしまうので、ママ・パパはニヤニヤ…。「言わない方がいいかもよ」とアドバイスをしても、ポーカーフェイスが全くできず…。隠し持つ戦法はまだまだ難しいのかも!?
大貧民(大富豪)定番の追加ルール
大貧民は基本ルールだけでも遊べるけれど、ルールをプラスすることでより一層ゲームが盛り上がります。カードの役を考えたり戦略を練ったりと、知育遊びの要素が強くなるのもおすすめポイント。
子供がゲームにゲームに慣れてきたら、少しずつルールを足してみるのもおすすめです。
大貧民(大富豪)の定番ルール1:革命
革命は4枚以上(同じ数字または階段)のカードを出すことで、カードの強さが反対になる追加ルールです。つまり、革命が起こった時はジョーカーの次に3が強くなります。
また、革命中に再び革命を起こすと「革命返し」となり、カードの強さが再び反転してもとの2が強い状態へと戻ります。
一度革命を起こしたときはいずれかのプレイヤーが革命返しをしない限り、ゲーム終了まで革命の状態が続くので、数字の弱いカードを持っている人にとっては絶好のチャンスとなること間違いなしです!
大貧民(大富豪)の定番ルール2:8切り
8切りは8のカード(8の複数枚も可)を出したらそのターンが強制的に終了するルールです。ただし、8を含む階段には8切りが非適用となり成立しません。
大貧民(大富豪)の定番ルール3:縛り
縛りとは、前の人が同じマークを続けて出した場合、それ以降のターンは同じマークしか出せなくなるルールです。複数枚の場合も同様で、同じマークを連続でそろえてきたら、それ以降のターンも同じマークの組み合わせでしかカードを出すことはできません。
また、複数枚のカードを出して、前の人が出したカードと片方のマークだけが連続してそろった場合、その片方のマークにだけ縛りが発生する「片縛(かたしば)」や、連続する数字を出さなければならない「激縛(げきしば)」などの縛りも存在します。
大貧民(大富豪)の定番ルール4:Jバック(イレブンバック)
Jバックとは、Jを出すとジョーカー以外のカードの強さが逆になるルールです。つまり、3がもっとも強く、2が1番弱いカードとなり、そのターンが終わるまでルールが適用されます。ただし、Jを含めた階段では、Jバックは適用されません。
大貧民(大富豪)の定番ルール5:スペ3返し
ジョーカーはもっとも強いカードですが、スペードの3だけはジョーカーに勝つことができます。これを「スペ3返し」と言います。
大貧民(大富豪)の定番ルール6:都落ち
都落ちは、大富豪となった人が次のゲームで1位を取れなかった場合に発生する定番ルールです。都落ちをすると強制的に最下位となってしまうため、大富豪から大貧民となってしまいます。
大貧民(大富豪)にはローカルルールが多数存在!
大貧民には、地方だけに存在するローカルルールがとても多くあるので、いくつか取り入れるとまた違った遊び方で大貧民を楽しむことができるはずです。下記のローカルルールもぜひ参考にしてみてください。
【5スキップ】
5のカードを出すと、次の人を1人飛ばすことができる。
【7渡し】
7のカードを出すとその枚数分だけ、自分の手札のカードを次の人に渡せる。
【10捨て】
10のカードを出すとその枚数分だけ、自分の手札からカードを捨てられる。
【Kリバース】
Kのカードを出すと、カードを出す人の順番が反対になる。
【クーデター】
通常、革命には4枚のカードが必要ですが、9のカードは3枚あれば革命ができる。
大貧民(大富豪)の公式ルール
ローカルルールが多い大貧民ですが、きちんと公式ルールも存在しています。日本大富豪連盟が紹介しているホームページでは、大貧民の公式ルールや用語などを詳しく紹介しているので、興味のある人はぜひチェックしてみましょう。
大貧民(大富豪)で遊ぶ前に知っておこう!
大貧民の基本用語やカードの強さ、カード交換についてまとめました。ゲームで遊ぶ前に、もう一度ポイントごとにおさらいしておきましょう!
基本用語
【場札】
ゲーム参加者が場に出すカードのこと。
【パス】
手札に出せるカードがない場合、または戦略的にカードを出したくないときに宣言する。
カードの強さ
通常時のカードは3が弱く、2が強くなります。ただし、革命時は強さが反転するので、3が強く、2が弱くなります。なお、ジョーカーは最強のカードであるため、通常時と革命時も変わらず、もっとも強いカードとして場に出すことが可能です。
通常の強さ順
ジョーカー→2→A→K→Q→J→10→9→8→7→6→5→4→3
革命時の強さ順
ジョーカー→3→4→5→6→7→8→9→10→J→Q→K→A→2
カード交換
1回目のゲームでは、上がった順番に大富豪、富豪、貧民、大貧民と階級が決まります。次のゲームではその階級にもとづいて、お互いにカードを交換しましょう。
大富豪は不要なカード2枚、大貧民へ渡します。大貧民は最強カード2枚を大富豪へ渡してください。
富豪は不要なカード1枚を貧民へ。貧民は富豪に最強カード1枚を渡します。
***
大貧民(大富豪)の遊び方やルールなどを解説しました。ルールが多くて難しく感じる大貧民ですが、基本のルールさえ押さえれば子供といっしょに楽しく遊ぶことも可能です。子供が慣れてきたら、さまざまな追加ルールやローカルルールも取り入れて、大貧民で楽しい時間を過ごしてみてくださいね♪
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