消しゴムのケシカスをこねるだけで簡単に作れる、練り消し。子供の頃、授業中に夢中になって作っていた、なんてママ・パパもいるのでは?
子供の手遊びのひとつとして捉えられがちな練り消しづくりですが、実は様々な活用方法やアレンジ方法があるんです!
この記事では、練り消しの基本的な作り方やアレンジ方法、練り消し作りにおすすめの消しゴムから実際に作ってみた様子まで、練り消しに関するあらゆる情報をお届けします☆
※この記事はPRを含みます。
遊ぶだけじゃない!練り消しの魅力
練り消しには、練って遊んだり独特の感触を楽しむだけでなく、様々な楽しみ方があります。
かたさを扱いやすいように調整して成形すれば、まるで粘土のように作りたいものを作れます。
細かいところの掃除にも便利で、拭いただけでは取れない、溝にたまったゴミや汚れを練り消しが吸着してくれるのです。
また、デッサンを描く時には、紙を傷めずに消せたり、ぼかしたり、鉛筆でグレーに塗った面を先を尖らせた練り消しを使って「白で描く」ことで陰影をつけたりと、あらゆる使い方ができます。
このように、単なる子供のお遊びではなく、練り消しの活躍する場面はたくさんあるんですね。
基本の練り消しの作り方
ではまず、スタンダードな練り消しの作り方を紹介します。このやり方にそって、筆者も練り消し作りに挑戦してみましたよ☆
1.消しゴムのカスを使う
【ポイント】
消しカスがまとまるタイプの消しゴムを使用すると作りやすくなります。消しカスを作る時は、使用する道具を清潔にしておくときれいな仕上がりになりますよ。
手でこねると汚れを吸着して黒ずんでしまうので、定規や分度器などを使って練ってくださいね。
2.細かく切った消しゴムを使う
【作り方】
- 消しゴムを、ハサミやカッターで細かく切り刻む。
- 定規や分度器ですり潰すように練る。
【ポイント】
消しゴムを刻む時は、怪我をしないように気をつけましょう。難しい場合は、ママ・パパがサポートしてあげてくださいね。
練り消しが作りやすい消しゴム
練り消しの作りやすさは、消しゴムの種類に大きく左右されます。
ケシカスを作って集め、練り上げていく作業はなかなか大変なので、少しでも作りやすい消しゴムを活用していきましょう☆
まとまるくんシリーズ
ヒノデワシ まとまるくん MM‐100 おまとめセット【3個】
練り消し作りに最適な消しゴムとして有名な、「まとまるくん」シリーズのホワイトバージョン。ケシカスがバラバラにならず、練りやすいのが特徴です。
100均でも手に入るので、気軽に練り消し作りができますよ。
【ヒノデワシ】 消しゴム はではでまとまるくん HM-100-B ネオンカラー 20個入
練り消し作りがしやすい消しゴム「まとまるくん」シリーズの、カラーバージョン。ネオンカラーのピンク、イエロー、オレンジ、グリーンの4色展開です。
単体の色はもちろんのこと、数色混ぜてオリジナルカラーの練り消しを作っても楽しいですね♪
MONOシリーズ
【トンボ鉛筆】 MONO 消しゴム モノPE04 JCA-311 3個入
1969年に発売され、長年ユーザーに愛され続けている消しゴム。
ケシカスのまとまりがよく、練り消し作りに適しています。本体カラーはホワイト以外にもブラックもあり、手で練った時の汚れが気になる人にはおすすめですよ。
いざ実践!練り消し作ってみた☆
基本の作り方にそって、実際に練り消しを作ってみました!
使ったのは、こちらの材料&道具です。
【用意したもの】
- 消しゴム(まとまるくん)
- 定規
- クリアファイル
これらを使って、いざ実践☆ まずは、ケシカスを作って練るバージョンで。 1分ほどクリアファイルに消しゴムをこすりつけてできたケシカスたちです。 これを、定規でこねていきます。くるくる転がしたり、潰してまとめてまた潰して…とくり返すこと、約5分。こんな具合になりました。 まだ荒っぽさはありますが、だいぶまとまってきました。さすが「まとまるくん」のケシカスたち。
さらに練り続けること5分。このような仕上がりに。 つるんとしてきました!柔軟性も出てきて、練り消しらしくなってきました♪
次に、消しゴムを刻むバージョンでも作ってみます。ハサミを追加投入して、消しゴムをチョキチョキ刻みました。 粗すぎるかな?と思いつつ、とりあえずこれで作ってみます。 定規で押しつぶしていきますが、これがかなりの重労働!力がいるので、小さい子供には難しいかな? 約5分後の様子。まだ全然まとまりません…。 さらに押しつぶすこと5分。このような仕上がりに。 やっとまとまってきました!でもまだまだ粒感が残っています。最初にもっと小さく刻んでいればよかったのかも…と反省。 2通りの作り方で、ほぼ同じ時間をかけて作った練り消しの比較です。左側がケシカス出身、右側が刻み消しゴム出身です。
作った分量に違いはありますが、仕上がりの質感が全然違いますね。作りやすかったのは、断然ケシカスから作ったものでした!
興味を示した6歳の息子が、お手伝いに☆
荒々しい刻み消しゴム出身の練り消しを一生懸命こねていました。定規では思うように練れなかったのか、手で直接練っています。でも指先の力が足りなかったようで、「かたい~!」とギブアップ。
小さい子供と一緒に作るなら、ケシカスから作るバージョンにするか、大人があらかじめ柔らかくなるまで作ってから渡してあげるといいのかもしれませんね。
よく伸びる練り消しの作り方
練り消しは、ひたすら練り続けることで柔らかく伸びのいい質感になりますが、ちょっと手を加えることで簡単に、よく伸びる練り消しに変身しますよ☆
1.のりを使う
【作り方】
スティックのりを下敷きやファイルの上でひたすらクルクル!
クルクルさせていると自然に練られていくので、やわらかくなってきます。
その後、ヘラなどを使い、手に取ったらまた練り練り。のりなので、ペタッとする感じはしますが、次第に扱いやすい固さになってきます。
みょ~んと伸びる練り消しを作りたい方は、ぜひお試しください。
【ポイント】
はじめから手や指に取って練り練りして作ることもできますが、たくさん作りたい場合は下敷きやファイルなどを使うのがおすすめです。
最初はくっつきますが、次第に粘着力も落ちてきます。
ふわふわ&柔らかい練り消しの作り方
練り消しは、そのままを無心で練るのもいいですが、柔らかくすることで癒し効果が断然アップ☆
身近なものを基本の練り消しに混ぜるだけで、簡単にふわふわで柔らかい練り消しを作れますよ。
1.絵の具と水を使う
【作り方】
消しゴムの練り消しを水でぬらし、絵具も少量混ぜている練り消し。
すると、とってもやわらかい手触りに!いつもと違う手触りの練り消しを作って楽しんでくださいね♪
【ポイント】
絵の具は少しずつ、仕上がりのかたさをチェックしながら混ぜ込んでいきましょう。
絵の具を混ぜることで柔らかさがプラスされるだけでなく、好きな色にチェンジできるのも楽しいですね♪さらに水に浸しておくことで、しっとりとした柔らかさに仕上がりますよ。
2.スライムを使う
【作り方】
まずはスライムを作り、その後練り消しと混ぜるだけ!動画では100円ショップのねり消しゴムを使っています。
【ポイント】
スライムと練り消しとを均一に混ぜるために、練り消しを伸ばしてできる柔らかい部分を入れ込んでいきます。
スライム自体がふわふわした手触りなので、練り消しが柔らかくなるのもイメージしやすいですよね。
好みの柔らかさになるように、混ぜる比率を調整しましょう。スライム自体も100均の材料で簡単に作れるので、挑戦しやすいですね。
3.修正テープとテープのりを使う
【作り方】
- 基本の作り方で、練り消しを作る。
- 下敷きや机などの平らな面に修正テープを出して、定規で剥がし、刻む。
- テープのりも同じように出して、定規で剥がし、刻む。
- 2と3を混ぜ合わせ、練り消しに混ぜ込んでいく。
【ポイント】
少し手間はかかりますが、剥がした修正テープやテープのりは粉状になるまで細かく刻みましょう。練り消しとの混ざりがよくなり、仕上がりにもっちり感が出ます。
4.ハンドクリームを使う
【作り方】
練り消しに適量のハンドクリームを混ぜるだけ!
最初はホロホロの状態になりますが、練っていくと一塊になってくるので、あきらめずに練り練りしてくださいね。
【ポイント】
作り方動画の2分40秒あたりからハンドクリームを混ぜ込む様子があるので、ここを参考にしてください。
ハンドクリームそのものに香りがついているものだと、練り消し自体の香りもよくなりますよ。
ハンドクリームを混ぜたものは、時間が経っても柔らかさがキープされやすく、かたくなってからの戻りもいいのが特徴です。
自作練り消しの取り扱いポイント
自作の練り消しを長持ちさせたいなら、1日1回は練るようにしましょう。
練り消しは練れば練るほど柔らかくなりますが、放っておくとかたくなってしまいます。
とくに液体のりを混ぜた場合は、忘れずに練ってください。のりの特性上、時間が経つとかたまるので、頻繁に練って柔らかさを保つ必要があります。
また、キレイな色を保ちたいなら、作る時はもちろんのことメンテナンスで練る時にも注意を払いましょう。
道具を使って練る、手袋を着用するなど、手で直接触るのを避けることで練り消しが黒ずむのを防げますよ。
髪にくっついた練り消しの取り方
子供が練り消しで遊んでいるうちに、髪の毛にべったり付いちゃった!取ろうとしても、なかなか取れない…!
大きな塊は手で取れても、隙間に入り込んだものはただ洗っただけでは取れませんよね。
そんな時は、油を使ってみてください。ご家庭にあるサラダオイルやオリーブオイル、バターなど、皮膚に付いても害のない油なら何でもOKです。
方法はとっても簡単☆練り消しが付いた髪の毛に油を馴染ませ、しばらく置きます。
すると練り消しが溶けてくるので、ペーパーなどで優しく拭き取ってください。
あとは、いつも通りシャンプーすれば、キレイになりますよ♪
絨毯やラグに付いた場合も、同様の方法で取れますよ。諦めて汚れた部分を切ってしまう前に、一度試してみてくださいね☆
✳︎✳︎✳︎
練り消し作りは、素朴ながらも子供ゴコロをくすぐるすてきな遊びですし、大人にとっても童心にかえれる癒しの作業です。
今回、筆者も実際に作ってみて、もっと作りたい、実際に手で触れて思いっきり練りたい、と夢中になってしまいました☆
ただ遊ぶだけでなく、絵を描いたり掃除に使ったりと実践的な使い方もできるので、ぜひ挑戦してみてくださいね♪
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