こんにちは。ごっこランド編集部ライターのあらたまです。
子どもたちが家にいる時間が増えて、家の中でできる遊びのバリエーションを増やしたい今日このごろ。
そこで子どもたちと久しぶりにプラバンを作ってみることにしました!
昔は子供のお遊びのイメージだったプラバン作りですが、今ではハンドメイド作品としてクオリティの高い商品が販売されるほどに進化していますよね。
以前のものと比較してできるようになったことのひとつが、色鉛筆での着色。プラバンを色鉛筆で塗ると、豊かな色彩表現ができてとっても素敵に仕上がりますよ♪
今回は、色鉛筆でのプラバン作りの方法やおすすめ商品をご紹介しつつ、実際に100均のプラバンを使って色鉛筆での作品作りに挑戦してみた様子もお伝えします☆
※この記事はPRを含みます。
子供もできる!プラバン作りは色鉛筆がおすすめ
プラバンを色鉛筆で作るのとペンで作るとでは、実はまったく違った仕上がりになります。
塗りの質感がペンで塗ったものとは別物に!
ペンで塗るとぺたっとした印象になりますが、色鉛筆で着色するとふんわりとしたやさしい仕上がりに。
さらに色鉛筆は色の展開数が豊富なので、繊細な色彩表現が可能になります。
少しずつ色が変化していくグラデーションのような表現も作りやすいので、表現の幅が広がりますよ。
子供が取り組みやすい!
色鉛筆は子供自身が園などで普段から使い慣れていることが多く、普段のお絵描きや塗り絵感覚で取り組めるます。
色鉛筆なら服や家具に落ちない汚れがついてしまうような心配もほとんどありませんよね♪
子供が自由に作品作りをしているところに制限をかけたりハラハラしたりすることなく、安心して見守れるのは、親としても嬉しいポイントです。
準備するもの
色鉛筆でのプラバン作りをする時は、以下の材料・道具を準備しましょう。
- プラバン
- 色鉛筆
- マニキュアなどのトップコート
- はさみ、カッターなど(切る道具)
- 穴あけパンチ、キリなど(穴をあける道具)
- 工作板
- マスキングテープ、セロテープなど(固定する道具)
着色後、加熱する過程では以下の道具を使います。
- アルミホイル
- クッキングシート
- トースター
- 熱さから手指を守る道具(わりばし、綿手袋など)
- 平らにするための重し(本など)
こうして完成したプラバンにボールチェーンやパーツなどで加工すれば、キーホルダーやアクセサリーにもアレンジできますよ。
透明プラバンに着色する時の準備
もし昔からあるような透明でツルツルしたプラバンを使う場合はこれらにプラスして「やすり」も用意しておきましょう。
透明のプラバンのような表面がツルツルしたままでは色鉛筆の色がのりません。
そこで活躍するのが「やすり」。プラバンの表面に均一な凹凸を作ることで色鉛筆がプラバン表面の細かいキズに入り込みしっかりと発色するのです。
やすりは200~400番台ぐらいの粗さがちょうどよいです。 まずは表面に凹凸をつける作業から。
写真で変化がわかりやすいように、右半分だけやすりがけをして、左半分はツルツルのままにします。
これがやすりがけをした状態です。削って出た粉がたくさん付いていますね。
できる限りムラが出ないようにまんべんなく、また強く擦りすぎないようにするのがポイントです。
削りカスを、ウェットティッシュなどできれいに掃除します。
右半分のやすりがけをした方は、うっすら白っぽくなっているのがおわかりいただけるのではないでしょうか?
このように磨りガラスのような状態になると、色鉛筆での着色ができるようになります。
「フロストタイプ」ならやすりなしでも色鉛筆OK!
やすりがけは正直ちょっと面倒ですが、「フロストタイプ」のプラバンなら、やすりがけをせずに直接プラバンに色鉛筆で着色できます。
フロストタイプには加熱すると透明になる半透明のものや白い色付きのものなどがあり、仕上がりイメージに合わせて選べますよ。
フロストタイプのプラバンは、セリアやダイソーなどの100均でも手に入れることができます。やすりがけの工程をカットしたい人は一度探してみてくださいね。
色鉛筆でプラバンを作る手順
すでにご紹介したように、色鉛筆でプラバンを作る時は表面をザラザラにしておく必要があります。フロストタイプを使用するか、やすりがけをして色を塗るようにしましょう。
【色を塗る手順】
1.プラバン表面にやすりがけする。(フロストタイプ使用の場合は不要)
2.粉をキレイに掃除する。(フロストタイプ使用の場合は不要)
3.イラストや図案を描き色鉛筆で色を塗る。
プラバンが加熱後縮むことで色が濃くなることを計算し、色は薄めに塗ってOK。
色鉛筆の良さを活かすために、やわらかい色味やグラデーションで塗るなどの工夫をしてみましょう。
ここまでできたら、あとは他の画材で着色した場合と手順は同じです。
【カットして加熱・成形する手順】
5.プラバンを好きな形にカットする。
6.くしゃくしゃにしたアルミホイルを下に敷き、トースターで加熱する。
7.熱いうちにクッキングシートに挟んでから平らなもので押さえて、完成!
最後はコーティング仕上げでキレイに!
色鉛筆で着色したプラバンは、そのままだと触った時にせっかくのせた色が落ちてしまうことも。
そうならないように、もう一手間かけてコーティングしてあげましょう。
なお今回ご紹介する方法は薬品を使っているため、子供だけに作業させるのは危険です。
ママ・パパが代わりにやってあげましょう。
UVレジンを使ったコーティング方法
まず最初は着色・加熱した後のプラバンを、UVレジンでコーティングする方法から。
市販のレジンを着色面に気泡が入らないように薄く塗り、UVライトや太陽光で硬化させます。
しっかり硬化すると、ぷっくりとした艶やかな仕上がりになり、完成度がぐっと上がりますよ。
ただ、レジンでのコーティングには少しコツが必要です。プラバンの表面に汚れや油分があると、そこから空気が入りせっかくのレジンが剥がれてしまうことがあるのです。硬化の際にレジンが縮んでしまい、プラバンの端の方から剥がれやすくなってしまうことも。
それらを防ぐには、木工用ボンドをプラバンの表面に薄く塗り、完全に乾いてからレジンを塗るという方法があります。こうすることで、レジンの密着度が上がり剥がれにくくなります。
また、レジンは油性のものを溶かしてしまう特徴があるため、油性の画材で着色しているとせっかくの絵柄が滲んでしまう場合も……。
そんな時は、スプレー式の水性ニスを塗ってからレジンを塗るという方法が効果的です。水性ニスの層を挟むことで、レジンによる絵柄の滲みを防げるのです。
トップコートを使ったコーティング方法
もっと手軽にコーティングをしたい場合は、ネイル用のトップコートを使用するという方法があります。
トップコートは手持ちのものが家にあるという人も多いでしょうし、100均でも手軽に手に入ります。
塗って乾かすだけなのでとっても簡単ですよ♪
トップコートで塗る場合はプラバンを手で持ったままではキレイに塗るのが難しくなってきます。丸くしたマスキングテープや両面テープをプラバンの裏に付け、下敷きなどに軽く固定してから塗るとやりやすいですよ。
表面だけでなく、切断面までしっかりと塗りましょう。
乾いてから2度塗りすると、より艶やかに仕上がりますよ♪
100均のプラバンで挑戦!色鉛筆を使って作ってみた
油性ペンでのプラバン作成はしたことがあるけれど、色鉛筆で塗るのが初めての筆者。
セリアの半透明フロストタイプ、ホワイトフロストタイプ、半透明ダイカットタイプを使ってのプラバン作成に初挑戦してみました!
フロストタイプならやすりがけいらずで簡単♪
フロストタイプでしかもダイカットタイプのものは色だけ塗ればOK!離れにくいところはカッターで少しだけカットして外します。
薄く塗るのが案外難しい!?濃淡を意識して…
半透明とホワイトのプラバンには、イラストを描いて色を塗っていきます。
加熱して縮むと色が濃くなることを意識して、薄めに塗ってみました。
色が塗れたら、形に合わせてカットしていきます。
はさみで大まかに切って、細かいところはカッター仕上げていきます。
プラバンが割れてしまわないように、慎重に、慎重に…。
グニャグニャになる姿にドキドキしつつ加熱
一度くしゃくしゃにして広げたアルミホイルに色を塗ったプラバンを置いて加熱します。ぐにゃぐにゃになりながら縮んでいく姿、まるで生きてるみたいで面白い♪
動きが止まったら取り出して、クッキングシートとともに図鑑と図鑑の間に挟んで平らにしました。
コーティングして、完成♪
仕上げはつやを出すためにトップコートを使ってコーティングです。
表面だけでなく、フチもしっかり塗っていきます。レジンを使えばぷっくりしてもっとかわいくなりそうです♪
思っていた以上に塗り跡がそのまま出る!
縮んで色が濃くなることはわかっていたものの、雑に塗ると塗り跡がここまで出るのは予想外でした!
鳥は丁寧に塗ったので気になりませんでしたが、四葉はいずれも粗さが…。特に写真右側のホワイトのプラバンは、半透明のものより色がくっきりする分、粗さも目立ちやすくなる傾向にありました。
次作る時は、もっと丁寧に塗ってみます☆
色鉛筆で着色OK!おすすめプラバン6選
やすりがけ不要で色鉛筆で着色できる、おすすめのプラバンをご紹介します。ボールチェーンなどがセットになったものもあり、作る楽しさと使う嬉しさを一気に味わえますよ♪
[ダイソー]プラバン キュコット 半透明フロストタイプB5
B5サイズの半透明なプラバン。色鉛筆でも油性ペンでも絵が描けるフロストタイプなので、仕上がりのイメージに合わせて彩色方法を選べます。
加熱後は約5分の1に縮むので、その変化を見越して色の濃さや大きさを決めてくださいね。
【商品詳細】
プラバン半透明(サイズ182×257mm/0.3mm厚)×1枚
[セリア]クラフトプラバン フロストタイプ 半透明/ホワイト
B5サイズの半透明プラバンとホワイトプラバン。色鉛筆やクレヨンなどで彩色可能なフロストタイプです。
半透明タイプなら透け感のあるクリアな仕上がりに、ホワイトタイプならデザインや塗りの色がくっきり目立つ仕上がりになります。
お好みで使い分けてくださいね。
【商品詳細】
半透明タイプ…プラバン半透明(サイズ182×257mm/0.3mm厚)×1枚
ホワイトタイプ…プラバンホワイト(サイズ182×257mm/0.3mm厚)×1枚
[セリア]ダイカットプラバン フロストタイプ 蝶・鳥
B5サイズの半透明プラバン。
蝶もしくは鳥いずれかのパーツがかたどられており、色を塗るだけできれいな作品になります。厚さ0.2mmのため加熱後の仕上がりも薄く、アクセサリーや数枚を組み合わせる場合のパーツとしてもぴったり。色鉛筆などで濃淡をつけて着色すると美しいグラデーションに仕上がりますよ。
【商品詳細】
プラバン半透明(サイズ182×257mm/0.2mm厚)×蝶もしくは鳥いずれか1枚
[トーヨー]こうさくプラバン すみっコぐらし
人気キャラクター「すみっコぐらし」のかわいいマスコットが作れる、プラバンとボールチェーンのセット。キャラクターの絵柄付きシートは、色鉛筆などで色を塗るだけで簡単にかわいく仕上がります。カットする位置に点線が入っているので、切り取り作業も楽ちんですよ♪
【商品詳細】
プラバン半透明絵柄シート×2枚
プラバン半透明無地シート×1枚
ボールチェーン×2個
対象年齢:6歳以上
[ギンポー]トミカでつくる!プラバンセット
乗り物好きにはたまらない、トミカのチャームが作れるプラバンとボールチェーンのセット。絵柄付きシートは、パトカーや消防車など9種類の乗り物が描かれています。
色鉛筆で好きな色を塗るもよし、現物のカラーを忠実に再現するもよし。好きな色を塗って、自分だけのトミカを作っちゃいましょう☆
【商品詳細】
プラバン半透明絵柄シート×3枚
プラバン半透明無地フリーシート×1枚
ボールチェーン×2個
対象年齢:6歳以上
[ギンポー]プラバン アクセサリーセット スイーツ
スイーツモチーフのかわいいアクセサリーが作れる、プラバンとアクセサリーパーツのセット。
絵柄シートは、はさみを使うことなくイラストを手で取り外せるようになっていてとっても便利です。
ラメ入りのグルーやストーンシールなどで装飾することで、さらに華やかな仕上がりに。図案付き説明書も入っているので、創作の幅がぐっと広がりますね。
【商品詳細】
プラバン半透明絵柄シート×3枚
プラバン半透明無地シート×1枚
ストーンシール×10個
キラリングルー×1個
ボールチェーン×2個
丸カン×15個
ストラップ×2個
留め具×15個
図案付き説明書
対象年齢:8歳以上
* * *
プラバン作りは、色鉛筆で塗ることで繊細な色彩表現が簡単にできるようになります。
普段の塗り絵感覚で色づけできて、プラバンが変化する過程も一緒に楽しめる、親子のおうち時間にぴったりの創作遊びです。
色鉛筆で塗れるフロストタイプのプラバンは100均でも手に入るので、ぜひ試してみてくださいね。
▼関連記事
プラバンの作り方のコツ!きれいに作るには?キーホルダーや立体の作り方も。簡単に作れるキットも紹介
※紹介している商品は、ごっこランドTimesで販売しているのではなく、各サイトでの販売になります。各サイトで在庫状況などをご確認ください。 ※記載の情報や価格については執筆当時のものです。価格の変更の可能性、また、送料やキャンペーン、割引、クーポン等は考慮しておりませんので、ご了承ください。