こんにちは。ごっこランドTimesライターで2児のママのAyako.Oです。
小学生になると宿題とは別に自主学習も課されるケースがあります。筆者の子供の小学校では、「学年×10分」の自主学習を推奨しています。
筆者の娘は小4なので、毎日40分の自主学習が必要に。毎日16時に帰宅し宿題だけでなく自主学習もこなすとなると、時間がかかって結構大変!
習いごと前にバタバタ済ませる日もしょっちゅうです。
このように自主学習の悩みを持つ家庭はわが家だけではないハズ!
そこで本記事では自学ネタの探し方や鉄板ネタについて解説します。簡単にこなせる方法も知っておくと役立ちますよ。ノートも見やすく工夫すれば先生に褒められるかも♪
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自主学習のネタは自由に決めてOK!
自主学習と聞くと「しっかり勉強しなければいけない!」という気がしますよね。先生や日により「今日の自主学習は◯◯すること」など指定される場合もありますが、指定がなければ自学のネタは子供が自由に決めていいんです。
筆者の子供の小学校では、自主学習は「わくわくメニュー(ネタは何でも自由)」と「ばっちりメニュー(授業内容に関するもの)」に分けられます。日により「わくわく・ばっちり両方1ページずつ」と指定されたり、「好きな方を◯ページ」と自由だったりします。筆者の娘はわくわくメニューだとがぜんやる気に!嬉々として温めておいたネタに取り組みます。
このように「自主学習はすごいネタにしなければ!」と構える必要はありません。自主学習に大切なのは、子供が楽しく学べること。自ら進んで取り組める内容をテーマにしてみてください。
自主学習ネタの探し方・決め方
「自主学習のネタ」というと何だか大ごとにも聞こえますが、じつは身の回りにたくさんあふれているんですよ。自学ネタを決める方法について解説します。はじめのうちは子供がまだ1人でネタを探せないことも。そのときはママパパも手を貸してあげてください。
自分の好きなこと・興味のあることから探す
子供が楽しく自主学習に取り組むには、好きなことや興味のあることからネタを探すとスムーズです。内容は食べ物やアニメ、生き物、スポーツなど何でもOK!まずは子供が好きな項目をノートに書き出すことから始めましょう。
たとえば白いごはんが好きなら、お米をテーマにするのもおすすめ。次のように自主学習へ発展させます。
「なぜ日本はごはんをたくさん食べるんだろう?」
→「世界の人もお米を食べているの?」
→「お米が主食の国を調べてみよう!」
もし子供が自学ネタへうまく発展させられなければ、ママパパが誘導してあげてください。「よその国の人もごはんを食べているのかな?」など、ヒントを出してあげると子供も考えやすくなります。
ほかにも「好き」から発展させられる自学のネタはたくさん!自分は何が好きか、何に興味があるのかあらためて考えてみましょう。
- 飼っているペットについて
- 好きな料理はどこの国のもの?
- よく買うお菓子の作り方
- ぎょうざの皮をきれいに包む方法
- 好きな給食のメニューランキング
- いつもの遊びに正式なルールはある?
- 好きな歴史上の人物について
- 習っているスポーツを漢字で書くと?
- 毎週観ているアニメについて
筆者の子供たちは一時期とあるアニメに夢中になっていたのですが、作中に化学薬品や鉱物が多く登場しました。小4の娘はそれを自主学習の切り口にし、地球の組成について調べたり、元素の周期表を写したりしていました。まだしっかり理解できる内容ではありませんが、理科への興味が深まったようです。
「なぜ?」の見方で1日を過ごしてみる
自主学習のネタはふだんの生活にも隠れています。家・学校のまわりにあるものや、友だちと遊んでいるときなど、「これはなぜこうなの?」という見方で物事を見てみましょう。少し意識してみると、さまざまな「なぜ?」が浮かんできますよ。
テレビのニュースやクイズ番組の問題、歴史ドラマにも、自学ネタのヒントが隠れています。小学生向けの新聞をチェックするのもいいですね。「なぜ?」と疑問が浮かんだらノートやメモに書き出し、そこから掘り下げてみましょう。
- 早寝早起きするとなぜ健康にいいの?
- なぜ6月に雨が多いの?
- 同じ時間でも夏より冬の方が暗いのはどうして?
- 晴れと曇りの境はどこ?
- 台風はほかの国にもあるの?
- なぜ花火はきれいなの?
- 白い砂糖と茶色い砂糖は何が違う?
- なぜ野菜もしっかり食べなくてはいけないの?
- ネコはなぜ高い所が好きなの?
- 正座をするとなぜ足がしびれるの?
- 血液型ってどうやって決まるの?
- なぜ爪は伸びるの?
今までの経験を振り返ってみる
ふだんの習いごとや過去の旅行先、レジャーでの体験など、今まで経験したことから自主学習ネタに発展させるのもひとつの方法です。とくに習いごとは日常に根づいているため、自学ネタにしやすくおすすめ。スポーツを習っているならその歴史や有名な選手、プロが取り入れている練習方法など調べると日々の練習に生かせますね。
旅行やレジャー関連なら、その土地に関することを調べてみましょう。旅行先の名産や人口、出身の有名人などまとめると、次にその土地に旅行したときにいっそう楽しめそうです♪
- サッカーのリフティングが上達する練習法は?
- 有名なピアノ作曲家と代表曲の紹介
- 得意なお手伝いランキング
- 自分の地域と旅行先の沖縄は全然暑さが違った!
- 日本の積雪量TOP5は?
- 旅行先で初めて食べた名物料理について
- 日本は夜なのにアメリカは朝だった!
- 世界ではどのようにお正月を祝うの?
【小3・小4向け】自主学習におすすめのネタ33選
ここからは学年別におすすめ自学ネタを具体的に紹介します。まずは小3・小4の中学年から。
小3・小4になると算数や国語の授業がグッと難しくなります。九九や筆算、漢字など、あいまいな部分があるなら自主学習でしっかり定着させましょう。小3ではそれまでの生活科から理科・社会に変わります。どちらも初めは身近なことを学習するため、子供も取り組みやすい自学ネタがたくさんありますよ。
国語の自主学習ネタ
国語なら新しく習った漢字や語句、ことわざなどを自学ネタにするのがおすすめです。教科書に登場したものを書き出してみましょう。漢字なら送り仮名も忘れずに。その漢字を使って文章を作ったり、熟語を調べたりするとより理解を深められます。
ことわざや慣用句など語句の問題は、慣れるまで苦手意識があるかもしれません。「いかにおもしろい慣用句を見つけられるか」など、楽しく取り組めるよう工夫してみましょう。
- ことわざの意味を調べる
- 慣用句を調べる
- 単語を敬語に直す
- 反対の言葉(対義語)を集める
- 漢字の成り立ちを調べる
- 同じ部首の漢字を集める
算数の自主学習ネタ
小3・小4の算数なら計算問題がおすすめです。計算問題は算数の基本なので、くり返し学習して身につけましょう。九九がまだあやふやなら九九の復習も効果的。キログラムやセンチメートルなどの単位も今後どんどん登場します。ミリメートル⇔センチメートル⇔メートルの換算など、今のうちにしっかり定着させておくと安心です。
- 九九を復習する(復唱する、計算問題を解く)
- 九九の表から割り算の問題を考える
- 数を分解して計算する(29=9+8+6+4+2など)
- かさや重さ、長さの単位を復習する
- コンパスで円をたくさん描く
- 図形の性質をまとめる(「三角形は角が3つ」「直方体は辺が12本」など)
理科の自主学習ネタ
小3から始まる理科の学習。植物の観察や昆虫の体のしくみなど初めは身近なテーマが多いため、自学ネタにおすすめです。生き物の絵を描くのが難しければ、教科書やドリル、図鑑などをコピーして使う方法もありますよ。
- 昆虫とそのほかの虫を分ける
- 植物の花や種を観察する
- 季節による動物の生活をまとめる
- 磁石につくもの・つかないものを調べる
- 夏・冬の星座を観察する
- 月の満ち欠けを調べる
社会の自主学習ネタ
社会もはじめは身近な事柄について学習するため、自学ネタにしやすくおすすめです。野菜・肉などスーパーに関することや、家の近くの施設についてなど、ふだんの生活から自学ネタを探してみましょう。
- スーパーで買った野菜の産地を調べる
- 地域のゴミ処理場の場所を調べる
- 地図記号をまとめる
- 都道府県や県庁所在地を覚える
- 地域の名産や伝統について調べる
- 警察署・消防署で働く人たちの仕事をまとめる
その他の自主学習ネタ
主要4教科以外にも自学ネタはたくさん!小3から英語の授業が始まるなら、英語に親しめるよう自主学習にも英語を取り入れてみましょう。ローマ字や英単語を学習するほか、世界の人々の暮らしに目を向けるのも面白そう。
日常生活の事柄はそのまま家庭科の自学ネタにつながります。道徳や総合の学習として福祉に目を向けると、福祉の話題への関心が高まりそうです。
- ローマ字を練習する
- 世界の国旗を調べる
- 行ってみたい外国について調べる
- かんたんな料理を作ってレシピ風にまとめる
- 丸い餅と四角い餅の地域分布を調べる
- 家にあるユニバーサルデザインを探す
- かんたんな手話を覚える
- 車のナンバープレートで四則計算する
- パソコンのキーボードに触れてみる
【小5・小6向け】自主学習におすすめのネタ33選
高学年になると中学校生活が少しずつ視野に入り始めます。中学校では自主学習の習慣がますます重要になるため、小5・小6のうちに定着させましょう。
また自分でノートをまとめる作業も中学校での学習につながります。自主学習では単に問題を解くだけでなく、見やすいノート作りも意識しましょう。見出しを入れたり色をつけたりしてノートを工夫すれば、先生に褒めてもらえるかも。
国語の自主学習ネタ
小5・小6の国語もやはり漢字や語句が重要です。新出漢字はもちろん、小3・小4で習った漢字もしっかり習得しておきましょう。四字熟語や故事成語、慣用句は中学校でも学習します。百人一首や俳句など、有名な作品を暗唱するのもおすすめです。
- 画数の多い漢字を集める
- 同音異義語を調べる
- 故事成語の意味を調べる
- 俳句・短歌を作る
- 百人一首を暗記する
- 最近読んだ本を紹介する
- 小学生新聞の感想を書く
子供新聞を活用して、感想を書くなどもおすすめです。
読売KODOMO新聞は月額550円で利用でき、イラストや図解も豊富で子供にとっても読みやすいですよ。
算数の自主学習ネタ
かけ算・割り算の筆算は中学年で習いますが、小5・小6ではより正確な計算力が求められます。計算ミスが多いと中学校の学習にも響いてしまうため、計算ミスが多いなら自主学習でミスを減らしましょう。必要なら前の学年に戻って復習すると確実です。
面積や体積、割合など小5・小6では公式もどんどん登場します。図形の問題なら作図の正確さも大切。ふだん雑にノートを取ってしまっているなら、自学を機にていねいに図を描くように心がけましょう。
- 計算ドリルで筆算の問題を解く
- 前の学年の不安な単元をドリルで復習する
- 面積・体積の公式をまとめる
- 図形の展開図を描く
- 乗り物の速さを調べる
- 身近な割合を求める(買い物の◯%引きなど)
理科の自主学習ネタ
小5・小6になると理科の実験が多くなります。授業でやった実験を自主学習で振り返ると、より知識が定着します。実験の目的、必要な器具や装置、手順、結果などをノートにまとめましょう。結果について自分なりに考察すると、より理解が深まります。
理科にはヒトの体のつくりや天気の移り変わり、光の性質など日常にまつわる内容もたくさん。光なら懐中電灯を使う、紫キャベツの煮汁で酸性・アルカリ性を調べるなど、家庭でできるおもしろい実験もありますよ。
- 習った実験を振り返る
- 雲の形について調べる
- 太陽の位置と季節の関係を調べる
- ヒトの体のつくりをまとめる
- 金属による性質の違いをまとめる
- 家にある酸性・アルカリ性の物質を調べる
社会の自主学習ネタ
小3・小4の社会は住んでいる地域に関連する単元をメインとしていましたが、小5・小6になると日本全国の地理や歴史も登場します。都道府県は自学ネタの宝庫!県庁所在地や地形、名産について調べるなど、旅行気分で楽しく取り組めそうです。
また歴史ドラマの内容について調べるのもおもしろいですね。ニュースで観た内容をノートにまとめると、時事ニュースに関心をもつきっかけになります。
- 日本の主な山脈・河川を書く
- 資源の産地TOP3を調べる
- 大河ドラマの登場人物についてまとめる
- 住んでいる町の今と昔の違いを調べる
- 昔の人の暮らしについてまとめる(食事・家事など)
- ニュースで観た時事ネタについて意見を書く
その他の自主学習ネタ
小3・小4同様に英語や家庭科なども自学ネタになります。英単語の書き取りだけでなく英作文にも挑戦してみましょう!日本に関する豆知識やご当地ネタもいいですね。先生に褒められるネタとして、おもしろい雑学を披露するのも◎。
- 食べ物や曜日などの英単語を書く
- 簡単な英文を書く
- 世界の「こんにちは」を書く
- さまざまな世界大会の対戦国について調べる
- 賞味期限と消費期限の違いを調べる
- 博物館・科学館に行き発見したことをまとめる
- 地域ごとの出汁の違いを調べる
- 日本人に多い・少ない名字TOP10!
- 自分が政治家になったら実現したいことを書く
すぐにできる!簡単な自主学習ネタ35選
最近の小学生はいろいろ忙しいもの。10分程度で簡単にできる自学ネタをいくつか知っておくと便利です。どの科目でも簡単にできる自学ネタといえば授業の復習です。教科書やプリントなど、すでにやったものをもう一度解いてみましょう。
また「テストを返された日は自主学習で間違えた問題を解き直す」と決めておくのもおすすめです。テスト直しなら学習効果が抜群!その日の自学ネタを考える必要もなくなります。
習いごとの多くは曜日が決まっていますよね。「毎週◯曜日はこの自学ネタにする」などあらかじめパターン化しておくと、時間がなくてもサッと取りかかれそうです。
国語の簡単な自主学習ネタ
国語で簡単にできる自学ネタといえば漢字ドリルです。新出漢字はどんどん増えるため、以前習ったものは忘れてしまいがち。時間がないときこそ漢字ドリルで復習しましょう。
教科書の語句のおさらいや音読も簡単に取り組めます。読解力アップのために本を読むのもおすすめです。
- 新出漢字の書き取りをする
- 習った漢字で文章を作る
- 語句の意味を調べる
- 百人一首を書き写す
- 教科書を音読する
- 読書をする
算数の簡単な自主学習ネタ
どの教科も授業の復習が必要。とくに算数は復習が大切です。教科書の公式を写す、ドリルの問題をもう1回解くなど、自主学習でおさらいしましょう。現在学習中の単元もいいですが、少し前に習った範囲を解き直すと、より復習効果がアップします。
また計算力は何年生でも必要なため、100マス計算でくり返し復習すると◎。100マス計算の表はインターネットからダウンロードできるため、まとめて印刷しておくと便利です。
- 教科書の問題をもう一度解く
- 少し前にやった計算ドリルを解き直す
- 100マス計算をする
- 市販の問題集を解く
- 身近なものの長さや体積など調べる
- 車・自転車・歩行者のスピードを調べる
理科の簡単な自主学習ネタ
理科の自主学習をスムーズに済ませるには図鑑がおすすめです。植物や恐竜、宇宙など好きな分野について、図鑑で調べたことをノートにまとめましょう。
雲や月の形など、その日の空模様を記録するのも自主学習になります。天体図や生き物の絵など、描くのが大変なら教科書をコピーすると簡単ですよ。
- 好きな生き物について図鑑で調べる
- 哺乳類・は虫類・魚類など生き物を分類する
- 太陽の位置や方角、傾きを調べる
- その日の月の形を調べる
- 雲の形から次の日の天気を予想する
- 硬貨や食器など身近なものの原料を調べる
社会の簡単な自主学習ネタ
簡単な社会の自主学習なら、教科書や資料集を読むのがおすすめです。日本や世界に関することなら白地図を活用しましょう。自分で一から地図を描くと時間がかかって大変ですが、白地図をダウンロードまたはコピーすれば手軽。
また歴史を学ぶのは高学年からですが、学習まんがなら小3・小4にもおすすめ。楽しみながら歴史に触れられますよ。
- 社会の教科書や資料集を読む
- 都道府県名や世界の国名を書く
- 新聞の一面の見出しを書き出す
- 歴史や伝記など学習まんがを読む
- 昔の元号を調べる
- 似ている国旗を集める
その他の簡単な自主学習ネタ
簡単にできる自学ネタはほかにもたくさん!週末のできごとを日記に書くのは毎週の定番にできます。食べ物の旬を調べたり国旗を描いたりなどの作業は、毎回少しずつ取り組めばシリーズ化できますね。楽器を習っているなら音楽ネタも自主学習におすすめです。
- 日記を書く
- タイピングを練習する
- プログラミングする
- 楽譜の音楽記号をまとめる
- 世界の国旗を描く
- 日本の祝日と由来をまとめる
- 今日は何の日か調べる
- 自分が産まれた年のできごとを調べる
- 気になる新聞記事を切り抜く
- 旬の野菜を調べる
- SDGsについて身近なことを書く
***
自主学習のネタは少し意識すれば身近にたくさんあるもの。授業の内容を定着させたり、好きなものを突き詰めたりと、子供が積極的に取り組めるネタを探してみましょう。市販のドリルや無料の学習サイトも自主学習に便利です。ノートを見やすく工夫すれば、きっと先生に褒められるはず!
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