こんにちは!保育士として乳児クラス・幼児クラスを担任してきた、ごっこランドtimesライターのAkariです♪
邪気を払い福を呼び込む「節分」は子供たちが楽しみにしているイベントの一つ。豆まきにはりきっているお子さんも多いのでは無いでしょうか。
より子供たちが楽しめるよう、次の節分はお面を手作りしてみてはいかがでしょうか?節分には欠かせない鬼のお面も、ひと工夫して手作りすることで親子のすてきな思い出に。楽しい製作のポイントは、月齢に応じた工程を設定すること。無理なく自分でできることをひとつひとつ積み重ねることで、完成したときには大きな達成感も味わえます。
さまざまな子供たちを保育してきた経験から、月齢ごとの発達も踏まえておすすめの鬼のお面製作アイデアをご紹介します!
節分にぴったり!鬼のお面を手作りしよう
かつて節分とは、1年の始まりとされる春の兆しが見え始める季節に、みんなの健康や幸せを願うものでした。今では1年の始まりはお正月とされていますが、豆まきや恵方巻などは節分の風習として大切にされています。
親子で節分により親しみを持てる簡単な方法は、鬼のお面を手作りしてしまうこと!
牛乳パック・紙皿といった身近なものを使う方法や、月齢に応じて子供が楽しく取り組める方法など、アイデア次第で作り方は無限大!お面素材をダウンロードできるサイトもあるので、工夫しながらお面作りを楽しんでみてください♪
鬼のお面製作は年齢や発達に合わせて工程を考えよう
製作あそびでは、子供の年齢や発達に合わせた工程にすることがポイント。「自分でできた!」の気持ちは自信になり、新しいことに挑戦したい気持ちも育みます。作ることを楽しみながら、じつは心の成長にも繋がっているんですよ。
2歳児〜
2歳児は指先でつまむことを経験し始めます。クレヨンでなぐり描きをしたり、大きなシールを貼ってみたり。指先の運動を経験しながら、製作あそびの楽しさや面白さを知っていく時期です。
お面作りでは、なぐり描きを鬼の髪に見立てたり、鬼の目をシールで表現したりする方法がぴったり!
3歳児・4歳児〜
3・4歳児になると、目と手足の連動がうまくなることで、思い描いたものを少しずつ表現できるように。線に沿って切ったり、目的を持ってパーツを貼ることを楽しみ始める時期です。
お面作りでは、ママやパパが下書きした画用紙を自分で切り、口やツノといった顔のパーツを自分で考えた好きな場所に貼るなどがおすすめです。
5歳児・6歳児〜
5・6歳児は指先や手首をより器用に使えるようになっていきます。「ちょっと難しい」が大好物のこの時期は、ハサミを使ったり細かい作業を楽しみながら、ほとんど1人で作品を完成させることも!
お面作りでは、顔の色から表情まで自分で決めたり、髪の毛1本1本を毛糸で表現したりと、自分でこだわって作る部分を持たせるとさらに楽しめます。
鬼のお面を紙皿で製作
紙皿の大きさと形をいかして、手軽に鬼のお面が作成できます。
必要な材料・道具
材料
- 紙皿
- 折り紙
- 黄色の画用紙
- 花紙
- 輪ゴム
道具
- キリ
- ハサミ
- のり
- クレヨン
- 穴あけパンチ
作り方
好きな色の折り紙をちぎって紙皿に貼り、鬼の顔のベースを作ります。隙間があってもOK!ビリビリちぎる感触を楽しむことも、立派な製作あそびです。 紙皿に目となる穴を開けます。お面をつける人の顔を確かめながら場所を決め、はさみで穴を大きくします。キリを使うので、ここは大人が準備しましょう。 黄色の画用紙を三角形に切って貼り、ツノを作ります。ハサミを自分で使えるようであれば、ママやパパに見守られながらチャレンジしてみてもいいですね。クレヨンで書く模様も自由に表現してみてください。 鬼の髪は花紙をクシャクシャにして貼ります。1歳児でも感触あそびのひとつとして楽しめる工程です。 最後に穴あけパンチで両端に穴を開け、輪ゴムを通せば完成!
鬼のお面を画用紙で製作
自由度の高い画用紙なら、こだわりの鬼のお面も作成できます。
必要な材料・道具
材料
- 画用紙
- 両面テープ
- 割りばし
- テープ
道具
- 鉛筆
- ハサミ
- クレヨン
作り方
画用紙に鬼の輪郭となる形を下書きし、切り取ります。顔のパーツは両面テープを活用すれば、1歳児・2歳児でも貼ることを楽しめますよ。 なぐり描きは鬼の髪に!あらかじめ切り取っておいた画用紙に描いても、描いた画用紙を切り取ってもOK!今しか描けないすてきな作品になります。 今回のお面は割り箸タイプ。簡単に持って顔に当てられるよう、しっかりとテープで留めます。目の穴を開けるタイプと比べ、より手軽に使えるお面に。
牛乳パックで作る鬼のお面
牛乳パックの廃材を活用すると、丈夫な鬼のお面が作成できます。
必要な材料・道具
材料
- 牛乳パック
- 画用紙
- 輪ゴム
- コピー用紙
道具
- ハサミ
- 鉛筆
- のり
- 色鉛筆
- 油性ペン
- カゴや壁など、デコボコしているところ
- ホチキス
作り方
4面に開いた牛乳パックの、中央2面を残すように鬼の顔の輪郭をとります。頭に巻く左右の部分を残し、鉛筆で形を下書きしたらハサミで切り取ります。
牛乳パックの形に合わせて画用紙を切り取り、貼り付けます。
鬼の髪はフロッタージュという技法で表現。デコボコ面にコピー用紙を乗せて色鉛筆でこすることで、模様が浮き出てきます。
おうちのなかで、「こんなところにデコボコ発見!」という新しい楽しみも生まれそうです。 髪を好きな形に切って貼り、画用紙や油性ペンで顔のパーツを作ります。ペンを握る力加減が難しくペン先が潰れるようであれば、クレヨンやベビーコロールでも◎ 両端を繋ぐようにホチキスで輪ゴムを止めれば、サイズ調整も可能なお面の完成♪< br> 頭にかぶる形なので、視界をさえぎられることなく安全に楽しめます。
牛乳パックは制作遊びで大活躍の素材。鬼のお面だけでなく、コマやパズル、車だって作れるんです◎ぜひ親子で牛乳パック工作を楽しんでくださいね♪
鬼のお面素材が手に入る!おすすめダウンロードサイト3選
素材のダウンロードサイトを利用すれば、鬼のお面作りにもさらに気軽に挑戦できます。ぜひ、好きなテイストのイラストを見つけて楽しんでみてください♪
ちびむすドリル
ちょっぴり怖い表情の鬼たち。塗り絵用に色が入っていないものもあるので、自分で好きな鬼を作れます♪
作り方が詳しく説明されているので、ひとつひとつ迷わずに進めていける点もうれしいポイント。漢字にはふりがなも振られている親切な配慮は、幼児向け教材サイトならでは。
Creative Park
こちらはかわいい小鬼のイラスト。小さな子供ともいっしょに楽しめそうなやわらかいタッチは、はじめての節分にもおすすめです。
製作時間目安はおよそ30分。プリンターメーカーとして推奨用紙も示されているので、質の高いお面が作れます。推奨用紙を用いて作成すれば見た目も美しく丈夫な仕上がりに。
ツクルト
段ボールで作る鬼のお面用の型紙。印刷環境に応じて選べるA4サイズとA3サイズでご紹介。カッターの選び方や段ボールの「目」の扱い方など、段ボール工作初心者にとって心強い情報が豊富に掲載されています。
工程数は多いですが、本格的な段ボールのお面はパパもいっしょに家族みんなで挑戦してみる価値あり!
鬼のお面はECサイトでも購入できる!
ここまで手作りの鬼のお面をご紹介してきましたが、もちろん市販のお面もあります。販売の形は幅広く、全身で鬼に変身できるセットから、手軽に購入できるお面だけのものまで。子供の成長やその年の気分に合わせて、欲しいタイプを選んでみてください♪
本格セットで鬼そのものになりきる!
鬼のお面に加え、鬼パンツにこん棒、ウィッグまで!全身に身に着けることで、より本格的に鬼になりきることができます!わが家にこんな鬼がやって来たなら、子供にとっても忘れられない1日になりそうですね。
今年の節分は思い切り楽しむと決めたなら、持っておきたいアイテムです。
お面だけでも、市販のものであれば高クオリティ!
お面だけでも、節分の雰囲気は十分味わえます!金色のツノや目・口元は、それだけでも迫力のある強そうな鬼に見えます。
頭の後ろには、ゴムをサイズ調整できるコードストッパー付き。豆まき中に顔からすぐに外れてしまうことを気にせずに、親子で思い切り盛り上がることができます♪
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鬼のお面を作っても、かぶっても、全身で鬼に変身しても楽しい節分。今年の節分は、お面作りを通して、自分で作る面白さを味わう機会にしてみてはいかがでしょうか。
自作のお面で季節の区切りである行事に親しみながら、今年の健康や幸せを願うのもいいかもしれませんね。
※紹介している商品は、ごっこランドtimesで販売しているのではなく、各サイトでの販売になります。各サイトで在庫状況などをご確認ください。 ※記載の情報や価格については執筆当時のものです。価格の変更の可能性、また、送料やキャンペーン、割引、クーポン等は考慮しておりませんので、ご了承ください。