こんにちは!千葉県出身、ごっこランドTimesライターのくずうままです。
陣地取りやケイドロ、ドッチボールなど。チーム戦をするような遊びでは、じゃんけんではなく、グーとパー「グッパー」を使ってチーム分けをしている人が多いと思います。
筆者が子供のころは「グっとパーでわかれましょ」を使うか、「グットッパ」で素早く決めるのが主流でした。ほかにも、「グッパー」「グッパージャス」「グッチッパ」といった掛け声も耳にしますが、果たしてどこの地域にも通じる掛け声はあるのでしょうか。
そこで今回は「グッパー」の“謎”を知るために、知育アプリ「ごっこランド」で全国のママ・パパにアンケート調査を実施しました!地域ごとの掛け声を紹介するほか、おあいこのときの掛け声や「グッパージャス」をはじめとした特徴的な掛け声についても紹介するので、興味のある人はぜひ参考にしてください。
グッパーの地域差がすごすぎる!全国の掛け声を調査!
知育アプリ「ごっこランド」でママ・パパに行ったアンケートによると、全国で最も多く使われていたのが「グっとパーでわかれましょ」の掛け声でした。
また、今回のアンケート結果で明らかとなったのは、地域によって掛け声に傾向があったり、ほかの地域では見られないようなその地域ならではの言い方もあったりするということ。驚くほど多種多様な掛け声があるとわかりました。ここからは、全国の掛け声を地域ごとに紹介していくので、バリエーションに富んだグッパーの掛け声を一緒に見ていきましょう。
※アンケート調査で「やったことがない」との回答は、下記一覧から省いてあります。また、残念ながらアンケート調査の回答を得られなかった秋田、徳島、香川、和歌山の計4県も一覧から除いているのでご理解ください。
北海道
ぐっとぱーであった人
グッチッパーであったひと
グーとパーであった人
グーッパッ
グっとパーでわかれましょ
グッチーグッチーグッチッチ
グッチッパ
グっとパーでわかれましょ, グットッパでほい
「ごっこランド」のアンケート調査によると、北海道では「グっとパーでわかれましょ」が多く使われているほか、「グーとパーであった人」も多いという結果になりました。「グーとパーであった人」を使うケースはほかの都道府県の回答にはないことから、北海道ならではの掛け声なのかもしれませんね。
東北地方
【青森(あおもり)】 グーノッパ
【岩手(いわて)】 グっとパーでわかれましょ
【宮城(みやぎ)】
グっとパーでわかれましょ
グーッパッ
グットッパ
【山形(やまがた)】 グーッパッ
【福島(ふくしま)】
グっとパーであえばいい
グーッパッ
東北地方でも、やはり「グっとパーでわかれましょ」は多いようですが、山形と福島の「グーッパッ」はほかの地方の回答では見られなかったことから、東北地方特有の掛け声と言えるかもしれません。
宮城では「グっとパーでわかれましょ」であいこになった際に、「グーッパッ」「グットッパ」と、違った掛け声を続けていく方法もあるようですね。
また、全国の中でも特に珍しいのが青森の「グーノッパ」。皆さんはこの掛け声を聞いたことがありますか。今回の調査においては、ほかの都道府県の回答では見られなかったので、青森県特有と言えるのではないでしょうか。
関東
【茨城(いばらき)】
グっとパーでわかれましょ
グッとパーで別れっぺ
【栃木(とちぎ)】 グっとパーでわかれましょ
【群馬(ぐんま)】 グっとパーでわかれましょ
【埼玉(さいたま)】
グっとパーでわかれましょ
グーッパッ
グっとパーであえばいい
グーとパーのわかれっこ
グッパージャス
ジャカジャカジャンケン
グーとパーで多い勝ち
【千葉(ちば)】
グっとパーでわかれましょ
グットッパ
グーッパッ
グっとパーであえばいい
グッパーグッパー
グッパッパ!
グッとっパーでグッとッパ
グッパでくんでももんくなし
グッパージャス
グッチッパ
グーパーしょ
グッパーグッパーグッパーじゃん
グットッパでほい
アイラッセ
うーららおーもーて
グッチーグッチーグッチッチ
グッとパでそろい
グッパであわせ
グーとパーのわかれっこ
【東京(とうきょう)】
グっとパーでわかれましょ
グッパーグッパー
グッパッパ!
グットッパ
アイラッセ
うーららおーもーて
グーッパッ
【神奈川(かながわ)】
グっとパーでわかれましょ
グッパージャス
グッパーグッパーグッパーじゃん
グっとパーであえばいい
ぐっぱでわかれましょ
グッチッパ
グットッパ
グーッパッ
グッパーグッパー
グッパッパ!
グッとっパーでグッとッパ
グッパでくんでももんくなし
グッパージャス
グーパーしょ
グットッパでほい
アイラッセ
うーららおーもーて
グッとパでそろい
グッパであわせ
グーとパーのわかれっこ
「グっとパーでわかれましょ」は、今回の調査の結果全国で最も多かったのですが、関東のどこの地域でもまんべんなく使われていることが分かります。また、関東ではあいこの掛け声がたくさんある様子が見て取れます。覚えるのは大変そうですが、掛け声だけでも楽しい雰囲気が伝わってきますね。
千葉と東京、神奈川では「グットッパ」が多く使われており、実際に「グットッパ」を使っていた筆者としては、ちょっぴりうれしい気持ちになりました。
ほかにも、東京の「アイラッセ」「うーららおーもーて」、茨城の「グッとパーで別れっぺ」、埼玉の「グッパージャス」など、際立った特徴のある面白い掛け声が多く見られました。
中部
【新潟(にいがた)】
グーッパッ
グっとパーであえばいい
グッパーグッパー
グッパッパ!
グッとっパーでグッとッパ
グッチッパ
グーパーしょ
グットッパでほい
グットッパ
グっとパーでわかれましょ
【富山(とやま)】 グっとパーでわかれましょ
【石川(いしかわ)】 グっとパーでわかれましょ
【福井(ふくい)】 グっとパーでわかれましょ
【山梨(やまなし)】
グっとパーでわかれましょ
グッパでくんでももんくなし
グットッパでほい
グッパであわせ
【長野(ながの)】
グッパでくんでももんくなし
グっとパーでわかれましょ
【岐阜(ぎふ)】
グッパでくんでももんくなし
グッパージャス
グッチーグッチーグッチッチ
チームジャン
【静岡(しずおか)】
グっとパーでわかれましょ
グッパーでわかれましょ
【愛知(あいち)】
グっとパーでわかれましょ
グーッパッ
グッパであわせ
グットッパ
グッドパーでそろい
グーッパッ
アイラッセ
グっとパーであえばいい
グッパーグッパー
グッパッパ!
グッとっパーでグッとッパ
グッパでくんでももんくなし
グッパージャス
グッチッパ
グッパーグッパーグッパーじゃん
グットッパでほい
うーららおーもーて
グッチーグッチーグッチッチ
グーとパーのわかれっこ
中部地方でも「グっとパーでわかれましょ」が一般的でしたが、「グッパでくんでももんくなし」という中部地方ならではの掛け声も見られました。
岐阜では「グッチーグッチーグッチッチ」「チームジャン」と、特徴的な掛け声も。
愛知では「あわせ」のフレーズが多く見られたのに加え、ほかの地域でも使われていた「グットッパ」「グーッパッ」や、珍しい「アイラッセ」「グットッパでほい」なども使われているようで、バリエーションに富んでいます。
関西
【三重(みえ)】 グっとパーでわかれましょ
【滋賀(しが)】
グーパーしょ
グっとパーでわかれましょ
グットッパ
【京都(きょうと)】
グっとパーでわかれましょ
グッパでくんでももんくなし
グッパーグッパー
グッパッパ!
【大阪(おおさか)】
グっとパーでわかれましょ
グーとパーで会った人
グっとパーでわかれましょ
グッパーでわかれんめし
ぐぱでじゃんけんぽんー
グーッパッ
グットッパ
グっとパーであえばいい
グーパーしょ
グッパーグッパーグッパーじゃん
グッとパでそろい
グッパであわせ
グッパーグッパーグッパでわかれましょ
【兵庫(ひょうご)】
グっとパーでわかれましょ
グッパーグッパー
グッパッパ!
グットッパでほい
グーッとーッパ
グッパーでわかれましょ
【奈良(なら)】 グっとパーでわかれましょ
関西では「グっとパーでわかれましょ」のほかに、地域によっていろいろな掛け声が使われている傾向にあるようです。
京都と兵庫で使われている「グッパーグッパー、グッパッパ!」。とてもリズミカルな掛け声なので、実際に使ってみるのもおすすめですよ♪
そして関西の中でも珍しいのが、滋賀の「グーパーしょ」、大阪の「ぐぱでじゃんけんぽんー」。ほかの地域にはないオリジナルの掛け声がユニークですね。
また、京都の「グッパでくんでももんくなし」は中部地方のアンケート調査で多く見られた掛け声です。これらの県の地理的な近さが影響しているのかもしれません。
中国・四国
【鳥取(とっとり)】
グーとパーのわかれっこ
グッとパーでわかれましょ
【島根(しまね)】 グッチッパ
【岡山(おかやま)】
グっとパーでわかれましょ
グッパーでわかれましょ
【広島(ひろしま)】
グっとパーでわかれましょ
グッパーグーパーグーパーよ
【山口(やまぐち)】 グっとパーでわかれましょ
【愛媛(えひめ)】 グーとパーのわかれっこ
【高知(こうち)】
グッパーグッパー
グッパッパ!
中国・四国地方では「グっとパーでわかれましょ」を使うのが大半のよう。
愛媛は「グーとパーのわかれっこ」が使われています。高知の「グッパーグッパー、グッパッパ!」なども遊びを盛り上げるのに一役買いそうですね。
九州・沖縄
【福岡(ふくおか)】
グっとパーでわかれましょ
グッチッパ
グかぱーでわかれましよう
【佐賀(さが)】
グっとパーでわかれましょ
うーららおーもーて
グッとパでそろい
グッパであわせ
【長崎(ながさき)】
グーッパッ
うーららおーもーて
【熊本(くまもと)】 グっとパーでわかれましょ
【大分(おおいた)】 グっとパーでわかれましょ グッパであわせ グッとっパーでグッとッパ
【宮崎(みやざき)】 グっとパーでわかれましょ
【鹿児島(かごしま)】 グっとパーでわかれましょ
【沖縄(おきなわ)】 グっとパーでわかれましょ
やはり、九州や沖縄でも「グっとパーでわかれましょ」がポピュラーな掛け声のようです。
長崎では、東京の回答にもあった「うーららおーもーて」も使われているとのこと。これは手の平か手の甲を出してチーム分けをする方法であり、一部の地域ではこの「うらおもて」で決めるところもあるそうです。
九州と沖縄の中では、大分の「グッとっパーでグッとッパ」が、ほかの地域にはない珍しい掛け声でした。
グッパーが「あいこ」のときの掛け声は?
グッパーが「あいこ」になってしまったとき、もう一度やらなくてはいけませんよね。この場合、あいこ特有の掛け声を続けるパターンと、最初の掛け声を繰り返すパターンがあります。
例えば、「グっとパーでわかれましょ」の掛け声であいこになったとしましょう。この場合、次は「 グーッパッ」と掛け声を変えていくのが前者のパターンです。
埼玉育ちのごっこランドスタッフは、後者のパターンでチーム分けをしていたとのこと。最初の掛け声に「グットッパ」を使い、あいこのときも「グットッパ」。ちゃんとチーム分けができるまで、ひたすらこの掛け声を繰り返していたんだとか。ちなみに、3つに分かれるときは「グッチョッパ」を使っていたそうですよ。
グッパージャスの「ジャス」とは?
アンケート調査では埼玉で使われていた「グッパージャス」。「グッパー」に関しては、グーとパーを意味すると推測できますが、「ジャス」に至っては、なぜこのようなフレーズになったのか、不思議に思う人も少なくないでしょう。
そこで「グッパージャス」について調査をしたところ、「ジャスティス」から来ているのでは?という説があります。 「ジャスティス」は日本語で「正義・公正・公平」を意味します。グッパーの不正を防ぐために、ジャスティス「ジャス」がつけられたのかもしれませんね。とはいえ、実際のところは「ジャス」がつけられた正式な由来や発祥は不明です。
身のまわりの人に「グッパージャス」を知っているか聞いて回るのも面白そうです。謎に包まれた「グッパージャス」の由来に迫れるかもしれません。
***
ふだん、なんとなく使っていたグッパーでしたが、地域差があったり、幅広い種類の掛け声が使われていたりなど、いろいろな発見がありましたね。掛け声を地域ならではのものに変化させていくことで気持ちが入りやすくなり、グッパーのテンションが上がりやすくなるのではないでしょうか。みんなの「仲良く遊びたい」「楽しみたい」といった気持ちが「グッパー」をここまで変化させていったのかもしれません。
たかがグッパー、されどグッパー。今回紹介した全国のグッパーを参考に、ぜひほかの地域の掛け声も使ったり、珍しい掛け声で遊んだりしてみてはいかがでしょうか。