こんにちは!3児の育児に奮闘中のごっこランドTimesライターのくずうままです。
道具いらずでいつでもどこでも遊べる「指スマ」というゲームを知っていますか?指スマは、筆者が学生のころにも一世を風靡したゲームであり、当時はどこの教室でも休み時間に指スマで遊んでいる声が聞こえてきました。
そんな指スマは「いつ頃からはやり始めたゲームなの?」「由来はどこから?」「ほかにも言い方があるの?」など、疑問を抱く人や詳しく知らない人も少なくないでしょう。
こちらの記事では、指スマとはどんな遊びなのか、由来や正式名称などを詳しく解説します。
ルールや遊び方、地域による言い方の違いなども紹介するので、親子で指スマを楽しみたい人や、指スマに興味のある人はぜひ参考にしてくださいね。
指スマとは?
指スマとは、指の数を当てるゲームのこと。参加者それぞれが両手で拳を作って親指を上にあげ、その親指の数を当てていきます。
参加人数は特に決まりがなく、1対1や大勢など、自由に遊べることも特徴です。参加者の表情を読み取ったり、拳の動きをよく観察したりと、心理戦が楽しめることも指スマならではの魅力ですね。
指スマの由来・正式名称は?
手軽に楽しめる指スマですが、一体いつから子供たちの間で遊ばれるようになったのでしょうか?
その名称の起源は、有名な番組「SMAP×SMAP(スマップスマップ)」。
指スマはその後、子供から大人まで広く浸透し、幅広い世代で遊ばれるようになっていきました。
ただし、指スマの名称はあくまでも「SMAP×SMAP」で定着したもの。そのもととなったゲームの正式名称は「いっせーのせ」や「いっせーので」などの言い方が一般的で、指スマの名称が浸透する前から子供たちの間でよく遊ばれていたゲームです。
正式名称の違いは地域によって異なり、関東地方では「いっせーのせ」が主流。関西地方では「いっせーので」の名称が使われていたそうです。
ちなみに、千葉住まいの筆者は「チッチッチッチッバリチッチ」との名称を小学生のころに使っていました(笑)
子供ながらに「長いな」と感じていたのをハッキリと覚えています。
そのほかにも、「いっせっせ」や「チッチーノ」、マイナーな言い方で「うー」「チーバリ」「ピコピコ」「ギンギラギン」などの言い方があるそうです。
指スマのルールと遊び方
続いて、指スマのルールや遊び方を詳しく解説していきましょう。
まずは、対戦する参加者を集めてください。参加人数は先ほども触れた通り、1対1や大勢でも問題ありません。ただし、参加者が多過ぎると遊びにくくなってしまうので、このようなケースはグループ分けをして遊ぶのがおすすめです。
指スマの参加者が集まったら、先に掛け声を言う人をじゃんけんなどで決めて、時計回りまたは反時計回りで掛け声を言う順番も確定します。
参加者全員が輪になり、手錠をかけられるような形で(親指が上に来るように)両手に拳を作ったら準備OK!いよいよ、指スマのスタートです。
はじめに掛け声を言う人は、親指が何本上がるかを予想してから、「指スマ」の掛け声のあとに「1」や「4」などの数を言い当てます。
たとえば、参加者2人の場合は0〜4までの数字を言えるので、「指スマ〜0!」といったように掛け声と予想した数を言ってください。親指を上げるタイミングは、「指スマ」の掛け声の直後なので、親指を上げたい人は掛け声に合わせて親指を持ち上げます。
「指スマ〜0!」と予想した場合は、上記の画像のように、参加者のどちらかが1本でも親指をあげていたらNGです。もちろん、親指の数には自分の指も含まれるので、「0」を予想する際には自分で親指をあげないように気をつけてくださいね。
反対に、親指を誰も上げていなかった場合は、「0」予想が当たったと判断できるので、自分の左右どちらかの拳を下げることができます。
参加者が順番に掛け声と数を言い当ててゲームを進行していき、もっともはやく両手の拳を下ろすことのできた人が指スマの勝者です!
掛け声は「いっせーのーせ」?地域によって異なる
指スマの名称が異なるように、掛け声も地域によって異なります。
また、掛け声には名称を採用するケースが多く、関東は「いっせーのーせ」、関西は「いっせーのーで」などの掛け声に合わせて親指を上げるそうです。
そのほかの掛け声には「バリチッチ」「いっせっせーの」「いちにーの」など、さまざまな種類の掛け声が存在しています。
掛け声の言い方は自由なので、自分たちが遊びやすいものを見つけて楽しめるといいですね♪
勝率が上がる!指スマ必勝法
最後は、指スマでいつも負けてしまうと悩んでいる人のために、勝率が上がる指スマ必勝法を伝授していきましょう!
指スマは確率を考えると多少の傾向が読めるようになります。それが指スマの必勝法です。
とはいえ、きちんと計算するのは非常に手間なので、次に紹介するポイントだけ押さえておきましょう。
2人で対戦する場合は先攻をとることで、勝率が上がる傾向にあります。自分で親指を上げさえしなければ、あとは0〜2までの数字を言い当てればいいだけなので、勝利に近づけるためにも、ぜひ覚えておいてください。
3人で対戦する場合は、自分で出す指に2をプラスした数字の確率がもっとも高くなります。
4人での対戦では自分で出す指に3をプラスした数字、5人での対戦は自分で出す指に4をプラスした数字の確率が高いです。
また、指スマは確率と合わせて心理戦を利用したり、これまでの傾向から予測したりすることも勝率を上げるうえで重要なポイントとなります。
指を何本出すことが多いかな?体が強張っているから次は「0」かな?といった具合で、分析しながら対戦していくと、勝利する回数が着実に増えていくでしょう。
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幅広い世代で親しまれている指スマは、地域によって言い方や掛け声にさまざまな違いがあることがわかりました。しかしその一方で、遊び方やルールに大きな違いはないことから、誰とでも楽しめるゲームであることも判明しましたね。
指スマは道具いらずで、いつ何時でも遊べる面白いゲームです。ぜひ友だちや家族といっしょに指スマを楽しんでみてくださいね。