こんにちは!ごっこランドTimesライターのくずうままです。
順番を決めるとき、鬼ごっこの鬼を決めるとき、残ったお菓子を誰が食べるのかを決めるときなど…。子供がいる家庭では、じゃんけんをする機会が多いですよね。
わが家でも子供達とじゃんけんをしてから「あっちむいてホイ」をする遊びでよく盛り上がっていますが、常に勝ち続けることはなかなかできないものです。
とはいえ、じゃんけんに強い人がいるのも事実。「あの人のようにじゃんけんが強かったら…」と、羨ましく思う人もいるでしょう。
そこで知育アプリ「ごっこランド」では、じゃんけんの必勝法について調査を実施しました!
一対一や、大勢での勝率をあげる方法を解説するので、じゃんけんに勝てるようになりたい人は要チェックです☆
じゃんけんに必勝法ってあるの?
「グー・チョキ・パー」を出して勝敗を決めるじゃんけん。そもそも100%勝てる方法はあるのでしょうか?
結論からいうと、その答えはNOです。
やはり、100%じゃんけんに勝てる方法というものはありません。ただし、じゃんけんの勝率をあげる方法は存在するようです。
この方法を知ることで、大事な場面のじゃんけんをただの運試しとスルーせず、人より一歩前にリードした形で勝負に挑むことが可能になるのです。
子供がじゃんけんの勝ち方を覚えれば、幼稚園や小学校のクラスで人気者になれるかもしれませんよ♪
じゃんけんと確率の科学
じゃんけんの確率は、「グー・チョキ・パー」のなかでも一般的には「グー」を出す確率がもっとも高いといわれています。
それは瞬時「グー」の形を作れること、体が力んで握り拳を作ってしまうこと、「最初はグー」でそのまま「グー」を出してしまう人が多いなどの理由によって、「グー」を出す確率が高くなるんだとか。
相手が何も考えてない場合やとっさのタイミングであれば、特に「グー」を出す確率が上がりそうです。
一方で、大阪教育大学附属天王寺中学校が公開している生徒の実験を元にした自由研究では、じゃんけんは年齢によって出す手の確率が異なるという結果も出ています。
こちらの自由研究では確率と調査結果をもとに、じゃんけんの勝率を上げることにも成功しています。
1回目に出す3手の確率は同じではない!
ちなみに自由研究の内容によると、大人の場合はじゃんけん1回目に出す「グー・チョキ・パー」の3手がだいたい同じ確率だったそう。
しかし、年長児は「チョキ」と「パー」を出す確率が高く、小学生になると「チョキ」を出す確率がもっとも高いことがわかりました。
チョキは3手の中でも1番出しにくいのに、子供の出す確率が高いなんて驚きですよね。
グー・チョキ・パーの順番が多い
また、あいこを含めて2回目以降の勝負の傾向としては、その前に勝ったか、負けたかに関係なく
- 1回目が「グー」なら2回目は「チョキ」
- 1回目が「チョキ」なら2回目は「パー」
- 1回目が「パー」なら2回目は「グー」
の順で出すケースが多いとのこと。
無意識のうちに「グー・チョキ・パー」の順番で覚えている人が多いこともあり、そのまま出してしまうひとが多いのかもしれません。
相手が子供の場合は先ほどの結果から最初に「チョキ」を出す確率が高いので、連続で勝負するときは「チョキ→パー→グー」 の順で出してくる可能性が高そうです。
実践!じゃんけんの勝率を上げる方法
では、確率などの話を踏まえたうえで、実際にどうすれば勝率をあげられるのか、一対一のじゃんけんの勝率を上げる方法を具体的に解説します。
相手が子供の場合、じゃんけん1回目は「チョキ」を出す確率が高かったので、1回目は「グー」を出すのがおすすめ。
もしあいこになった場合、2回目は「グー→チョキ→パー」の順に出す人が多かったことから、この順に対して勝てる手、つまり同じ手を出すのが良さそうです。
ただし、別の京都学園大学から発行されているジャンケンの研究に関する論文では「あいこに負けない手」を出すことで勝率が上がるという結果も。
こちらは被験者が大学生とのことなので一概には言えませんが、相手が子供の場合はあいこと同じ手を、大学生以上の場合はあいこに負けない手を出すのがいいかもしれません。
その他じゃんけんの勝率をあげる方法
上記で紹介したじゃんけん必勝法は、慣れるまで少し練習が必要だったり、子供には難しかったりしますよね。
そこで「もっと簡単なじゃんけん必勝法を知りたい」という人に向けて、手軽にできるじゃんけん必勝法を紹介します。ここから紹介する方法は、前述のような検証結果に基づくものではないですが、相手の性格や状況に合わせて取り入れてみるのがおすすめです。
一対一や大勢でのじゃんけんも、あの手この手を使えば勝負を有利に運ぶことができるかも!
リズミカルに手が出るように声かけする
一対一の勝負なら「じゃんけんほい!」「あいこでしょ!」「あいこでしょ!」と、リズミカルにじゃんけんをしてみましょう。すると、人は自然と「グー→チョキ→パー」の順で手を出すようになります。
これは心理学プライミング効果の観点から、より「グー→チョキ→パー」の順で出す可能性が高まることにあるそうです。プライミング効果とは、人間が前もって知っている情報によって、無意識のうちに行動が影響されている心理的な効果のことを指します。
じゃんけんといえば、子供の頃から「グー→チョキ→パー」の順で教えられている人がほとんどでしょう。リズミカルにじゃんけんを続ければ、勝率を効果的にあげることが可能かもしれませんよ。
大勢でのじゃんけんは「パー」で勝負
じゃんけんは一対一だけでなく、大人数で行うケースもありますよね。
日テレ「所さんの目がテン!」の検証結果によると、大勢の場合、ひたすら「パー」を出し続けた人が負けにくかったとの検証結果がありました。したがって、大勢でのじゃんけん必勝法は「パー」の手のみで勝負するのがおすすめです。
こちらも簡単なじゃんけん必勝法なので、ぜひ大人数のときに試してくださいね。
いきなり、しかける
ごっこランドTimesでとったアンケート(2/3〜7、207名回答)によると、「いきなりしかける」という回答がありました。
一対一の場合、じゃんけんをいきなりしかけて相手に考える隙をなくなるので、相手が最も出しやすい「グー」か、子供に多い「チョキ」を出す可能性がより上がりそうです。 とりあえず「グー」を出しておけばあいこか勝ちになるかもしれません。
勝負の前に手を組む
ごっこランドTimesでとったアンケート(2/3〜7、207名回答)によると、勝負の前に手を組む儀式をする人もいるようです。
筆者も子供のころによく友だちとやっていましたが、これは実際に相手が何を出すか見えるわけではないので、じゃんけん必勝法というよりも、ドキドキ・ワクワクの心理戦ですね。
ただ、相手から何を出すか見透かされたりした際や、こちらが何を出すか惑わせたいときに使ったりするのはアリかもしれません。
相手の出してくるコンボを把握する
こちらもごっこランドタイムでとったアンケート(2/3〜7、207名回答)のアンケート結果からの選出です。相手の出してくるコンボを把握するのは、じゃんけんが長く続いた場合限定の必勝法なのだそう。
「グー→チョキ→パー→グー→チョキ→パー」など、長期戦になった場合は相手の出す手に法則性があるかもしれません。じゃんけん勝負が長続きしたときは、相手の出す手を意識してよく観察しましょう。
ただし、一対一であいこが続くなら自分の手にも法則性があるということなので、同じく見破られている可能性もあります。
そのため、この必勝法は大勢でジャンケンする場合に有効な手といえそうです。
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今回はじゃんけんの勝率を上げる方法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
単純なじゃんけんも法則を知ることで、よりゲーム性が高まり、ヒートアップした勝負を楽しめるようになります。
一対一、大勢での法則や確率を参考に、じゃんけんをもっと面白い遊びにして、いろいろな人と勝負してみてください☆