1937年に公開されたディズニー初の長編映画「白雪姫」。
今でも多くの人に愛され続けている「白雪姫」ですが、人気があるのはプリンセスだけではありません。
ストーリーをハッピーエンドに導く大切な役割を担っている「7人のこびと」も人気のキャラクターです。
作中でも個性豊かなこびとたちの動きがとっても楽しく、ひとりひとりのグッズが出るほど愛されています。
今回はそんな「7人のこびと」について、「白雪姫」をいつもと違った視点から楽しむことができるプロフィールや気になるトリビアを徹底的にご紹介していきますね。
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白雪姫は世界初のカラー長編アニメ!
「白雪姫」はウォルトディズニーによって制作され、1937年にアメリカで公開された世界初のカラー長編アニメーション映画です。
アニメといえば実写映画の合間に流される短編作品が定番の時代に、4年もの歳月と当時170万ドルという大金をかけて、83分ものカラーアニメを作ろうと考えたディズニー。
異例中の異例だったことから「ディズニーの道楽」と揶揄され失敗が危惧されていましたが、6,100万ドルの収益を上げる大ヒットを記録しました。
1930年代の映画の中ではあの有名な「風と共に去りぬ」を抜き、最も配給収入を上げた映画としてトップを記録したほどすごい映画なのです。
そんなアニメ史に残る最高傑作に欠かせないのが「7人のこびと」の存在。
物語をハッピーエンドに導くキーパーソンであり、恐ろしい魔女と対比的に描かれたユーモアあふれる姿がほっと心を和ませてくれます。
「手洗い」や「クッション争奪戦」の何気ないエピソードも、作中に欠かせないシーンですよね。
こびとたちの個性豊かな姿を生き生きと描くなめらかな映像美が、よりリアルに親しみやすさを感じさせてくれることも人気の理由かもしれません。
白雪姫の7人のこびとたちのプロフィールを紹介!
森の中の鉱山で宝石を掘り、夕方になると「ハイホー」の歌を歌いながら家路に着くこびとたち。
いつも一緒の7人ですがその性格はバラバラで、ちぐはぐなやりとりも見どころのひとつです。
そんなこびとたちの特徴や性格と、作中で注目して欲しいエピソードを紹介していきます。
先生(ドック)
丸いメガネがトレードマークの「先生」。
先生という名前通り先頭に立って意見を出し、みんなをまとめるリーダー的存在です。
一番しっかりしているように見えますが、慌てるとどもってしまったり「おこりんぼ」につられて声を荒げたりと、雰囲気に飲まれやすい一面も。
おこりんぼ(グランピー)
眉毛を上げて口を一文字に結び、腕組みをしたポーズがデフォの「おこりんぼ」。
疑り深い性格で白雪姫のことも「女は面倒だ!」と一蹴しますが次第に心を寄せていき、白雪姫に危機が迫る中では真っ先に助けに飛んで行きます。
そんな「おこりんぼ」が白雪姫の棺のそばでわんわん泣く姿は、もらい泣き必須です。
ごきげん(ハッピー)
まっしろい眉毛がチャームポイントの「ごきげん」。
おこりんぼと違っていつでもニコニコしていて、「先生」に続いてよくしゃべります。
白雪姫と踊るシーンではタップダンスを披露!ヨーデルもとっても上手です。
ねぼすけ(スリーピー)
ねむたげな瞳でいつでも眠そうな「ねぼすけ」。
作中では大きな口を開けて、何度も何度もあくびをしています。
ぼんやり顔の「ねぼすけ」ですが、動物たちの行動から白雪姫の危機を一番最初に予感する鋭い一面も!
こちらはブラジル出身のポップアーティスト「ロメロ・ブリット」氏が手掛けた、「ねぼすけ」のフィギュア。個性的で大胆な色使いのフィギュアは、お部屋をぱっと明るくしてくれそう。
てれすけ(バッシュフル)
長くてカールしたまつ毛につぶらな瞳がチャームポイントの「てれすけ」。
名前の通りとっても照れ屋さんで、白雪姫に話しかけられると耳まで真っ赤になります。
照れながら自分のひげをぐるぐる巻きに結んだり、ひげで顔を隠したり…可愛い仕草にも注目です。
くるんと上向きのまつげのキュートな顔に、27cmのほどよいサイズ感がうれしい「てれすけ」のぬいぐるみは、アメリカ ディズニーワールドの限定販売品です。
くしゃみ(スニージー)
大きくて上向きの鼻が特徴的な「くしゃみ」。名前の通りよくくしゃみをしていて、その威力は仲間が吹き飛んでしまうほど。
鼻をひくひくさせ出したらくしゃみが出るサイン。
作中では大慌てで逃げていく仲間達の姿が、ユーモラスに描かれています。
演奏中にくしゃみをしそうな「くしゃみ」のフィギア。ディズニーが手掛ける陶磁器製フィギアは、アニメの中から飛び出してきたかのようなリアルさが魅力です。
おとぼけ(ドーピー)
7人の中で唯一ひげがなく、大きな耳と瞳の「おとぼけ」。
言葉をしゃべらず、いつもみんなよりもワンテンポ遅れて行動しますが、そのとぼけた行動がとっても可愛いのです。
ドラムが上手で、作中では白雪姫に何度もキスをせがむ甘えん坊な一面も。キャラクター商品が特に多く、一番の愛されキャラです。
宝石を手に笑顔を見せる「おとぼけ」の万年カレンダー。プレシャス・モーメンツらしい愛らしい表情と、優しい色使いはインテリアとして人気の作品です。
白雪姫の「7人のこびと」にまつわるトリビア
最後は映画をもっと面白くしてくれるトリビア。
「7人のこびと」の制作過程や人気の歌、アトラクションにまつわるちょっと意外なエピソードをご紹介します。
白雪姫のこびとは他に16人もいた!
白雪姫のこびとはたくさんの候補から選ばれた7人だったことはご存知でしょうか?
世に出ることがなかったこびとたちの名前が、イギリスの大手新聞によって明らかにされたのは2016年。
キャラクターデザインを手掛けたアルバート・ハーターさんによる「白雪姫」の原画がオークションに出されたことで判明しました!
候補の中には、かっこいい(Sniffy)、おしゃれ(Nifty)といった名前のほかに、おでぶ(Tubby)、はげ(Baldy)といった、容姿や外見的特徴を揶揄するものも。
現代では問題になりそうなネーミングですよね。
万が一この中から選ばれていた場合、問題視されたことで途中でこびとの名前が変わった!
なんてことになった可能性も…。今も変わらずに愛されていることから、選ばれたのはベストな7人だったといえそうですよね。
「ハイホー・ハイホー」の歌を「仕事が好き」と歌うのは日本だけ!
『白雪姫』で歌われる全8曲の主題歌の中でも1番のヒットとなった「ハイ・ホー」。
「ハイホー ハイホー 仕事が好き」という働き者のこびとたちにぴったりな歌詞になっていますが、実際の歌詞を直訳すると「Hi ho, Hi ho It’s home from work we go.(あーやれやれ、仕事も終わったし家に帰ろう)」。
実は「仕事が好き」のフレーズはどこにもないのです!
イタリア語やポルトガル語などの他言語も「家に帰ろう」と訳されているので、あえて「仕事が好き」と訳してるのは日本だけ。勤勉な日本人ならではといえそうです。
そんな日本語版の歌詞も、近年発売された新日本語版では「ハイホー ハイホー 声をそろえ」に変更されていて、あえて仕事には触れていません。
歌詞が変わった理由はわかりませんが、子供たち世代と親世代で口ずさむ歌詞が変わるのはちょっと寂しいですよね。
ディズニーランドの白雪姫は実はホラーアトラクション
ディズニーランドには白雪姫のストーリーを楽しめるライド型のアトラクションがあります。
ハッピーエンドの白雪姫の世界を体感できると思いきや、メインとなるのは恐ろしい魔女のお城や真っ暗な森での出来事という、ホラー的な要素を含むアトラクションになっています。
公式ホームページにも「※こわい魔法使いが登場します。小さいお子様はご注意ください。」の一文があるほど。
「イッツアスモールワールド」気分で乗るとびっくりしてしまいそうなので、小さい子供と乗るときは注意してくださいね。
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白雪姫の7人のこびとのプロフィールや、こびとたちにまつわるトリビアをご紹介しました。
次に「白雪姫」を観る時には、ぜひこびとたちの仕草や表情に注目してみてください。
かわいらしさにハマるのはもちろん、「白雪姫」を大切に思うこびとたちの気持ちをひしひしと感じて、ラストシーンは号泣すること間違いなし!
プリンセスストーリーとは違った視点の白雪姫を楽しんでみてくださいね。
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