折り紙を折って切るだけで様々な模様が楽しめる、「雪の結晶」作り。
切ったものを開く時は、どんな模様になっているだろうとドキドキしますよね♪
作ったものを壁に貼ったり、つなげてガーランドを作ったりすれば、冬にぴったりの部屋飾りになりますよ。
今回は、子供が自分でできる簡単なものから繊細で美しい立体作品まで、作り方の難易度別にまとめてみました。
ぜひ親子でいっしょに作ってみてくださいね。
※この記事はPRを含みます。
【初級編】幼児もできる!簡単な雪の結晶の作り方
まずは初級編からスタートしてみましょう。
どれもキホンの「折り紙の角と角を合わせて折る」、「ハサミでまっすぐ切る」ができれば作れる方法ですよ♪
4ステップで作る基本の雪の結晶
【作り方】
- 向かい合う角を合わせて、三角形になるように折る
- 底辺の中心できれいな角ができるように、三角形を3等分に折る
- 図のように、点線の位置で不要な部分を切り落とす
- さらに内側を点線の位置でカットする
最後に破れないようにゆっくり開いたら、完成!
折り紙が重なっている回数が少なく、小さい子供でも比較的切りやすい方法です。
最初は鉛筆で切る位置に線を引いておくと切りやすいですし、慣れてきたら切る位置を決めずに自由に切ってみるのも楽しいですよ♪
ママ・パパがサポートしながら、いろいろな形を作ってみてくださいね。
枠付きの雪の結晶
【作り方】
- 向かい合う角を合わせて、三角形になるように折る
- 底辺の中心できれいな角ができるように、三角形を3等分に折る (ここまでは基本の雪の結晶と同じ)
- さらに半分に折る
- 図の「雪の結晶になる部分」を残し、ハサミでカットする
最後に破れないようにゆっくり開いたら、完成!
内側を大きくくり抜き折り紙の面積を減らせば、より繊細な作品に仕上がりますよ。
とはいえ、こちらも作り方はとってもシンプル♪
厚みが増えている分少し切りにくくなっているので、重なった折り紙をしっかりおさえながら、ハサミの根元側を使って力を入れて切ってみてくださいね。
【中級編】切る・折る回数を増やしてみよう!いろいろな雪の結晶の作り方
初級編ができるようになったら、ちょっとステップアップしてみましょう!折る回数やハサミを入れる回数を変えると、より複雑で繊細な作品ができあがりますよ♪
複雑な中抜きの雪の結晶
【作り方】
- 向かい合う角を合わせて、三角形になるように折る
- 底辺の中心できれいな角ができるように、三角形を3等分に折る
- さらに半分に折る (ここまでは「枠付きの雪の結晶」と同じ)
- 図の「雪の結晶になる部分」を残し、ハサミでカットする
破れないようにゆっくり開いたら、完成!
中抜きを3カ所作るので、雪の結晶になる部分がちぎれないように適度な幅を残して切りましょう。不安な場合は、下書きをしてからカットするとスムーズですよ♪
曲線は、直線を切るより少し難しくなります。ハサミの奥を使って切り、折り紙を少しずつ回しながら切るときれいに切れますよ。
難しい場合は、ママ・パパがサポートしてあげてくださいね。
繊細な樹枝が美しい雪の結晶
【作り方】
- 向かい合う角を合わせて、三角形になるように折る
- 底辺の中心できれいな角ができるように、三角形を3等分に折る
- さらに半分に折る (ここまでは「枠付きの雪の結晶」と同じ)
- 図の「雪の結晶になる部分」を残し、ハサミでカットする
最後に、破れないようにゆっくり開いたら、完成!
こちらは雪の結晶の基本パターンである「樹枝六花(じゅしろっか)」のような雪の結晶です。
複雑なので、切る時は切りやすい角度に折り紙を動かしながら、余白をどんどん切り落としていく方がやりやすいですよ。
とても繊細なので、破れないように慎重に開いてくださいね。
【上級編】折り紙で作る立体の雪の結晶
ここからはさらにレベルアップ!ただ切るだけではなく、切ったものを貼り合わせる、ハサミを使わずにひたすら折る、などで立体的な作品を作る方法です。
難易度が高くなるので、子供にはできる所だけさせてあげて、あとはママパパが作ってあげるといいですよ☆
切り絵を組み合わせて作る雪の結晶
【作り方】
- 通常の折り紙の4分の1サイズの折り紙を6枚用意する
- 向かい合う角を合わせて、三角形になるように折る
- さらにもう一度、三角形になるように折る
- 三角形の閉じている側に、3カ所切れ目を入れる。この時、切れ目の先端を1cmほど残しておく
- 1番内側の切れ目の角同士(図の青丸と赤丸の部分)を重ねて、のりで貼り合わせる
- 内側から3番目の切れ目の角同士(図の青丸と赤丸の部分)を重ねて、のりで貼り合わせる
- 裏返して、残った切れ目の角同士(内側から2番目と1番外側)をそれぞれ重ねて、のりで貼り合わせる
- 6つの立体パーツの端にのり付けし、花びらのようにつなげていけば完成です!
- 三角形に半分に折って折りすじをつけ、開いて反対側にも同じ折りすじをつける
- 1.でつけた折りすじに折り紙の4辺を合わせて、折りすじをつける(合計8回)
- 2.でつけた折りすじ2本と1でつけた折りすじ1本とが交わる点に折り紙の角を合わせて折り筋をつけ、3種類の折りすじにそって中心に細い二等辺三角形ができるように折る
- 二等辺三角形の頂点を折り返して折りすじをつけ、その他の2頂点を起点に折りすじをつける
- 4.でつけた折りすじを内側に入れ込み、二等辺三角形の頂点を外側に折り返す
- 一番上に見えているひし形の、短い方の辺を中心線に合わせて折る
- 3.〜6.と同じ流れで、向かい側の角も折る
- 残りの2つの角は、4.〜6.の流れと同じように折る
- 中心からひとつ開いて両端を出し、8.までに折った角の間に出てきた部分に指を入れ、潰すように折る
- 9.の中心側を、中央に合わせて折る
- 反対側も、9.〜10.と同じように折る
- 裏返して隣り合う角を近づけ、辺の中央をくぼませて立体的に整えて完成!
開くとこのようになっています。
貼り合わせると、このように中心に小さな筒ができます。のりを付ける前に、ペンなどを使ってくるっと丸くなるようにクセ付けしておくと貼りやすいですよ。
貼り合わせると、このように筒の上に重なった立体部分ができあがります。
すべて貼り合わせると、このような立体パーツができあがります。残りの5枚にも同じ工程を繰り返し、合計6つの立体パーツを作ります。
とても繊細で複雑な仕上がりですが、見た目以上に作りはシンプルな工程の繰り返しです。
根気は必要ですが、ずれないように、途中でちぎれないように慎重に進めていきましょう。
最後に6つのパーツを合体させる時は、向きを統一すると美しく仕上がりますよ。じつは筆者は、1つ向きを間違えてしまいました…!
気にならないならOKですが、より完璧な仕上がりを追求するなら、ぜひ細部までこだわって作ってみてくださいね☆
折り紙一枚で作れる!切らない雪の結晶
【作り方】
とても繊細で美しい仕上がりですね。切らずに折って作ってあり丈夫なので、手で触ってもこわれる心配がありません。
壁面装飾にしたり、つなげてガーランドにしたり、ツリーのオーナメントにしたりと、幅広く使えそう♪
【番外編】アナ雪の「スノーギース」が作れる!
切り絵で作る雪の結晶の番外編として、『アナと雪の女王』の続編で2015年公開の『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』に登場する新キャラクター「スノーギース」を作ってみましょう!
こちらはWebサイトから切り絵の型紙をダウンロードして作ることができますよ。
まずは公式チャンネルから型紙をダウンロード!
Disney公式チャンネルで公開されている、スノーギース型の切り絵の型紙をダウンロードします。
サイト内にあるダウンロードボタンを押して印刷すると、説明書1枚、型紙3枚の合計4枚出てきます。
型紙には、「雪の結晶1」〜「雪の結晶3」の3種類があります。「雪の結晶1」は4回折りで一番多く折り、「雪の結晶2」と「雪の結晶3」は3回折りでできる仕様です。
型紙の通りに折って、切っていくと…かわいいスノーギースが♡
型紙の円を切り取り、絵柄が上にくるように補助線通りに折っていきます。そして、絵柄のグレーの部分を切り落としていくのですが…これが意外と難しい!
折り重ねていて厚みがあるので、力も要ります。デザインも細かく繊細で、ずれたり切りすぎたりすると破れそうになるので気をつけてくださいね。
今回は自宅にデザインナイフがあったのでハサミと共に駆使しながら、慎重に作業を進めます。
ずれないように、クリップで常にどこか一部を固定しながらカットしていくとやりやすかったですよ。
悪戦苦闘しながら、何とか3枚とも完成☆
雪の結晶1
仕上がり直径:約17.5cm
これがダントツで難しかったです!
まず、折る回数が多くて厚みもあり、かたいです。特に目の部分は小さな円に切り取るのですが、一番下まで簡単にはナイフの刃が通りません。
デザインも他のものより繊細で、つなぎ目がとても細い部分が多く、子供にはちょっと難しいかも…。ぜひママ・パパが作ってあげてくださいね。
大変な分、仕上がりは繊細でとてもキュートですよ♡
雪の結晶2
仕上がり直径:約15.5cm
3つのなかでは、これが1番作りやすいデザインでした。
直線的な要素が多く、ハサミで切れる部分も多いです。繊細な透け感のある部分と、ぽてっとしたスノーギースの丸みとがミックスされた、バランスのいい仕上がりになりました☆
雪の結晶3
仕上がり直径:約15.5cm
難易度としては、3つの中でちょうど真ん中といえるデザインでした。
「雪の結晶2」と折る回数は同じですが、曲線の要素や少し繊細な部分が多い印象です。
全体的に丸みのある、かわいらしい雰囲気に仕上がりました♡
実際に作りながら考えた、子供でもできるようにする方法
いずれの型紙も、共通して大変なのは目の部分でした。
公式の作り方では、「※カッターを使うのが難しい場合は、目の部分を折り込んで、ハサミで切ることもできます。」とありましたが、これはおそらく1枚ずつ目を切っていくという意味なので、それはそれで大変そう…!
大きさが多少変わるのが気にならなければ、「穴あけパンチで一気に穴をあけてしまえばよかったのかな?」と作り終わってから気づきました☆
また、細かくて大変なところは、無理に型紙通りに作ろうとせずに少し太めに残したり、カットが難しい所は諦めたりしてもいいと、個人的には思います。
特に子供が作る場合は、自分ができる安全な範囲で頑張ってみてくださいね。
スノーギースの顔と身体の部分さえあればそれだけでも十分かわいいので、あとは自由にデザインを考えてみるのも楽しそうです♪
もっと挑戦したい人向け!雪の結晶の折り方レシピの本
もっといろいろなモチーフ作りに挑戦したくなった時のお手本になる、おすすめの本をご紹介します!
折り紙を折ったり切ったり、冬の時期やクリスマスにぴったりのアイデアが満載ですよ。
ぜひ親子でいっしょに作ってみてくださいね♪
うつして切るだけ!季節と行事のきりがみ (ふゆ 雪の結晶・クリスマス・お正月ほか)
著・いしかわ☆まりこ/出版社・汐文社
NHK Eテレ『ノージーのひらめき工房』の造形監修を担当するクラフト・造形作家のいしかわ☆まりこさんの、おやこで楽しめる折り紙・切り紙の中から冬にまつわる作品を集めた一冊。
型紙の通りになぞり書きして、その線にそって切るだけで、シンプルでかわいい、冬を感じる作品が簡単にできますよ♪
カミキィの季節のおりがみ(飾る・使う・贈る)
著・カミキィ/出版・日本文芸社
インスタグラムでも大人気の折り紙作家・カミキィさんの魅力あふれるかわいい作品がたくさん詰まった一冊。
全作品折る手順は写真付きで解説されているので初心者にもわかりやすく、親子で楽しく取り組めます。
飾ったり使ったりしやすい実用的な作品が多数掲載されており、季節のイベントをさらに盛り上げてくれそうです♪
親子で楽しい!グノイエジャパンの四季のおりがみ
著:gunoiejapan(グノイエジャパン)/出版社・学研プラス
チャンネル登録者数16万人を超える大人気折り紙You Tuber・グノイエジャパンさんの作品の中から、季節の移り変わりに合わせた年中行事に関するものを中心に集めた一冊。
シンプルかつスタイリッシュで、親子で折ってみたくなる作品がいっぱいです。
すべての作品に動画コンテンツへ直結するQRコード付きなので、わからないところは動画ですぐに流れを確認できる画期的な本ですよ☆
***
折り紙での雪の結晶作りは、やりはじめると何枚も何枚も作ってみたくなる不思議なわくわく感があります。
なんとなく切ってみただけで、自分でも思いもよらない模様ができあがってびっくりすることも☆
子供の創造性を育むのにもぴったりなので、ぜひ親子で楽しんでみてくださいね。
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