こんにちは。ごっこランドtimesライターのsaoristです。
みなさんは「正月遊び」といえば何を思い浮かべますか?たこあげや百人一首など、ふだんはあまり馴染みのない遊びを思い浮かべる人も多いと思います。
正月遊びの中には現代風の遊びに進化しているものがあったり、遊び方をアレンジすると大人から子供まで楽しめるものがたくさんあったりとバラエティ豊富。
また遊びを通して指先が鍛えられたり、文字を学べたり知育につながるものもいっぱいなんです。
そこで今回はそんな正月遊びについて、遊び方とその由来を合わせて解説します。
由来も昔話のように話してあげれば、子供はさらに興味を持ってくれるはず。正月遊びにおすすめのおもちゃや本も紹介するので、参考にしてくださいね。
※この記事はPRを含みます。
そもそも「お正月」ってどんな行事?
正月遊びの前に、まずは「お正月」の意味を子供に説明できるよう、知っておきたいですね。
お正月とは、1年の幸福をもたらしてくれるとされる「年神様(としがみさま)」を、各家庭でお迎えするための行事。
年神様は毎年、元旦になると山から下りてきて家々に健康や幸福をもたらしてくれるといわれています。
そのため正月行事には、本来年神様にお供えする料理である「おせち料理」や、年神様が宿ったお供え餅を家長が家族に分け与える「年魂(としだま)」が由来の「お年玉」、年神様をお迎えするための門松やしめ飾りなどがあるのです。
そんな年神様がやってくるお正月に、家族みんなで楽しめるのが正月遊びなのです。
たこあげ
たこあげは、中国で占いや戦いの道具として使われていたものです。日本に伝わると貴族の遊びとして広まり、だんだんと庶民にも親しまれるようになりました。
そのうちに「立春の季に空に向くは養生のひとつ」(立春に空を見上げるのは健康に良い)という言葉から、正月にたこあげをするようになったという説があります。
子供との遊びでは、たこを高くあげるだけでなく、揚がっている時間や高さを競い合うのも楽しいですよ♪
相手のたこを落としたり、糸を切ったりする「喧嘩たこ」や「たこ合戦」という遊び方もあります。
最近はたこを思い切りあげられる場所がなかなか少なくなってしまいましたが、川辺や海辺など、空が広いところで楽しみたいですね。
おすすめアイテム:[フェスティバルプラザ]キャラクターカイト
・対象年齢3歳~
軽くて丈夫なので、飛ばして遊んでも安全なたこです。さまざまなキャラクターの中から選べるので、わが子がお気に入りのたこをいっしょに選ぶのも楽しそうですね☆
羽根つき
家内安全・商売繁盛のお守りとしても使われる羽子板は縁起物としても有名。
羽根つきに使う羽根の根元の黒い玉は「無患子(むくろじ)」と呼ばれ、これを使って遊ぶことで「子供が病気にかからないように」と願いを込めたといわれています。
羽根つきでミスをすると顔に墨で落書きされますが、これは罰ゲームではなく魔除けのおまじないという意味があるのだとか。
羽根つきには、一人で何回羽根をつけるか競う「つき羽」、二人で羽根をつきあう「追い羽」という遊び方があります。お正月の恒例行事にして、毎年の記録を残しても楽しそう!
おすすめアイテム:[ウィルウッド]工作キット 楽しい羽子板セット
・対象年齢4歳~
羽根つきで遊んだ後は、羽子板を千代紙やペンで飾り付けて遊べます。
羽根をつきあうことが難しい小さい子供も、工作するだけでお正月気分を満喫できちゃいます♪
福笑い
「笑う門には福来る」といわれるように、福笑いは笑いが溢れてめでたい遊びとして昔から親しまれてきたようです。
自分の目を隠しながら、福笑いの顔のパーツを顔の輪郭の上に置いていく遊びですが、勝ち負けのルールは自由!
「面白い顔を作った人が勝ち」や「正確に置いた方が勝ち」など、家族や友だちとルールを決めて楽しみましょう。
子どもの好きなキャラクターや家族の顔写真を大きく印刷して作っても盛り上がりますよ♪
おすすめアイテム:家族で遊べる懐かしいレトロな玩具 福わらい
昔ながらのおかめとひょっとこのレトロな福笑いです。子供にとっては、見慣れない顔なので見るだけでも爆笑する子も!
おじいちゃん・おばあちゃんとも楽しめる昔懐かしいおもちゃです。
すごろく
すごろくは奈良時代に日本に伝わった、元々は将棋や囲碁のように盤の前に2人が座って遊ぶものでした。
しかし徐々にサイコロが使われ始めると、旅や人生にちなんだ「絵すごろく」の人気が高まっていき多人数の遊びに変化したそう。
シンプルなルールと大勢で遊ぶことができるので、正月の団らんにはぴったり。勝敗は運しだいなので、その年の運試しとして遊んでみても♪
おすすめアイテム:[ショウワノート]ドラえもん すごろくふくわらい
・対象年齢4歳~
すごろくと福笑いがセットになって楽しめます。
こちらの商品はサイコロではなくルーレットを回すタイプなので、「サイコロを無くして遊べない」といったハプニングも起きずにすみますよ。
カルタ
カルタの起源は、室町時代に来航したポルトガル船が伝えた「うんすんかるた」だといわれています。
それが平安時代から貴族の間で遊ばれていた「貝合わせ」と結びつき、カルタになったようです。
「いろはかるた」は江戸時代後期、ひらがなや生活に必要な知恵を子供が遊びながら覚えられるようにと一種の教材として考案されたといいます。
現代でもカルタは「英語カルタ」や「国旗カルタ」、「地図記号カルタ」など遊びながら学べる商品がたくさんあります。
子供が興味を持ちそうなカルタを選んで、いっしょに遊んでみてください。
おすすめアイテム:[Artec]国旗カルタ
・対象年齢4歳~
頭文字のヒントだけで遊ぶ通常の遊び方と、その国に関するヒントで国旗を探す遊び方の2パターンで楽しむことができます。
似ている色や通貨、地域でグループ分けして遊んでも面白いので、飽きずに長く遊べそうですね。
百人一首
百人一首の原型は、鎌倉時代の歌人・藤原定家が百人の歌人から特に優れた和歌を一人一首ずつ選びまとめた和歌集です。
百人一首のような「歌カルタ」は元は貴族の遊びでしたが、江戸時代における版画の技術の進歩とともに庶民にも親しまれるようになりました。
百人一首は文字が読めないと遊べませんが、文字のまだ読めない子供と遊ぶときは坊主めくりがおすすめです。
坊主めくりの遊び方
1.山札を作り、1枚ずつ引いていく
2.引いたカードによって、次のようにします
・男性を引いた場合
そのカードは場に置く
・女性を引いた場合
場に溜まったカードを全てもらう
・坊主を引いた場合
手持ちのカードを全て場に出す
3.最後にカードを多く持っていた人が勝ち
百人一首の絵を使って遊べば、年齢が違ってもみんなで楽しめそうです。
坊主めくりは地域によってルールが違うこともあるようですから、それぞれのやり方を聞いても新たな発見がありそう♪
お手玉
お手玉は、奈良時代に中国から伝わった石取手玉(水晶玉)や、石を使って遊んでいた遊びが徐々に袋の中に小豆や大豆を入れたもので遊ぶように変化していったといわれています。
お手玉の遊び方はさまざまあります。ほんの一例ですが遊び方を紹介すると…
・左右一個ずつ手に持って上に投げ、キャッチするまでに何回手が叩けるか競う
・歌を歌いながらジャグリングする
・お手玉を床に撒いておき、親玉を上に投げて落ちてくるまでに何個拾えるか競う
おじいちゃん・おばあちゃん世代にどんな遊び方をしたか聞いて、いっしょに遊ぶのも楽しいですよね。
手先を使うお手玉遊びは脳を刺激して、集中力が増す効果があるともいわれています。
おすすめアイテム:[アイメディア]12匹のお手玉で指先体操
・対象年齢3歳~
手のひらサイズのかわいい干支柄のお手玉です。12個あればお手玉を複数使う遊びにも十分対応でき、干支を自然に覚えられるのでおすすめです。
コマ回し
コマ回しの由来には、「お金が回るように」とゲン担ぎを込めて行われたという説や、縁日の余興として行ったという説があります。
コマがうまく回ると「物事が円滑に回る」にちなんで、子供が早く独り立ち出来るとされました。
コマ回しには、巻いてある糸を引き、回転の美しさを競ったりするものや、「喧嘩ゴマ」と呼ばれるコマ同士をぶつけて戦う遊び方もあります。
コマが回る動きを見るだけでも楽しいので、子供が小さいうちは大人が糸を巻いてあげたり、コマを回してあげてもOK!
おすすめアイテム:[Artec]糸引きコマ
木製のコマの表面に自分で絵を描いたり色を塗ったりすることができます。糸を引いて簡単に回せるので、是非世界に一つだけのお気に入りのコマを作れますよ!
けん玉
けん玉が子供の遊びになったのは、じつは現代になってから。江戸時代には鹿の角に穴を開けたものに球をつけて、大人が遊んでいたようです。
子供の定番のおもちゃになったのは昭和に入ってからで、赤い球がご来光を連想させて縁起が良いとされました。
糸でつながれた球をけん玉の先や横のくぼみに乗せて遊びますが、近年は海外でもブームが起こりさまざまな技が開発されています。
日本けん玉協会では実力ごとに検定級を用意し大会が開かれたりと、現代では競技として楽しむ人も。学童保育や保育園で技を磨く子もたくさんいます。
おすすめアイテム:はじめてのけん玉
日本けん玉協会が推奨するけん玉。通常の競技用けん玉よりも一回り小さく、4歳ごろから遊べます。予備糸つきなので、糸が切れても取り替えて使えるのもありがたい!
だるま落とし
だるまの下に置かれた台をハンマーで叩き落としていくだるま落とし。だるまは禅宗の祖・達磨大師(だるまたいし)がモチーフになったとされています。
転んでも起き上がり縁起が良いことから、お正月に願掛けをして片目を入れて飾るようになったといわれます。
大人は台を多く・子供は少なく…など、ハンデをつけながら遊んでも楽しいですね。
[やのまん]くまのプーさんドロップス
・対象年齢10歳~
だるまだと少し見た目が怖いですが、かわいらしいディズニーキャラクターの商品もあります。
対象年齢は10歳~なので、子供が小さいうちはインテリアとして飾っておいてもいいですね。
子供と読みたい!お正月を楽しく知れる絵本
絵本でもお正月の楽しさを伝えることができます。お正月を迎える前に親子で読むことで、お正月をより楽しく過ごせますよ!
『あけましておめでとう』
・対象年齢:3歳~
初詣や「あけましておめでとう」のあいさつなど、お正月の定番が描かれた絵本。
子供にとっては不思議がいっぱいのお正月について、かわいい絵で教えてくれます。
『くまのこのとしこし』
・対象年齢:3歳~
「もうすぐらいねんがくるよ」と聞き、「らいねん」がとっても気になるくまのこのお話です。年越しをテーマにして、子供だからこそ持つ疑問をやさしい絵で解決してくれます。
『おもち!』
・対象年齢:2歳~
お正月の定番・おもちつきの日の話です。ついたおもちが次々と動物に変身していく、めくって楽しい絵本です。
遊びがいっぱいの絵とリズミカルな文章で、子供たちも繰り返し読むお気に入りの一冊になりそうです。
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羽根付き大会や餅つき、たこ作りなど、お正月ならではの行事は、地域でイベントを実施しているところもあります。
遊び方がわからない、家族だけではいまいち盛り上がらない…というときには、こうしたイベントに参加するのも手かもしれません。
子供にとっては大きな成長を感じられる1年。その始まりであるお正月は、伝統的な遊びで楽しく過ごせるといいですね。
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