ワンオペで赤ちゃんのお世話をしているママ・パパが、いちばん慌ただしい時間はバスタイムではないでしょうか。「赤ちゃんをどうやって待たせたらいいの?」と困っているママ・パパに向けて、ワンオペでのお風呂に役立つ情報をお伝えします!
赤ちゃんといっしょにお風呂に入れるのはいつから?
新生児期の赤ちゃんのお風呂は、ベビーバスなどでの沐浴が基本。ママ・パパといっしょにお風呂に入れるようになるのは、生後1か月頃が目安です。
1か月健診の際に、赤ちゃんの健康状態を医師に確認してもらい、問題ないようであれば、おうちのお風呂に入れるようになりますよ。
【月齢別】ワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れるときの待たせ方
ワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れる場合、ママ・パパが自分の体を洗っている間は赤ちゃんに待っていてもらう必要があります。赤ちゃんがお風呂に慣れるまでは、脱衣所で待っていてもらうのが安心ですよ。
赤ちゃんの月齢別に、おすすめの脱衣所での待たせ方を紹介します。
生後1か月から3か月頃
生後1か月から3か月頃の赤ちゃんは、まだ寝返りもしないので、脱衣所でバスタオルやマットの上に寝かせましょう。まわりにできるだけものを置かず、安全な場所を作ってください。
寝返りしなくても、脚力が強い赤ちゃんは動いてしまう可能性もあります。その場合は、バウンサーやハイローチェアなどを使用すると安心です。
生後4か月から6か月頃
この時期の赤ちゃんは首がすわり始め、寝返りもできるようになってきます。ベルト付きのバウンサーやハイローチェアを使い、赤ちゃんが安全に待てるようにしましょう。
生後7か月以降
お座りも安定してきた赤ちゃんは、ベビーチェアや豆椅子に座って待ってもらいましょう。テーブルやベルト、バーなどがついていて、脱走できないようなものを選ぶと安心です。
ワンオペで赤ちゃんとお風呂に入るときに準備するもの
ワンオペで赤ちゃんとお風呂に入るときは、事前準備が重要です!お風呂上がりまでスムーズに行動できるように、必要なものを脱衣所に用意しておきましょう。
タオル
赤ちゃん用とママ・パパ用のタオルが必要です。赤ちゃんのタオルは、大判の正方形のものを選ぶと赤ちゃんを包みやすいですよ。フード付きのものを用意すると、髪の毛の水分もしっかり吸収してくれます。
髪の毛が長いママは、洗髪後に被れるタオルキャップも用意しておくと便利ですよ。
着替え
着替えも、赤ちゃん用とママ・パパ用を準備しましょう。子供の着替えは、短肌着とコンビ肌着などを重ね着する場合、あらかじめ重ねて広げておくと、お風呂上がりに子供に着せやすいですよ。
ママ・パパは自分の服をゆっくり着ている時間はありません。ボタンやファスナーなどがない、被るだけ・履くだけで着られる服を選びましょう。
おむつ
着替えといっしょに、新しいおむつも用意しておきましょう。赤ちゃんはいつ排泄をするかわかりません。お風呂上がりはできるだけ早くおむつを履かせてあげてくださいね。
保湿剤
赤ちゃんの肌は非常にデリケート。保湿が大切なので、お風呂上がりにすぐに塗れるように保湿剤も用意しておきましょう。
綿棒
お風呂に入ったあとは、赤ちゃんの耳に水が入っているかもしれません。お風呂上がりには綿棒で耳を軽く拭い、水気をとってあげてくださいね。
大人用では太すぎて耳の中に入らないので、赤ちゃん用の細い綿棒を用意してあげてください。
水分補給用のお水やお茶
お風呂上がりには水分補給も忘れずに。赤ちゃんが飲めるお水やお茶も用意しておくと安心です。
お風呂のあとに授乳する場合は、ミルクや母乳で水分補給できるので、準備しなくても問題ありません。
ワンオペで赤ちゃんとお風呂に入る方法
ここからは、実際にワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れるときの手順を紹介します。
1.赤ちゃんを脱衣所で待たせる
まずは、先ほど紹介した方法を参考にして、赤ちゃんを脱衣所で待たせましょう。すぐにお風呂に入れるように、身につける衣類は最低限にしておくことをおすすめします。
脱衣所の温度が高すぎたり低すぎたりすると、赤ちゃんが体調を崩してしまう可能性もあります。
東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課が発行した「赤ちゃんのための室内環境」には、赤ちゃんにとって快適な環境の室温は20〜25℃程度(夏期は外気温よりも4〜5℃低いくらい)と記されています。この室温を目安に、季節に合わせて調整しましょう。
2.ママ・パパが自分の体を洗う
続いて、ママ・パパがお風呂に入り、自分の体を洗います。
赤ちゃんが不安にならないように、浴室のドアを開けておき、様子をみながら手早く洗ってくださいね。声をかけてあげたり、歌を歌ってあげるのもおすすめです。
3.赤ちゃんを洗う
ママ・パパが自分の体を洗い終えたら、赤ちゃんを浴室に連れてきて、ベビーソープで洗ってあげましょう。
ベビー用のバスマットやバスチェアがあると、両手が使えるようになるので便利です。赤ちゃんが小さいうちは、沐浴で使ったベビーバスのなかで洗うこともできるでしょう。
ベビーソープは、泡で出るタイプのポンプ式のものを選ぶと、手早く洗えますよ。
4.湯船に浸かる
赤ちゃんを抱っこして、湯船に浸かって体を温めましょう。
入浴時間は、体を洗う時間を含めて10〜15分以内(湯船に浸かる時間は3〜5分くらい)に留めて。長時間の入浴は、赤ちゃんの負担となるため避けましょう。
5.お風呂から上がる
浴室から出たら、手早く赤ちゃんをバスタオルで包み、ママ・パパ自身の体の水分を拭き取ります。その後、赤ちゃんの体を保湿し、おむつと衣類を着せてあげましょう。
赤ちゃんのお世話が終わったら、ママ・パパも自分の服を着てくださいね。入浴後の水分補給も忘れずに行いましょう。
ワンオペお風呂の注意点
赤ちゃんをワンオペでお風呂に入れるときの注意点をお伝えします。
お湯の温度に気をつける
赤ちゃんといっしょにお風呂に入るなら、お湯の温度に気をつけてあげましょう。
お湯の温度は、大人が少しぬるいと感じる38〜40℃くらいを目安に、季節に合わせて調整してください。
授乳後や眠い時間の入浴は避ける
お風呂に入れるタイミングは、それぞれのおうちによって異なると思いますが、授乳後や眠い時間の入浴は避けましょう。
授乳してすぐにお風呂に入ると、吐き戻ししてしまうかもしれません。授乳後30分〜1時間は空けてから入浴してくださいね。
また、赤ちゃんは眠くなるとご機嫌ナナメになります。泣いてしまうとお風呂に入れるのがより大変になってしまうので、眠そうなときはお風呂の時間をずらしてあげましょう。
赤ちゃんの様子に合わせて浴室で待たせることも検討する
赤ちゃんに脱衣所で待っていてもらうとき、ママ・パパの姿が見えないことで泣いてしまう子がいるかもしれません。また、赤ちゃんは予想外の行動をすることもあります。安全対策をしていても、少し心配なときもありますよね。
そんなときは、無理に脱衣所で待たせる必要はありません。ベビー用のバスマットやバスチェアを用意して、浴室で待たせることを検討しましょう。おすすめのアイテムは次の章で紹介します。
ワンオペお風呂に便利!おすすめアイテム
ワンオペお風呂で活躍する、便利なアイテムを紹介します。現在4歳の子供がいる筆者が実際に愛用していたアイテムもあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ベビーバスマット
ワンオペお風呂には、バスマットがあると便利です。赤ちゃんを寝かせておけるものを選ぶと、脱衣所だけでなく、浴室内でも赤ちゃんを待たせられますよ。そのまま体を洗えるタイプを選ぶと、ママ・パパの負担も減るのでおすすめです。
写真の「リッチェル ひんやりしないおふろマットR」は発泡スチロールのような素材(発泡ポリプロピレン)で濡れてもひんやりしないので、赤ちゃんも快適です!
くぼんだ部分にお湯を入れておけるので、体があたたまってポカポカに。水切れがよく、カビることもないので、清潔に使えますよ。
筆者もこのバスマットを知人に教えてもらって購入し、ワンオペお風呂でかなり役立ちました。プレママの友人にも必ず勧めているアイテムです☆
ベビーバスチェア
赤ちゃんがお座りできるようになったら、バスチェアが活躍します。一般的なチェアタイプは生後6〜7か月頃から使用できますが、生後1か月頃から使用可能なリクライニングタイプもありますよ。商品によって異なるので、使用可能な期間を確認してみてください。
写真のバスチェアは、「アップリカ はじめてのお風呂から使えるバスチェア」。165°のフルリクライニングが可能で、お風呂デビューしたばかりの赤ちゃんにも使えます。折り畳みできるので収納もしやすく便利です。
バスローブ・バスポンチョ
ワンオペのお風呂上がりは常にバタバタ!赤ちゃんを手早く拭いて服を着せる必要があります。ママ・パパが自分の服を着るのは後回しになりがちですが、湯冷めしないように、バスローブやバスラップなどを用意しておくとよいでしょう。
写真の商品は、ママにおすすめのバスローブ。被るだけでさっと着用でき、マイクロファイバーが水分を吸収してくれます。動きやすい短めの丈で、授乳にも便利なボタン付きです。
2in1シャンプー
ワンオペでのお風呂は、とにかくママ・パパが自分に時間をかける余裕がありません。時短できるアイテムを活用しましょう!
時間がかかる洗髪は、シャンプーとコンディショナーがいっしょになった2in1シャンプーを使うと便利です。
「ウルオッテ ナチュラルシャンプー 無香料」は、赤ちゃんもいっしょに使える2in1シャンプー。ノンシリコンタイプですが、しっとりとした仕上がりで、トリートメントなしでも髪がまとまりますよ。
濡れた肌に使える保湿剤
デリケートな赤ちゃんの肌は、お風呂上がりに速やかに保湿することが大切です。濡れた肌に使える保湿剤を選ぶと、浴室内でスキンケアできるので、湯冷めの心配もなくなりますよ。
「IFMEスキンケア インバスボディミルク」は、お風呂のなかで濡れたままの肌に塗れるインバスタイプのボディミルク。お風呂上がりの急激な乾燥から素肌を守ってくれますよ。ポンプタイプで塗りやすいのもポイントです☆
ワンオペお風呂を効率よくするためのポイント
ワンオペのお風呂をより効率よくするためのポイントを紹介します。
ママのクレンジング・洗顔・スキンケアは先に済ませておく
赤ちゃんとお風呂に入るときは、できるだけ子供から目を離したくないですよね。しかし、目を開けたまま顔を洗うのはかなり困難です。ママのクレンジング・洗顔はできるだけお風呂に入る前に済ませておくことをおすすめします。
スキンケアまで終わらせておくと、お風呂上がりの時間に少し余裕ができますよ。
先にメイクを落とす時間が取れない場合は、お風呂から上がって落ち着いたタイミングで 行ってもよいでしょう。
ゆっくり入りたいなら赤ちゃんだけ先に入れる
赤ちゃんといっしょにお風呂に入るなら、長湯はできません。そのため、お風呂にゆっくり浸かりたいときは、自分の髪や体は洗わずに、赤ちゃんだけ先にお風呂に入れるのもおすすめです。
パートナーが帰宅してから一人で入れば、自分の時間もできて、リフレッシュにもなりますよ。
日々の疲れをとるためにも、ゆっくり湯船に浸かる時間は大切です。たまには、お気に入りの入浴剤を使って、自分へのご褒美にしてみてはいかがでしょうか。
ワンオペで2人以上のきょうだいをお風呂に入れるには?
きょうだいがいるおうちは、ワンオペで2人以上の子供をお風呂に入れなければならないときもありますよね。
下の子が生後1か月〜3か月くらいの場合、上の子との年齢差が小さいと、ワンオペで2人同時にお風呂に入れるのはかなり難しいでしょう。とくに下の子の首がすわるまでは、ベビーバスを使い、それぞれお風呂時間を設けた方が安心です。
4か月くらいからは、首もすわって体も徐々にしっかりしてきます。ベビーマットやリクライニングタイプのベビーチェアを用意すれば、上の子といっしょにお風呂に入れることもできるでしょう。
上の子に待っていてもらうときは、お風呂用のおもちゃがあると安心です。お風呂用おもちゃの紹介記事も参考にしてみてくださいね♪
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赤ちゃんをお風呂に入れるのは大変ですが、事前に準備をしておけば大丈夫!赤ちゃんと安全に入浴できるように、今回ご紹介した内容をチェックしておいてくださいね♪
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