子供が一人で行動することが増えると、「スマートフォンを持たせるべき?」と悩む親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。ごっこランドTimesでは、子供にスマホを持たせる(持たせた)年齢についてアンケートを実施しました。子供に持たせるスマホを検討しているママ・パパはぜひチェックしてみてください。
※アンケート概要:2024年2月27日〜2024年3月20日、回答数435件、無料アプリ『ごっこランド』にて実施
子供にスマホを持たせるのは何歳から?アンケート結果も!
無料アプリ『ごっこランド』で行ったアンケートによると、子供にスマホを持たせる(持たせた)年齢で回答数がもっとも多かったのは12歳(13.8%)、ついで6歳(13.1%)でした。中学校や小学校へ入学するタイミングで持たせようと考えるママ・パパが4分の1を占めています。
その一方で、「スマホは持たせない」との回答も12.6%ありました。以降は、回答にばらつきがあるため、スマホを持たせる年齢は家庭の方針によって異なるのがわかります。
子供にスマホを持たせるか悩んだら、本当に必要なのか、家族でよく話し合うとよいでしょう。
子供にスマホを持たせるメリット・デメリット
子供にスマホを持たせると、どのようなメリット・デメリットがあるのかまとめました。
メリット1:外出時も連絡が取れる
子供にスマホを持たせると、子供が出かけたときに連絡を取ることが可能です。心配性なママ・パパも安心ですね。
また、子供が家で留守番をしているときにも連絡が取れます。最近は固定電話を設置しない家もあるため、スマホが便利に感じることもあるでしょう。
メリット2:居場所がわかる
スマホにはGPS機能があり、位置情報を共有できるため、子供の居場所がわかります。危険なところへ出かけていないか、寄り道はしていないかを確認できますよ。
メリット3:コミュニケーションが取りやすくなる
メールよりも手軽に送れるメッセージアプリやSMSを使うことで、親子のコミュニケーションが取りやすくなるとの声もあります。とくにLINEはスタンプや絵文字なども種類豊富なので、メッセージのやりとりが楽しめそうですね。
メリット4:ネットリテラシーが身につく
スマホを持たせることで、インターネットを適切に使いこなす能力である「ネットリテラシー」が身につくことも期待できます。
インターネット上の情報の正誤を判断したり、適切な情報を発信したりできる能力は、これからの時代を生きる上で必要不可欠です。子供のうちにネットリテラシーを高めておくと、トラブルにも巻き込まれにくいでしょう。
デメリット1:スマホ依存・スマホ中毒になるリスクが高い
子供のうちからスマホを持つことで、スマホ依存・スマホ中毒になるリスクが高まります。ついついスマホを見てしまい、勉強時間や睡眠時間が減ってしまうこともあるようです。
ママ・パパが常にスマホを触っていると、子供もそれが当たり前だと思ってしまう可能性もあります。スマホ依存気味のママ・パパも注意が必要ですね。
デメリット2:トラブルに巻き込まれる可能性がある
スマホを持つことで、ゲームアプリの課金による高額請求や、SNSでの個人情報漏洩など、トラブルに巻き込まれる可能性も高まります。
トラブルを防ぐためには、ママ・パパが定期的にスマホの使い方を確認することも必要です。
デメリット3:視力低下や寝不足など健康面への影響が出やすい
スマホの画面を見過ぎることで、視力の低下や寝不足に陥る危険もあります。ブルーライトの光は脳と目に影響を与え、睡眠トラブルの原因になるともいわれているため、特に夜は使用を控えるように伝えましょう。
デメリット4:出費がかさむ
子供にスマホを持たせるには、当然ですがスマホ本体を用意しなければなりません。また、毎月の利用料金がかかるため、その分出費がかさんでしまいます。
機種にこだわりがなければ、iPhoneよりもAndroidの方が選択肢が多く、リーズナブルな機種が選べます。また、ママ・パパのお下がりを使うこともできますよ。
利用料金は、格安SIMを選んだり、家族割引のある会社を利用したりすることで費用を抑えられるでしょう。
子供にスマホを持たせる際の注意点
子供にスマホを持たせる際に注意したいことをお伝えします。
スマホを使うルールを決める
まずは子供といっしょに、スマホを使うためのルールを決めましょう。
使いすぎを防ぐためにも、利用時間を決めることをおすすめします。スクリーンタイムを設定する・リビング以外では使わない(親が預かる)など、物理的にスマホを使えない時間を作ることも大切です。
また、トラブルを防ぐためにも、友だちには貸さずに自分で使うことを意識してもらいましょう。
ママ・パパが一方的に決めるのではなく、子供と話し合って決めた方が反発も少なく、ルールを守ってくれそうですね。
フィルタリングサービスを活用する
フィルタリングサービスの活用もおすすめです。違法・有害サイトやアプリをブロックし、使用制限をかけられます。
docomo、au、SoftBankなどのキャリアでは、「あんしんフィルター」というフィルタリングサービスを提供しています。登録が必要ですが、月額利用料は無料なので、子供がスマホを持つ場合は検討してみてください。
また、Googleの提供する「Googleファミリーリンク」を利用すれば、ママやパパの管理用アカウントから子供用アカウントの制御が可能です。
それぞれのおうちに合ったフィルタリングサービスを選んでみてくださいね。
SNSの使い方を決める
スマホの使用ルールだけでなく、SNSの利用ルールを決めることも大切です。SNSは、個人情報漏洩や誹謗中傷などが起こりやすく、トラブルの元になりやすいでしょう。
名前や学校名・顔などがわかる内容を全体に公開しない、居場所がわかる投稿・リアルタイムの投稿は避ける、ダイレクトメッセージで知らない人と連絡を取らないなど、子供の身を守るためにも使い方をきちんと話し合ってくださいね。
子供にスマホを持たせる際のギモン
子供にスマホを持たせるとき、ママ・パパが疑問に思うことを調べました。
子供用スマートフォンはある?
子供にスマホを持たせたいけれど、iPhoneやAndroidを持たせるのは少し気が引けるというママ・パパにおすすめなのが、子供のためのファーストスマホ「Hamic MIELS(ハミック ミエルス)」です。
一般的なiPhoneやAndroidに比べると機能は劣りますが、インターネットやアプリの利用もでき、コンテンツの閲覧制限や使用可能アプリの制限もできますよ。
現在地の自動送信や音声の自動録音を備えた防犯ブザー機能付きで、防犯アイテムとしても役立ちます。
また、MIELS独自のネットワークにより、電池が切れた後でも子供の位置情報が検知できるのも便利です。
安心・安全に使えるスマホを持たせたいママ・パパは、ぜひチェックしてみてくださいね。
なお、docomo、au、SoftBankなどの大手キャリアでは、2024年4月現在、子供用スマホの取り扱いはありません。子供用としては、フィーチャーフォン(ガラケー)タイプのキッズケータイを販売しています。
キッズケータイとスマホの違いは?どちらがよい?
スマホ | キッズケータイ | |
---|---|---|
豊富 | 少ない | |
可能 | 不可能 | |
あり | なし | |
・アプリでカスタマイズ | ・限られた人との通話 ・メール ・防犯ブザー ・GPS |
キッズケータイは、フィーチャーフォンの機能をベースに作られた、子供用の携帯電話です。主に家族との連絡手段として使われ、電話やメールが利用できます。
スマートフォンのようにアプリを追加したり、インターネットを閲覧することはできませんが、防犯ブザーやGPSなど、子供の安全を守るための機能がしっかり備わっていますよ。
子供と連絡を取るためだけにスマホを持たせたいのであれば、キッズケータイの方が向いているかもしれません。ただし、LINEなどのメッセージアプリを使用して連絡を取りたい場合は、アプリをダウンロードできるスマホを持たせる必要があります。
子供の年齢や、用途に合わせて選んであげてくださいね。
子供におすすめの格安SIM3選
子供にスマホを持たせるなら、格安SIMを利用するのがおすすめです。
格安SIMとは、大手キャリアに比べて安価で利用できるSIMカードを指します。大手キャリアに比べてサポートは少ないものの、種類豊富なプランから必要なものを選んで契約できるため、コスパが高いのもうれしいポイントです。
子供用のスマホにおすすめの格安SIMを3社ご紹介します!
楽天モバイル
出典:楽天モバイル
プラン名 | 月額基本料金 |
---|---|
1,078円 (割引適用後は実質858円) |
|
2,178円 (割引適用後は実質1,958円) |
|
3,278円 (割引適用後は実質3,058円) |
格安SIMのなかでも有名なのが「楽天モバイル」です。家族割引のほか、22歳以下を対象とした割引(最強青春プログラム)があります。
有料のフィルタリングは、年齢に合わせたフィルタリング内容や1日1回の利用状況お知らせメールなどが便利ですよ。
楽天モバイルでは、子供が使うスマホは子供の名義で契約するのが基本となっています。18歳未満の子供の名義で契約する場合、月額330円のフィルタリングサービス「あんしんコントロール by i-フィルター」の契約が必須です。
IIJmio(アイアイジェイミオ)
出典:IIJmio
プラン名 | SMS+データ通信 月額基本料金 |
音声通話+データ通信 月額基本料金(キャンペーン適用後の料金) |
---|---|---|
820円 | 850円(410円) | |
970円 | 990円(550円) | |
1,470円 | 1,500円(1,060円) | |
1,780円 | 1,800円(1,360円) | |
1,980円 | 2,000円(1,560円) |
お得なキャンペーンを利用して契約したいと考えているおうちには、「IIJmio」がおすすめです。
期間限定で、音声通話付きプランの月額料金が440円引きで利用できます。また、家族割引も実施中!家族全員の月額料金が100円引きになりますよ。どちらも最大6か月間、2024年6月3日までのキャンペーンなので、早めにチェックしてみてくださいね。
LINEMO(ラインモ)
出典:LINEMO
プラン名 | 月額基本料金 | 1か月あたりの通信量 |
---|---|---|
990円 | 3GB | |
2,728円 | 20GB |
LINEをメインに使いたいなら、「LINEMO」がおすすめです。LINEMOは「LINEギガフリー」により、LINEアプリのトーク・音声通話・ビデオ通話にデータ通信量の消費が不要。LINE使用時は速度制限の心配がないのがうれしいですね。
LINEMOは料金プランも2種類とシンプルなので選びやすいでしょう。
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子供にスマホを持たせる年齢に正解はありません。それぞれのおうちの状況や考え方によって、スマホが必要になるタイミングは異なります。便利なアイテムである一方、スマホを持つことによるリスクも考えられるため、家族でよく話し合い、子供が安全に使えるように見守ってあげてくださいね。
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