子供のスマホでLINEだけ使える設定にするには？手順と注意点を解説

こんにちは。小学生の子供にスマホを持たせるか検討している、ごっこランドTimesの南尾優香です。

子供が成長すると、出かけた子供と連絡を取りたいケースが増えてきますよね。

「なかなか帰ってこない。危ない目にあっていないか」

「ごはんやお風呂の準備のため、塾を出たときに連絡が欲しい」などと思うときもあるのではないでしょうか。

子供に安心してLINEを使わせるための情報を集めました。ぜひ参考にしてください。

子供のスマホをLINEだけにする3つの方法

子供のスマホをLINEだけ使えるように設定する方法を3種類紹介します。

1.Googleファミリーリンクを利用する

「Googleファミリーリンク」は、管理用のアプリを親御さんがダウンロードして、子供のアカウントを制御する方法です。

できること

• 利用時間の上限設定
• ダウンロードできるアプリの許可設定
• YouTubeの利用制限
• ダウンロードしたアプリの権限を管理
• 地図上での位置情報の把握
• 特定の場所に到着・出発した際の通知

Googleファミリーリンクを使うと、子供のスマホ機能をLINEだけに制限することはもちろん、利用時間の制限や地図上での位置情報の把握もできます。

習い事の帰りに寄り道をしていないか、どこで遊んでいるかなどもチェック可能◎

YouTubeの利用制限やダウンロードしたアプリの権限管理も、徐々にスマホの制限をゆるめる際に重宝しますよ。

設定方法

1. 親御さんのスマホにファミリーリンクのアプリをダウンロードする
2. 「ファミリーグループ」を作成し、子供のGoogleアカウントを作成する
3. アプリの指示に従って入力・設定をする
4. 子供用スマホに2で作成した子供のGoogleアカウントでログインする
5. 設定するユーザーに親御さんのアカウントを選択し親御さんのアカウント認証をする
6. LINE以外のアプリを制限する

もしLINE以外に使いたいアプリがある場合は、手順6で設定できます。

なお、子供のGoogleアカウントを作成する際は、親御さんと違うパスワードを設定してくださいね。

2.キャリアによるフィルタリングサービスを利用する

契約する携帯キャリア（Docomo、auなど）によっては、契約会社側でフィルタリングをかけることもできます。

キャリアごとに提供するサービスが異なるので、契約の際にチェックしてみるのがおすすめです。

子供用の契約におすすめなスマホのキャリアはあとで紹介します。

3.独自の機能制限アプリを利用する｜AirDroidParentalControl

GoogleストアやAppStoreから、気に入った機能制限アプリをダウンロードする方法もあります。

有名なアプリはAirDroidParentalControlで、カメラ機能で子供の様子を確認したり、スマホマイクから子供の周りの音を拾ったりできるのが特徴です。

出かけた子供の様子をおうちから知りたい方は、チェックしてみてくださいね。

子供のスマホをLINEだけに制限する3つのメリット

子供のスマホをLINEだけに制限すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

順番に説明します。

通信量を抑えられる

スマホの料金プランは、1か月あたりに利用できる通信量で決まるケースが多いです。

契約するプランによって異なりますが、1GB・3GB・10GB・20GBなどがあり、ギガ数が大きくなるにつれ毎月の利用料金も高額となります。

YouTubeやゲームアプリは、多くの通信量を消費します。

1か月の通信量を超えてしまうと速度制限がかかり、LINEでの画像送受信やビデオ通話が快適に使えない場合も多いようです。

使える機能をLINEだけに制限すれば、通信量の少ないプランでも問題なく使えるでしょう。

有害サイトへのアクセスを防げる

スマホ機能をLINEだけに制限しておけば、Web検索やYouTubeから有害なサイトにアクセスするのを防げます。

有害サイトにアクセスしてしまうと、高額な課金をしたり、個人情報を抜かれたりする可能性も･･･。

トラブルや犯罪に巻き込まれるのを防ぐ観点でも、スマホ機能をLINEのみに制限するのは有効と言えます。

集中を妨げる動画やゲームを制限できる

使わないようにしようと思っても、スマホがあるとついネットサーフィンをしたりSNSをダラダラと見たりしてしまうものですよね。

親御さんでも「ついスマホを見て時間を無駄遣いしてしまった」となるのですから、自制心の育っていない子供はさらに深刻。

もとからLINEしか使えないように設定しておけば、スマホで気が散る心配もありません。

LINEのみに制限した子供用スマホ端末は何を使う？

「スマホの端末はどの程度のスペックを用意したらいいのかな」とお考えではありませんか？

使う機能がLINEだけなら、高額な最新機種を用意する必要はありません。

子供用に新しいスマホを買う方法もありますが、家にある古いスマホを使うこともできますよ。

家にある古いスマホ

親御さんが以前使っていた端末に、子供用に契約したSIMを入れて使う方法です。

古すぎる端末はOSのアップデートがうまくできないこともありますが、子供がLINEを使う程度なら問題ないおうちも多いと考えられます。

子供用の新しいスマホ

使える端末がおうちにない場合は、子供用に新しい端末を購入しましょう。

以前は「キッズスマホ」が各キャリアから発売されていましたが、現在はほぼ取り扱いがありません。

「子供用」とされている端末は、LINEの使えない「キッズケータイ」ばかりになっています。

スマホ端末を購入できる場所をいくつか紹介します。

• スマホのキャリア
• 家電量販店
• 中古スマホ店

もし中古スマホを購入する場合は、個人情報消去や端末保証がきちんとしているショップを選びましょう。

【安い】子供にLINEだけを使わせるなら格安SIMがおすすめ！

上の表は、大手キャリアと格安キャリアの違いをまとめたものです。

「余計な機能はいらないから、LINEだけ使えれば充分」と思うなら、格安SIMがおすすめです。

大手キャリアは料金が高いものの実店舗が多く、窓口でのサービスも充実しています。

一方、格安SIM会社はサービスの質を抑え、安くスマホを使いたい人におすすめです。

格安SIMについて簡単に説明していきます。

格安SIMとは

格安SIMとは、大手キャリア（docomo・au・ソフトバンク）の通信設備（アンテナ）を借りて、通信サービスを提供している通信業者です。

日本全国に通信網を整備するには膨大な費用がかかるため、大手キャリアは通信料金に維持コストを上乗せする必要があります。

しかし、格安SIMは大手キャリアに利用料金を払って設備を借りているため、通信網の開発・維持コストがかかりません。

そのため、料金を安く抑えられるのです。

キャリアやプランごとに利用する大手キャリアが異なるため、「docomo回線がいい」「au回線がいい」などの希望がある場合は契約前にチェックしましょう。

格安SIMのメリット・デメリット

格安キャリアの一番のメリットは、価格の安さです。スマホ代金を安く抑えたい方にはぴったりの選択肢と言えるでしょう。

一方、大手キャリアよりも全体的なサービスの質は一段下がります。

実店舗が少ないこともあり、困ったことは自分で調べて解決するのが基本です。また、通信状況が大手キャリアより劣る場合もあるようです。

格安SIMプランの選び方

LINE用に格安SIMプランを選ぶ際は、SMS（ショートメールサービス）機能もしくは通話機能がついているものを選びましょう。

音声通話のありなしは、好みで選べば大丈夫です。音声通話なしプラン・音声通話ありプランの違いを簡単に説明していきます。

SMS＋データ通信のみのプラン｜音声通話なし

電話番号を使った通常の通話が必要ないなら、SMS（ショートメールサービス）＋データ通信のプランがおすすめです。

じつはLINE通話はインターネット回線を使うため、音声通話の回線は必要ありません。

ただし、LINEは登録時にSMSの認証が必要です。契約時は純粋な「データ通信専用」ではなく、「SMSつき」であることを確認しましょう。

音声通話＋SMS＋データ通信のプラン｜音声通話あり

インターネット回線を使うLINE通話は、通常の固定電話や公衆電話との連絡ができません。

自宅やお店の固定電話と通話する可能性がある、公衆電話から子供用スマホに連絡する可能性があるなどの場合は、音声通話つきのSIMを契約しましょう。

以前はLINEから固定電話に通話する「LINE out」がありましたが、2023年5月末でサービスを終了しています。現在はLINEユーザーどうしのみ通話が可能です。

音声通話つきのプランには電話番号がつくため、LINEを使うためにSMSの有無を確認する必要はありません。

子供のLINEだけ使うスマホ用におすすめの格安SIMおすすめ5選

子供のLINE用スマホにおすすめの格安SIMを5社紹介します。

NURO（ニューロ）モバイル

出典：NURO

NUROモバイル公式サイトで詳細をチェック

※プラン名が両方あるものは、どちらのプランかを選んで契約

「NUROモバイル」はソニーグループが提供している格安SIMキャリアです。

SMS＋データ通信プランと音声つきプランで価格は変わらず、音声つきならかけ放題プランもあります。

「トリプルキャリア」を採用しており、申し込みの際にドコモ・au・ソフトバンクから好きな回線を選択可能。

VM・VL・VLLプランなら、LINEのテキスト・スタンプ・画像・動画ファイルなどの送受信データ量がギガ数にカウントされない「バリューデータフリー」も申し込めます。
(音声通話・ビデオ通話はバリューデータフリー対象外)

月額550円で端末故障時に安く交換できる「端末保証」もつけられるので、子供がスマホを壊さないか気になる人はチェックしてみてください。

LINEMO（ラインモ）

出典：LINEMO

LINEMO公式サイトで詳細をチェック

LINEのみに特化したいなら、Softbankの提供する「LINEMO」がおすすめ。

Softbankの格安SIMといえば「ワイモバイル」ですが、よりLINEに特化して料金プランを絞ったものがLINEMOです。

音声つき・音声なしのプラン選択はなく、2種類のみのシンプルな料金プランでわかりやすいですよ。

LINEMOの特徴は、「LINEギガフリー」によりLINEアプリのトーク・音声通話・ビデオ通話のデータ消費量がかからないこと。

データ容量の大きな画像・動画の送受信もLINEギガフリーの対象なのはうれしいポイントです。

「LINEだけをたっぷり使いたい」というおうちは、検討してみてはいかがでしょうか。

mineo（マイネオ）

出典：mineo

mineo公式サイトで詳細をチェック

「mineo」は、1GBからプランを用意しているのが特徴。

データ通信のみで手頃なシングルタイプと音声通話つきのデュアルタイプがあるため、必要なプランを選択できます。シングルタイプの場合、SMSオプションの申し込み（無料）が必要です。

なお、キャリアはau・docomo・ソフトバンクの3つに対応しています。

「1GBだと足りるか不安」と思うかもしれませんが、データ容量が足りなくなったら55円／100MBで簡単にチャージ可能。

全国180以上の提携店舗があるため、対面での相談もしやすいですよ。サポート体制の充実した格安SIMを選びたいおうちにおすすめです。

IIJmio（アイアイジェイミオ）

出典：IIJmio

IIJmio公式サイトで詳細をチェック

「IIJmio」は、ドコモとauから通信網を選べる格安SIMです。

データ量のプランも豊富なので、将来LINE以外のアプリを使うようになった時もぴったりのプランを選びやすいですよ。

また、IIJmioは契約後のサポートにも力を入れています。

1,700以上のFAQを検索したサポートサイトに加え、Webチャット・電話サポート・X（旧Twitter）によるサポート・メールサポートによる個別対応も利用可能。

店舗に行かず、自宅で気軽にサポートを受けたい方は検討してみましょう。

なお、2024年6月3日までの期間限定で、月額440円割引されるキャンペーン（最大6か月間）を実施しているため、SMSのみのプランと音声通話つきプランの料金の逆転現象がおきています。

キャンペーン期間中は、音声通話つきプランがお得です！

楽天モバイル

楽天モバイル公式サイトで詳細をチェック

楽天ポイントをためている方は、「楽天モバイル」がおすすめです。

楽天モバイルの一番のメリットは、楽天ポイントがたまりやすいこと。楽天ポイントをためている方には、以下の内容が魅力的ではないでしょうか。

• 楽天ポイントでの料金支払いが可能
• ポイントで支払った料金分もポイントがたまる
• 楽天市場での買い物がポイント＋4倍
• 家族の紹介で楽天ポイントがもらえる

通常料金はほかの格安SIMに見劣りしますが、22歳までが利用できる「最強青春プログラム」と、家族割引「最強家族プログラム」を併用すると、ほぼ同程度に料金が下がります。
（ただし18歳未満の子供名義で契約する場合、別途月額330円のフィルタリングサービス「あんしんコントロール by i-フィルター」の契約が必須）

楽天モバイル契約中は、楽天市場で買い物をするとポイントがプラス4倍たまるため、ポイント還元を考えるとほかのキャリアより実際は安く使えるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。

LINEのために格安SIMを契約する際の注意点

LINEのために格安SIMを契約する際の注意点をまとめました。

必要な通信速度が得られるか確認する

格安SIMのサービスは大手キャリアの回線を借りておこなうため、回線の混雑時は通信速度が落ちる可能性もあります。

たとえば以下のような状況が考えられます。

• お昼休み
• 通勤時間帯
• 大規模イベント時
• 混雑している大都市部の駅
• 災害時

子供が使うなら、昼休みの回線混雑は気にならないと思いますが、住んでいる場所によっては大きな駅での回線速度が気になるかもしれません。

気になる場合は回線速度の速さを重視している会社や、料金は上がりますが大手キャリアを選ぶのがおすすめです。

サポート体制に問題がないか確認する

格安SIMは、サポートに関わる人件費や経費を抑えることで、通信料金を安く提供しています。

実店舗も少なく、わからないことがあった時や故障・紛失時に駆け込める窓口が近くにないキャリアもあります。

サポート体制を重視する方は、窓口の多いmineoや楽天モバイルなどを検討してみてはいかがでしょうか。

家族割引プランの有無を確認する

家族割引の利用が当たり前の大手キャリアに対して、格安SIMは家族割引プランのないキャリアも多く見られます。

今回紹介したキャリアで家族割引があるのは、以下の2社です。

• mineo
• 楽天モバイル

どちらの会社も家族全員のスマホ料金が割引になるため、契約する人数が多いほどお得になります。ぜひチェックしてみてくださいね。

LINEだけのスマホは格安SIMがおすすめ

LINEだけのスマホは、格安SIMを契約してスマホの不要な機能を制限するのが簡単でお得です。 ぜひこの記事の情報をもとに、やってみてくださいね。

※紹介している商品は、ごっこランドtimesで販売しているのではなく、各サイトでの販売になります。各サイトで在庫状況などをご確認ください。
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