こんにちは!ごっこランドTimesのAkariです♪
「王様の耳はロバの耳」について、なんとなく聞いたことがあっても詳しいストーリーまでは知らない方が多いのではないでしょうか。
物語のあらすじや結末、学べる教訓や使い方についても紹介しているので、大人も子供もぜひいっしょに見てみてください。
「王様の耳はロバの耳」のあらすじ
「王様の耳はロバの耳」の原作はイソップ寓話で、ギリシア神話に登場するフリギア王ミダスの物語だと言われています。寓話とは、教訓や道徳を楽しい話として伝える物語です。
細かい設定にはさまざまな説があるので、本記事では一般的なあらすじの一例を紹介します。
理髪師だけが知る王様の秘密
あるところに、いつも深い帽子をすっぽりとかぶった王様がいました。帽子をかぶっていた理由は、王様の耳がロバの耳だったからです。
しかしその秘密を知っているのは、王様本人と、王様の髪を切る理髪師だけでした。理髪師は王様から口止めされていたので、誰にも話さず自分の胸の内にずっと留めていました。
秘密を打ち明けた理髪師
秘密を抱え続け苦しむ理髪師は、話したいけれど話せない日々を送っているうちに病気になってしまいました。
病院へ行くと、医師からの診断結果は「抱えている秘密を打ち明けると楽になる」との内容でした。そこで理髪師は、井戸に向かって「王様の耳はロバの耳!」と叫びました。
勇気を持って真実を明かした王様
理髪師が叫んだ井戸は、じつは国中の井戸と繋がっていました。理髪師の声は井戸を通って国中のあちこちに届いたので、王様の秘密は噂となって広まり続けます。
秘密が明かされてしまった王様は自分の姿を受け入れ、帽子を脱いで自分の耳がロバの耳であることを民衆に明かしました。
王様の口から秘密が明かされると、民衆は受け入れ、王様はすっきりとした気分に。
秘密を明かす際、「人々の声がよく聞こえるようにロバの耳をしている」とも伝えたことから、民衆はこれまで以上に王様を信頼するようになりました。
「王様の耳はロバの耳」にはさまざまな背景や結末がある?
そもそも、ミダス王の耳はなぜロバの耳になったのでしょうか。背景にもいくつかの説があります。
芸術の神アポロンとパンが音楽の腕比べをしてアポロンが圧勝した際、ミダス王は勝敗にクレームをつけました。
勝者であるアポロンは怒り、ミダス王の耳をロバの耳に変えてしまったとされています。ほかにも、アポロンを怒らせた経緯には諸説あるようです。
また、理髪師は地面に穴を掘って叫んだとする説もあります。叫んだ地から葦が生え、風でそよぐたびに「王様の耳はロバの耳」と囁くようになるストーリーです。
結末にも、「理髪師を許したことから、王様はアポロンから耳をもとに戻してもらった」「王様は王様の仕事をやめた」など、さまざまな説があります。
「王様の耳はロバの耳」の教訓
「王様の耳はロバの耳」の物語から得られる教訓を紹介します。子供だけでなく大人になってからでも知っておきたい内容ばかりなので、ぜひ見てみてください。
秘密や悩みを抱え込むと苦しい
王様の秘密を知り、重圧のなかひとりで抱え込んでしまった理髪師は病気になりました。秘密を抱え続けることは、心身に悪い影響を与えることがわかります。
また、「誰にも言わないで」と秘密を共有することは、ときに相手を苦しめるお願いにもなることを理解しておきたいですね。
口は災いのもと
井戸や葦を通して王様の噂が広まったように、現実世界でも思いもよらないところから噂は広まります。
「誰も聞いていない」と思っても、他人の秘密は明かさないようにしましょう。
自分の欠点や人との違いを受け入れることが大切
王様は、周りにどう見られるか不安だったから耳を隠し続けていたのではないでしょうか。最終的に、民衆は王様の耳を受け入れました。
このように人と違うところがあっても、受け入れて理解することが大切だとわかります。
正直に話せば深い信頼を得られる
王様は民衆に向かって正直に話したことで、かえってより深い信頼が得られました。隠しごとは隠し続けるより、正直に話した方がいいですね。
また、民衆が王様の話を真剣に聞いて受け入れたように、勇気を出して秘密を打ち明ける人の言葉にはしっかり耳を傾けるべきです。
大切なことは外見ではない
王様の耳はロバの耳でしたが、耳について悪く言う民衆はいませんでした。王様本人は自分の耳を気にしていましたが、大切なことは外見ではないことが示されました。
相手を許すことが大切
王様は噂が広まった際、理髪師を責めるどころか、民衆に打ち明ける決断をしました。
起こったことは仕方ないこととして理髪師を怒らなかった王様のように、相手を許すことも大切です。
「王様の耳はロバの耳」の使い方
日常的な会話でも、「王様の耳はロバの耳」を使うことがあります。
「隠しごとはどこからか広まること」「言ってはいけないことをこっそり言うこと」などの意味で使われることが多いイメージです。
王様にもコンプレックスがあったように、「高い地位の人でも、本質は普通の人と変わらない」の意味で使われることもあります。
「王様の耳はロバの耳」のおすすめ絵本・劇あそびシナリオ集
読み聞かせやひとり読みにぴったりな、「王様の耳はロバの耳」の絵本を紹介します。
劇あそびに使える「王様の耳はロバの耳」のシナリオも紹介しているので、幼稚園や保育園で劇あそびをする際の参考にしてみてください。
ポプラ社|おうさまの耳はろばの耳(中脇初枝)
税込価格:385円
世界の名作を美しい言葉と親しみやすい絵で楽しめる、「はじめての世界名作えほん」シリーズの1冊です。
はじめての読み聞かせからひとり読みまで、成長にあわせて長く読めます。
持ち運びに便利なサイズ感や、手軽に購入できる価格も魅力的。本文の文字には教科書体が採用されているので、正しい文字の形に触れられます。
きいろいとり文庫|王様の耳はロバの耳
税込価格:1,335円(ペーパーバックの場合)
日本語のほかに、英語版も付属している1冊です。日本語パートには読み仮名が振られているので、ひらがなが読めるようになってから、英語に興味を持つ頃まで長く使えます。
紙で読めるペーパーバックに加えて電子版でも販売されているので、使いやすい方を選んでみてください。
【日本語/英語版】のほかには、【ひらがな・カタカナ】【漢字仮名交じり文】の種類があります。子供の年齢にあわせて選べるのがうれしいですね。
自由現代社|みんなかがやく!名作劇あそび特選集(井上明美)
税込価格:2,200円
「王様の耳はロバの耳」を含む、12作品の劇あそびシナリオ集です。主役以外でも、それぞれの役がなるべく均等になるシナリオになっています。
CDまで付いているので、保育園や幼稚園の現場で使いやすい1冊です。劇あそびを通して、「王様の耳はロバの耳」の教訓に触れられますよ。
「王様の耳はロバの耳」から学ぼう
古くから語り継がれている物語の多くには、伝え続けたいメッセージがあります。「王様の耳はロバの耳」から学べることを、あらためて見つめてみたいですね。
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