みなさまこんにちは!ごっこランドTimesライターのichikaです。
左右に回転するシートで、子供の乗せ降ろしをラクにしてくれる回転式チャイルドシート。
たくさんの種類からどれを選んだらいいのか、何が違うのかわからず購入を悩んでいるというママ・パパも多いですよね。
そこで回転式チャイルドシートの選び方のポイントと、おすすめの商品をピックアップしました。
設置が簡単なISOFIX(アイソフィックス)対応のチャイルドシートのなかから、360度回転式や細かなリクライニングができるもの、セパレート式や抜け出し防止機能がついたものなど、14の商品をその特長や仕様の比較表とともに紹介します。
回転式チャイルドシートの特徴
メリット | デメリット |
---|---|
新生児から使える 乗せ降ろしがスムーズ リクライニングできる |
値段が高い 大きく重い 買い替えの必要があるものも |
回転式チャイルドシートとは、その名のとおり回転機能を備えたチャイルドシートのこと。
新生児から使えて、無理のない姿勢で乗せ降ろしができるのが最大の魅力です。
固定式のシートは子供の乗せ降ろしの際、シートの正面に回り込んで半分身体を車内に入れて…と、狭い車内で大人も子供も無理な体勢になりがち。
回転式であればママ・パパはそのまま、子供を乗せたシートをクルっと回転させればOK。ベビーカーや抱っこ紐への移動もスムーズです。
デメリットはサイズが大きく、重くなってしまうこと。
回転させるための土台が必要なため、固定式に比べると座面が高くなり、設置スペースの確保も必要になります。
また、相場は3~6万円前後と値段が高めです。
もちろん、軽自動車に乗せても余裕のあるコンパクト設計のものや、2万円台で買える商品もあるので安心してくださいね。
回転式チャイルドシートの選び方
機能性や価格をチェックする前に知っておきたいのが、設置に必要な適合表の確認や、安全基準マークのこと。まずは基本の選び方をみていきましょう。
適合車種の確認が必要
チャイルドシートは車によって取り付けできるものとできないものがあります。
チャイルドシートのカタログやメーカーの公式サイトには、自分の車に取り付けができるか確認できる「取り付け確認車種リスト」や「車種適合表」が掲載されているので、購入前には必ず確認しましょう。
ちなみに確認には、車名・型式・年式・定員情報が必要です。
どれも車検証に記載されているので、いつでも見返せるよう、車検証の写真を撮っておくとスムーズですね。
サイズ・重さで選ぶ
適合車種が確認できたら、次に確認するべきなのはサイズです。
サイズを確認しないと取り付けたときに赤ちゃんの乗せ降ろしの動作に支障が出たり、せっかくの機能が使えなくなることも…。
また、フラットシート、前向き、後ろ向きなど、シートのポジションによっても占めるスペースが変わってきます。
移動やお世話のための幅や高さは十分か、設置場所を決めた上で確認しておくと安心です。
複数の車で付け替えて使う場合など、チャイルドシートのつけ外しをする機会がある人は、軽めでコンパクトなものや、複数の車で共有ができるセパレートタイプを選びましょう。
対象月齢を確認して選ぶ
回転式のチャイルドシートは、新生児から4歳頃まで使えるものが一般的です。
それ以降はジュニアシートを購入しなければいけません。
買い替えずに長く使えるものを選びたいという人は、ジュニアシートを卒業する11歳頃まで使えるものを選ぶのがおすすめ!
こちらの記事でも紹介していますので、後ほどチェックしてくださいね。
シートの固定方法で選ぶ
本体を固定する方法には、シートベルト固定とISOFIX(アイソフィックス)の2種類があります。
ISOFIXとは、車に設置されている固定金具にチャイルドシートを連結するだけの便利で簡単な取付方法です。
2012年7月以降発売された車種はISOFIXの義務化がされていますが、それ以前に発売された車種の場合は対応していない場合も。
自分の車がISOFIXに対応しているかどうかまずは確認し、対応していない場合はシートベルト固定タイプを選びましょう。
安全基準マークがついているものを選ぶ
チャイルドシートには、国土交通省が定めた厳しい安全基準があります。
現在日本で販売を許可されているのは「R44」と「R129」のいずれかの安全基準を満たしたチャイルドシートで、なかでもR129はより安全性を向上させるためにより厳しい規格を盛り込んだ最新の安全基準です。主な変更点は4つあります。
まず、背中の広い面で衝撃を受け止める後向き装着の方がより安全と言われているため、後向きでの装着期間が延長されました。R44の基準では12か月頃までとされていましたが、R129では15か月未満となっています。
また、R44では体重基準でしたが、R129ではより個人差が少ない身長基準に変更されたことで、赤ちゃんへのフィット性が向上しました。
さらに、従来の前方後方からの衝突試験だけでなく、側面からの衝突試験も追加されたほか、計測センサー付きダミー人形を使った負荷試験も実施され、より安全性の高さが要求されています。
2023年9月1日以降、最新の安全基準であるR129が完全適用され、新規生産できるのはR129基準をクリアしたチャイルドシートのみになりました。そのため、現在販売されているR44基準の商品は在庫のみになります。
回転式チャイルドシートの機能性もチェック!
チャイルドシートにごきげんで乗ってもらうには乗り心地も大切です。赤ちゃんが快適に車内で過ごせるよう、機能性にも注目してみましょう。
リクライニング
回転式チャイルドシートにはリクライニング機能がついているものを選ぶと、子供の様子や気分に合わせて最適なポジションを設定できるので便利です。
角度や段階は商品によって異なるため、1回の使用で長時間使う人や毎日使う人は、細かく角度が変えられるものがおすすめ。
また、新生児期はなるべくフラットに近い状態になるものを選ぶと、赤ちゃんも呼吸がしやすくなります。
シートの素材
シート素材はメッシュ素材を選ぶと通気性も◎。子供の背中や頭に熱がこもりにくく蒸れにくいため、汗をかく季節も比較的快適に過ごせます。
また、簡単に取り外せて洗えるシートだと、汗はもちろんオムツ漏れや吐きもどしで汚してしまった場合にもお手入れしやすいですね。
洗えるシートでも手洗いのみの場合と、洗濯機で洗える場合があるので、簡単に洗えるものがいいという人は洗濯機OKのものを選びましょう。
クッション性能
赤ちゃんのやわらかい頭を守るクッション性能も、着目したいポイントです!
独自開発された衝撃吸収素材を使用しているものもあるので、素材の厚さや機能性、形状にそれぞれどんなこだわりがあるのかもチェック。
万が一の衝突の際も考えて、頭部をしっかり守れるものを選ぶと安心ですね。
サンシェード
夏のおでかけには日差しや紫外線から守るサンシェードがあると便利です。
中の様子がわかるよう、適度な透け感があるものを選ぶのがおすすめ。
足元まですっぽりと覆うものは、クーラーよけとしても重宝しますよ。
新生児から使える回転式チャイルドシートおすすめ14選
新生児から使える回転式チャイルドシートのなかから、おすすめの商品を紹介します。
Joie(ジョイー)チャイルドシート アーク360°
新生児~4歳頃まで | |
- | |
後ろ向き:新生児(2.5kg)~18kg 前向き:9kg(1歳頃)~18kg(4歳頃) |
|
後ろ向き時:W46×D65~68×H53~64cm 前向き時:W46×D51~55×H63~78cm |
|
11.9kg | |
ISOFIXのみ | |
R44 | |
コンパクト設計 360度回転式 5段階リクライニング |
ブリティッシュブランド「ジョイー」のチャイルドシート。奥行き最大68㎝の超コンパクト設計に、片手でラクラク操作できるレバー、5段階リクライニングと、親子にうれしい機能が備わっています。日本ではベビー用品メーカー「カトージ」が日本総代理店として販売しています。
Aprica(アップリカ)クルリラ プラス ライト
新生児~ | |
後ろ向き:身長40cmから83cmまで 前向き:身長76cmかつ月齢15か月以上から100cmまで |
|
18kg未満 | |
後ろ向き時:W44×D72~78×H53.5~65.5cm 前向き時: W44×D66×H61~77cm |
|
14.1 kg | |
ISOFIXのみ | |
R129 | |
360度回転式 7段階リクライニング 洗濯機で洗えるカバー |
ベビーカーでおなじみの「アップリカ」のチャイルドシート。前向き・後ろ向きどちらもOKの7段階リクライニングに、大きくなってからも快適なゆったり設計で、年齢や状況に合わせて快適な姿勢を選んであげられます。
Combi(コンビ) ホワイトレーベル THE S
新生児~4才頃 | |
後ろ向き:身長40cm~105cmまで 前向き:身長76cmかつ月齢15か月以上~105cmまで |
|
19kg未満 | |
後ろ向き時:W44×D68~81×H63~74cm 前向き時:W44×D67×H65~82.5cm |
|
13.8kg | |
ISOFIXのみ | |
R129 | |
セパレート構造 360度回転式 5段階リクライニング エッグショック搭載 |
「コンビ」の珍しいセパレートタイプのチャイルドシート。台座とシートが分かれているので、別売りの「THE S 専用 のせかえベース」を利用すれば、複数の車でシートを共有できます。従来のウレタンの3倍の衝撃吸収力を備えた「エッグショック」を搭載し、もしもの事故にもしっかり備えます。
LEAMAN(リーマン)カイナ ビットターン
新生児~11歳頃 | |
~138cm | |
~39kg | |
W46×D51×H59.5cm | |
8.6kg | |
ISOFIX / ISOFIX・シートベルト併用 | |
R44 | |
11歳までの超ロングユース 90度回転式 キャノピー付き |
チャイルドシート専門メーカー「リーマン」の回転式チャイルドシートは、11歳まで買い替えることなく使える超ロングユース仕様。「ニューボーンクッション」や「ベンチレーション3Dメッシュ」など、快適に過ごせる機能が詰まっています。
Combi(コンビ) クルムーヴ アドバンス ISOFIX
新生児~4才頃 | |
後ろ向き:身長40cm~105cm 前向き:身長76cmかつ月齢15か月以上~105cmまで |
|
19kg未満 | |
後ろ向き時:W45×D64~72×H67~76.5cm 前向き時:W45×D52.6×H72~87cm |
|
11.5kg | |
ISOFIXのみ | |
R129 | |
360度回転式 コンパクト設計 エッグショック内蔵 |
奥行き最大72㎝のコンパクト設計が魅力の「コンビ」のチャイルドシート。11.5kgの超軽量で、持ち運びもラクラク!どのリクライニングポジションでもターン操作ができるので、赤ちゃんを起こすことなく快適な乗せ降ろしを実現します。
Aprica(アップリカ)ディアターン プラス ISOFIX AB
新生児~4歳頃 | |
50~100cm | |
横向きベッド:2.5kg〜9kg 後ろ向き:首すわり~13kg 前向き:9kg~18kg |
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ベッド時:W75×D62.5×H53.5cm 後ろ向き時:W44×D71~75.5×H60.5~67cm 前向き時:W44×D62.5H×66.5cm |
|
14.8kg | |
ISOFIXのみ | |
R44 | |
360度回転式 ベッド型シート |
ベビーベッド感覚で寝かせられるベッド型シートで、新生児も安心の「アップリカ」のチャイルドシート。赤ちゃんを乗せたままでもラクラク操作できる正面レバーは操作性も抜群!月齢に合わせて最適なスペースが確保されるよう、サイズ感にもこだわっています。
Nebio(ネビオ)ターンピット
新生児〜11歳頃 | |
- | |
後ろ向き:2.5kg~13kg 前向き(チャイルドシート):9kg〜18kg 前向き(ジュニアシート):15kg〜36kg |
|
W49×D63×H65cm | |
13.3kg | |
ISOFIX | |
R44 | |
360度回転式 5点式ハーネス ヘッドレスト8段階調節 |
愛知県に本社を構えるベビー用品メーカー「ネビオ」のチャイルドシート。11歳までの超ロングユース仕様に、ママ・パパにもうれしいリーズナブルな価格帯が魅力です。5点式ハーネスでしっかりホールドしつつ、ゆとりのある座面と背もたれで圧迫感がありません。
AILEBEBE(エールベベ)クルットR ザ・ファースト2
新生児~4歳頃まで | |
後ろ向き:40cm~87cm 前向き:76cm〜100cm |
|
17kg以下 | |
W44×D64×H61.7cm | |
15.5kg | |
ISOFIX | |
R129 | |
360度回転式 除菌機能生地 洗濯機OK |
カー用品メーカーのチャイルドシートブランド「エールベベ」の日本製チャイルドシート。日本初の除菌機能生地を使用した上級モデルです。肩ベルトがへたらず立ち上がるジャンピングハーネスや、バックルが手前に倒れるラクノセパッドなど、乗せ降ろしのストレスを軽減する機能も充実しています。
Aprica(アップリカ)フラディア グロウ ISOFIX セーフティープラス プレミアム AB
新生児~4才頃 | |
横向きベッド:40cm~70cm 後ろ向き:身長 60cm かつ首すわり~87cm 前向き:身長 76cm かつ月齢 15か月以上~100cm |
|
17.5kg未満 | |
横向きベッド時:W75×D63.5×H53cm 後ろ向き時:W44×D70.5~76×H55~61cm 前向き時:W44×D63.5×H60cm |
|
15.4kg | |
ISOFIX | |
R129 | |
ベッドタイプシート イージーベルト ラクラク調節肩ベルト |
アップリカの平らなベッドタイプのチャイルドシートに、新安全基準をクリアした機能を搭載したチャイルドシートです。平らなベッドから後ろ向き、前向きと、3ステップで理想的な姿勢をサポートします。
モンレーヴ ISOFIXターン
新生児~4歳頃 | |
60cm~100cm未満 | |
後ろ向き:2.5kg~13kg 前向き:9kg〜18kg |
|
約W50×D57×H60㎝ | |
11kg | |
ISOFIX | |
R44 | |
360度回転式 大型サンシェード 10段階調整肩ベルト |
チャイルドシートやカー用品の老舗メーカー「モンレーヴ」のチャイルドシート。リクライニング機能に大型サンシェードなどの機能が充実しながら、リーズナブルな価格で手に入るのがうれしいですね。
COSATTO(コサット)オールインオールローテート
新生児~12歳頃まで | |
後ろ向き:40cm~105cm 前向き:76cm〜105cm ブースター:100cm〜150cm |
|
36kgまで | |
W45×D60×H54cm | |
約12kg | |
ISOFIX | |
R129 | |
ロングユース設計 4段階リクライニング 5点安全ハーネス |
イギリス生まれのベビー用品メーカー「コサット」のチャイルドシート。新生児から12歳頃までと、チャイルドシート卒業まで長く使えるロングユース設計に、特許取得済みの5ポイントプラス脱走防止システムで抜け出しをしっかりガードします。
Joie(ジョイー)チャイルドシート アイ・アーク 360 キャノピー付
新生児から4歳頃 | |
前向き:40cm~105cm 後ろ向き:76cm~105cm |
|
前向き:2.5kg以上19kg以下 後ろ向き:19kg以下 |
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前向き:W46×D65~D70×H61~65cm 後ろ向き:W46×D68.5×H51cm |
|
14.5kg | |
ISOFIX | |
R129 | |
リクライニング6段階調節 丸洗OKシート |
ブリティッシュブランド「ジョイー」のこちらのチャイルドシートは、UPF50+のキャノピー付き。日差しや紫外線から子供を守ってくれます。ドア側からの衝撃に備えた「シェルトヘッドレスト」、「ガードサラウンドセーフティパネル」など、世界水準の安全性プラスアルファの機能を搭載しています。
cybex(サイベックス)シローナ Gi i-Size
新生児から4歳頃 | |
後ろ向き:40cm~105cm ※40cm〜48cmはシートインサイト、40cm〜60cmは新生児用インレイを使用 前向き:76cm〜105cm |
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20kgまで | |
W44×D71×H75cm | |
13 kg | |
ISOFIX | |
R129 | |
安全性や機能性の高さが評価されているドイツのベビー用品ブランド「サイベックス」のチャイルドシート。後ろ向き・前向きどちらも5段階のリクライニングで、どの角度でもシートの回転が可能なので、子供を起こすことなく、スムーズな乗せ降ろしが叶います。
Aprica(アップリカ)マモリラ
新生児から4歳頃 | |
前向き:76cmかつ月齢15か月以上~105cm 後ろ向き:40cm~85cm |
|
18kg未満 | |
後ろ向き:W43×D70.5×H57cm 前向き:W43×D65×H61~67cm |
|
15.5kg | |
ISOFIX | |
R129 | |
コンパクト設計 スーパーWまもーるクッション ラクラクオープン肩ベルト |
横幅43cm・奥行き最大70.5cmとコンパクトサイズが魅力のチャイルドシート。衝撃を感知して形が変わる「スーパーWまもーるクッション」や、ドア側の衝撃から守る「サイドシールド」が、もしもの衝撃から子供をしっかりと守ります。
チャイルドシートに関するギモン
最後はチャイルドシートに関するギモンにお答えしていきます。
チャイルドシートの買い替え時期は?
ジュニアシートは3歳から10歳頃まで使えるものが一般的なので、3〜4歳でジュニアシートに買い換える人が多いです。
対象年齢が4歳までのチャイルドシートでも、既定の体重や身長を超えた場合や、子供が窮屈さを感じるようになれば買い替えどきと考えていいでしょう。
チャイルドシート(ジュニアシート)はいつまで使う?
日本では、ジュニアシートは6歳未満の幼児を乗車させる際、使用しなければならないと義務付けられています。
ただし6歳を超えても、身長が140cmに達するまでは使用を推奨されています。
子供の安全を守るために、できるだけ長く使えるものを選ぶといいですね。
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安全性はもちろん、車の中でも快適にと細部まで配慮が行き届いた回転式チャイルドシートは、忙しいママ・パパの味方!家庭に合ったチャイルドシートを選んで、子供とのおでかけ時間を快適に、楽しく過ごしてくださいね。
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