こんにちは。ごっこランドTimesライターで2人の小学生をもつAyako.Oです。
6年間の小学校生活が終わり卒業式を迎える。子供にとって大きな人生の節目です。ママ・パパのなかには肩の荷が少し下りてホッとする人もいるでしょう。
続く中学校では、小学校よりも授業内容が難しく専門的になります。入学前に小学校の復習をして、来たる中学校生活にそなえましょう!
中学入学前にやっておくこと!
子供が中学生になるにあたり、入学前に準備するべきことを解説します。
子供にとって進学は大きな出来事です。慣れるまでは心身ともに大変ですよね。
入学前の余裕のある時期に勉強面・生活面をしっかり整えておくと、入学後の負担を少しでも減らせますよ。
家庭学習の習慣をつける
中学入学前にまずは学習環境を整えて毎日勉強する習慣をつけましょう。
中学生になると授業がグッと難しくなり、進むスピードも速くなります。授業についていくには、日々の予習・復習が大切です。
また中学生は部活や塾、習いごとのため小学生以上に忙しくなります。さらに中学校では定期テストがあるため、テスト前には対策が欠かせません。
小学校ではテストでなんとなく高得点が取れていたとしても、中学校ではきちんと対策しないと高得点を取るのは至難の技。
中学入学前から1日のスケジュールに勉強時間を組み込んでおけば、忙しくても日々の習慣として学習時間を確保しやすくなりますよ。
また、忙しい合間をぬって集中的に学習するには、学習環境も重要です。
今までリビング学習していて「子供部屋=おもちゃ部屋」になっているなら、中学入学を機に一新するチャンス!
まだ学習デスクがないなら用意しましょう。デスク周りには学習に必要なもののみを置き、遊びに関わるものは目につかない場所にしまいます。
気が散るものが視界に入らなければ、勉強に集中しやすく短時間でも成果を上げられますよ。
小学校の復習をする
学習環境を整えると同時に、小学校6年間の学習をおさらいしましょう。理解があやふやな部分をしっかり復習し、苦手分野をなくしていきます。
中学校の学習は小学校で習ったことをベースに進みます。小学校の内容が定着していないと、中学校の授業で遅れを取ってしまうことも…。
市販のドリルには6年間の総復習ができるものも数多くあります。わが子に合う教材を親子で選ぶのもいいですね。
新型コロナウイルス感染症の流行による休校や短縮授業のため、今の6年生には満足に学習しきれていない部分があるかもしれません。
そんな子も復習ドリルや通信教材をうまく活用して、中学入学にそなえましょう!
のちほど中学入学準備におすすめの復習ドリルや通信教材もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
余裕があれば中学の予習も
すでに小学校6年間の学習がしっかり身についている、復習が終わってまだ余裕があるなら、中学校の予習もしてみましょう。
中学入学前に予習しておくと、入学後の授業をイメージしやすくなります。疑問点も明らかになるため、授業に対する理解度を深められます。
市販の復習ドリルには、中学校の先取り問題を収録しているものも。インターネット上にある無料の学習ドリルもおすすめです。
ただ、あせって予習をする必要はありません。
「中学校の準備」と聞くと予習を連想しがちですが、重要なのは小学校の復習です。小学校の内容が身についていないと、せっかく予習をしても理解が難しくなります。
中学校の予習はあくまで「復習が終わって余裕があれば」で問題ありません。
高校受験についても知っておく
中学入学を機に高校受験について軽くでも意識させておくのがおすすめです。
中学校の成績は高校受験に直結します。さらに日々の授業態度も内申点として記録されます。内申点が悪いと希望の高校に入れないかもしれません。
高校受験ではふだんの行動も評価の対象になることを知っておくと、中学校生活がより濃いものになりますよ。
とはいえまだ6年生では高校受験についてイメージするのは難しいですよね。
まずは自宅から通える高校について、親子で軽くリサーチしてみましょう。
筆者の住む地域には、「〇〇部 関東大会優勝!」のように横断幕をいくつも掲げている高校があります。
小学5年生のわが子は、この横断幕がきっかけで高校について興味が湧いた様子。
「この学校は〇〇部が強いんだね」
「こんなにたくさんの生徒がいい成績を残しているんだね」
などと通りがけに親子で話したことで、高校について意識できたようです。
【教科別】中学準備に向けた勉強方法をチェック!
「小学校の総復習」といっても、6年間の内容は膨大!やみくもに復習するのは大変です。
教科ごとに重要な単元に注力すると、効率よく復習できますよ。
算数や国語など主要5教科について、勉強方法のポイントをそれぞれまとめました。
算数(数学)|計算力を強化!図形の公式や割合も定着を
中学校の数学では小学校の算数をベースに授業が進みます。万が一つまずいたままの単元があると、中学校の学習に大きく影響することに…。
算数では計算や図形の公式、割合といった、中学校の数学のカギになる単元に重点を置きましょう。
速く正確に計算する力を
算数では中学入学前に計算力を鍛えましょう。中学校の数学でも基本となるのは計算力です。
数学では文章問題が多くなります。せっかく考え方が合っていたとしても、計算ミスあると正しい答えにたどりつけません。
たし算やかけ算などの四則演算はもちろん、分数や小数の計算も重要です。
算数の復習では計算ミスをなくすことから始め、少しずつスピードアップできるよう意識しましょう。
図形の公式や割合をしっかり理解
面積・体積など図形の公式や、割合、比などの単元は、小学校高学年に続いて中学校の数学でも登場します。
数学の授業ではどの単元もより本格化し、算数の内容を習得しているものとして進みます。
けれども図形や割合、比などの単元は難易度が高く、なかには小学校の時点でつまずいてしまう子も。
各公式や考え方、正解へのアプローチ方法など、算数の理解があいまいなら中学入学前にしっかり復習して定着させましょう。
国語|漢字と読解力を鍛えよう
国語の場合、小学校で習う漢字の復習と読解力アップに集中しましょう。漢字や読解力は、ほかの教科にも直結する重要な項目です。
小学校で習う漢字をマスターしよう
小学校の教科書や市販の漢字ドリルなどを活用して、6年間で習った漢字をマスターしましょう。
中学校の授業では小学校で習った漢字は書ける前提で進みます。国語だけでなく理科や社会でも、定期テストで「漢字で書きましょう」と指定される場合があります。
漢字を復習するときは、正しく書く練習をするだけでなく、その漢字を使った熟語や四字熟語もいっしょに見ておくのがおすすめです。
漢字を習得しつつ語い力アップにもつながりますよ◎。
読解力を鍛えるとほかの教科にも強くなれる!
国語の読解力はすべての教科の基礎になる重要な力です。数学の文章問題や理科の実験・観察問題など、問題文を読んで内容を正確に理解する力がないと、正しい答えを導けません。
国語の文章問題が苦手なら、文章が短くやさしい問題から始めるのがおすすめです。
文章の要点をおさえ、論理的に答えを導けるよう訓練しましょう。
読解力を鍛えるためには、語い力も必要です。わからない単語は辞書で調べることを習慣づけると、語い力を養えますよ。ニュースや読書からも新しい言葉に触れられます。
英語|英単語・英作文の読み書きに慣れよう
小学校の英語は聞く・話すがメインでしたが、中学校では読む・書くも重視され、英語4技能をバランスよく学習します。
小学校で習う約700語を復習
小学校では5年生から外国語が正式な授業になり、約700の英単語を学習します。中学校ではこの700語をすでに習得している前提で授業が進みます。
小学校で習う英単語のなかで読み書きできない、意味がわからないものがあったら、中学入学前に習得しましょう。
中学校の授業でも新しい英単語がどんどん登場します。小学校の英単語を今のうちにマスターしておくと、あとで楽ですよ。
英語の読み・書きにも慣れておくと安心
小学校の授業では英語の読み書きの機会は少ないですが、中学校では入学早々に英単語を書く学習が始まります。
そのため前もって英単語や英文の読み書きに慣れておくとスムーズです。
まずはアルファベットの大文字・小文字を確実にしましょう。かんたんな自己紹介やあいさつ文も書けるといいですね。
一方、英語の文法は中学校で習ってから復習すればOKです。文法は中学校の授業でしっかり扱われるため、入学前に無理して先取りする必要はありません。
理科|もの作りや料理で理科への興味を
理科では具体的な単元を復習するより、科学的な興味を深められるよう意識しましょう。
中学校の理科は、物理や化学などグッと本格的に。専門性が増すにしたがい、「いかに理科に興味をもてるか」が授業への理解度を深めるカギになります。
理科への興味を高めるには、身のまわりの現象について「なぜこうなるの?」と疑問をもつことから始めましょう。
理科に関係することは、教科書のなかだけではなく家庭内にも多くあります。
- 炭酸飲料はよく冷やすと炭酸が抜けにくい
- お風呂の水アカはクエン酸を使うとよく落ちる
- 使い捨てカイロは個装の袋から出すと温かくなる
このように身のまわりにも理科につながる事象がたくさんありますよ。
また、理科へ興味をもつきっかけとして、科学まんがもおすすめです。まんがなら気軽に読めるため、「理科が楽しい」と思う足がかりにできそうです。
【おすすめ科学まんが】つかめ!理科ダマン
「理科って楽しい!」と興味のきっかけにできるシリーズです。ギャグ要素満載でおもしろおかしく読むうちに、小学校理科の知識を身につけられます。
マガジンハウス/192ページ
社会|基本的な地理や歴史の復習を
中学校の社会では地理・歴史・公民と細かくわかれ、より深く学びます。
入学後に授業をスムーズに理解できるよう、都道府県名や基本的な歴史の流れを復習しておきましょう。
社会はどうしても暗記教科のイメージがありますが、最近は統計データや資料を読み取る力も重視されます。
小学校で使った地図帳や資料集から、データを正確に読み取る練習をしてみましょう。
歴史が苦手なら、歴史まんがや歴史かるたを活用するのもおすすめです。まんがなら抵抗感も少なく、歴史の流れや人物像などをつかみやすくなります。
また最近は公民の時間に「SDGs(持続可能な開発目標)」についても扱います。
SDGsの話題は英語や国語などほかの教科でも登場しますので、ニュースを見て知識を深めておきましょう。
SDGs(エス・ディー・ジーズ):持続可能な開発目標のこと。2030年までに達成すべき世界共通の目標で、貧困・健康と衛生・エネルギー・環境・平和など17種類169のゴールから構成されます。
【おすすめ歴史まんが】るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ! 日本の歴史
旧石器時代~令和の歴史的な流れを学べる1冊です。地図や図解はわかりやすく、各歴史ごとにまんがとセットで解説しています。シリーズで歴史人物編や47都道府県編もありますよ。
JTBパブリッシング/272ページ
中学の入学準備に!復習ドリルのおすすめ10選
中学入学に向けて勉強するなら、手ごろな市販のドリルがおすすめです。ここからは小学校の総復習におすすめのドリルをご紹介します。
6年間の総復習ができるものや、6年生の1年間をおさらいするもの、特定の教科のみに特化したものなど、豊富な種類からピックアップしました。
復習ドリルは教材によりページ数や見た目の雰囲気が異なります。なるべく子供といっしょに選びましょう。
子供自身が「このドリルならがんばる!」と思えるもののほうが、やる気になれそうです。
中学入学準備 小学の総復習全科 改訂版
小学校の基礎をがっちり固め、中学でスタートダッシュを切ろう!こちらのドリルは問題ごとに学習した学年が記されており、つまずいたときに何年生をふり返ればいいかがわかります。
中学の内容を先取りできる「サキドリコーナー」や、新入生テスト対策ができる「実力チェックテスト」などもあり、中学入学前に勉強しておきたい内容がまとまっていますよ。
学研プラス/127ページ
小学校の総復習が7日間でできる本
教育クリエイターの陰山英男が監修したこちら。主要5教科の重要ポイントをおさえ、効率よく小学校の復習ができます。
中学校の授業に直結する分野を重点的に学習するため、成績アップにつなげられますよ。イラストもかわいらしく、目を引きますね。
KADOKAWA/152ページ
中学入学準備 全科コンプリート 小学全学年
こちらは各単元が見開き1ページのテスト形式になったもの。主要5教科の最重要問題を厳選しており、1回30分と無理なく進められます。
問題により「重要」「注意」のアイコンがあり、学習への意識づけもできますよ。各教科の最後にある復習テストで合格点を取れれば、小学校の内容はばっちり!
文英堂/96ページ
Z会小学生わくわくワーク 2023・2024年度用 6年生総復習&中学さきどり編
1冊で6年生の内容を総復習できるドリルです。教科ごとに中学の内容を先取りできるページもあり、中学校に入ってからも安心です。算数は各回に授業動画があり、無料で視聴できますよ。
Z会/132ページ
学研の総復習ドリル
6年生の内容を効率よく復習できる総復習ドリルです。1回1ページで1項目と学習しやすい構成に。国語・算数・理科・社会には総復習テストもあり、力だめしにおすすめです。
英語のポスターや元素の周期表ポスターなど、中学の内容を先取りできる付録もありますよ。
学研プラス/80ページ
小学6年 全科の復習テスト
こちらは小学6年生で学習する主要5教科を収録したもの。ひとつの単元につき2ページの構成で、基礎的な内容を着実に身につけられます。
最後の単元には仕上げテストもあり、知識の定着度を図れますよ。各科目の冒頭には楽しいまんがもあるため、教科への興味・関心が高まりそうです。
増進堂・受験研究社/144ページ
うんこ総復習ドリル 小学6年生
シリーズ累計で1,000万部を突破した大人気の「うんこドリル」から、6年生の内容を復習できるドリルが登場!1ページこなすごとにシールを貼り、ストーリーを楽しみつつ進められます。
「うんこ英語ポスター」や元素の周期表など、中学校を先取りできる付録付き。縮刷解答はていねいで解説もわかりやすくおすすめです。
文響社/56ページ
【改訂版】小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる問題集
ロングセラーの「1冊でわかる」シリーズがリニューアル!穴埋め→基礎→応用と3ステップで問題が構成され、無理なく力を伸ばせます。
各項目には「もっと速く計算するコツ」など学習の要点があり、6年間で習う算数への理解を深められます。保護者向けの解説ポイントは、子供に教えるときに便利ですよ。
かんき出版/184ページ
Z会グレードアップ小学6年算数 計算・図形 改訂版
こちらは難問にチャレンジしたい子におすすめです。中学の数学にそなえ速く正確に計算したり、図形問題で正しくアプローチしたりする方法を学べます。
ほかにも算数の文章題や国語、英語などのシリーズがあり、強化したい分野に合わせて選べますよ。
Z会/152ページ
小学6年分の算数をたった7日で総復習
「1週間で一生使える算数力を」。小学校6年間で習う算数の重要な例題を集中して学べる1冊です。
小学校で教わった解きかたを使って学べるため、算数が苦手な子も学習しやすくおすすめです。イラストも多く使って説明しています。
学研プラス/95ページ
中学入学準備なら進研ゼミもおすすめ!お得なキャンペーンを実施中!
小学校の総復習をするなら、通信教材の進研ゼミもおすすめです。
進研ゼミ中学講座では、入学を控える6年生向けに、2024年4月開講号の入会キャンペーンも実施していますよ。
※記事公開時点の情報です。最新の情報は必ず公式サイトをご確認ください。
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引用:進研ゼミ中学講座公式サイト
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オリジナルスタイル | 1,400円〜 | 6,400円〜 |
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