もはや知らない人はいないと言っても過言ではないほど定番のカードゲーム、UNO(ウノ)。子供に人気のボードゲームでも上位にランクイン!基本をアレンジしたさまざまなローカルルールが生み出されるぐらい、世界中で長年愛され続けています。
UNOはローカルルールでしかやったことがないごっこランドTimesライターのあらたまが、公式ルールや各カードの正しい意味を調べてみました!小さい子供が楽しみながらUNOの遊び方を覚えるためのステップも、実体験をもとにご紹介します☆
UNOのカードの種類と意味をおさえよう
UNOの対象年齢は7歳以上で、2~10人でプレイできます。UNOには「数字カード」と「記号カード」とがあり、もともと108枚だったものが2016年に45周年を迎えてリニューアルされたのを機に4枚追加され、標準は112枚となりました。
数字カード
数字カードは合計で76枚。赤・青・緑・黄の4色あり、各色0~9の数字が大きく書かれています。「6」と「9」は、上下を区別するアンダーバーがついているので違いがわかりやすいですね。
記号カード
記号カードは合計で36枚。7種類の異なる指示が書かれていて、それぞれ意味や出せるタイミングが異なります。では、ひとつずつ詳しくみていきましょう!
ワイルド:4枚
自分の好きな色を指定できるカードです。場のカードにも手持ちのカードにも関係なく、いつでも出せます。
ワイルドドロー4:4枚
自分の好きな色を指定できて、しかも次の人に4枚引かせることができるカードです。手持ちのカードに出せるものがない時だけ使えます。
とはいえ、出せるものがあってもこっそり出すのはOK!ただし「チャレンジ」コールされて反則を見破られると、ペナルティとして自分が4枚引くことになるのでご注意くださいね☆
「チャレンジ」コールとは?
自分の手前の人がワイルドドロー4を出したときに口出しできる権利のこと。ほかに出せるカードを持っているのでは?と思ったときに「チャレンジ!」とコールすれば、ドロー4を出した人の手持ちのカードをチェックできます。
本当に反則していた場合は、相手のワイルドドロー4を引っ込めさせた上に4枚引かせられます☆ただし反則していなかった場合は、自分がワイルドドロー4分の4枚+追加で2枚の合計6枚引くことになるので、ドキドキの駆け引きですね♪
ドロー2:8枚(青/緑/赤/黄×各2枚)
次の人に2枚引かせられるカードです。場のカードと色や記号が合った時に出せます。
スキップ:8枚(青/緑/赤/黄×各2枚)
次の人の順番をとばせるカードです。場のカードと色や記号が合った時に出せます。
リバース:8枚(青/緑/赤/黄×各2枚)
プレイ順を逆向きにできるカードです。場のカードと色や記号が合った時に出せます。2人プレイ時には、スキップと同じ役割に!
シャッフルワイルド:1枚
2016年のリニューアルで採用された新カードです。全員のカードを集めて均等に再分配できます。場のカードや手持ちのカードに関係なくいつでも出せて、出した人は自分の好きな色を指定できます。
ゲームの形勢をリセットできるので、もうすぐあがりそうな人がいる時に使えば有効的ですね☆従来通りのルールで遊びたい時は、外しておいてもOKです。
白いワイルド:3枚
好きなルールを事前に書き込んでおき、書き込まれた指示に従うカードです。場のカードや手持ちのカードに関係なくいつでも出せて、出した人は自分の好きな色を指定できます。
合計3枚入っていますが、1枚でも3枚でも、好きな枚数入れて遊べます。カードの指示をHBかBの鉛筆で書いておけば、消しゴムで消して何度でも新しいルールを書き込めますよ。従来通りのルールで遊びたい時は、外しておいてももちろんOK☆
UNOの公式ルールと正しい遊び方
数人集まってUNOをしようとしたら、当たり前だと思っていたルールが人によって違った、なんて経験はありませんか?UNOは長年愛されてきた中で、独自のルールがまるで正規のルールかのように広まっているようです。
ここで一度、説明書に記載されている公式ルールを確認しておきましょう!
1.カードを切って、各自に7枚ずつ配る
よく切ったカードの山から各自一枚ずつ引き、1番大きい数字の人が「親」になります。「親」は、カードを伏せたまま各自に7枚ずつ配ります。
2.残ったカードをテーブルの中央に置き、一番上のカードを表向けて横に置く
上の写真のようにセットしたら、いよいよゲームスタート☆カードを配った親の左隣の人が最初のプレーヤーになり、時計回りに進んでいきます。
3.同じ数字や色、記号のカードを手札から順番に出していく
手持ちのカードから、場のカードと同じ数字や色のカードを出していきます。上の写真の場合は、色が同じなので出せる、という具合です。記号カードは、いつでも出せるものと出すタイミングに制限があるものとがあるので、状況に合わせて効果的に使っていきましょう☆
4.出せるカードがないときは中央の山から1枚引く
手持ちのカードに出せるものがない場合は、山のカードから1枚引きます。それが出せる場合はそのまま場のカードに出し、出せない場合は手持ちのカードに加えます。
5.あと1枚になったら「ウノ!」と宣言する
手持ちのカードが2枚になり、そのうちの1枚を出すと同時に「ウノ!」とコールします。コールを忘れた場合、誰かに「ウノって言うの忘れているよ!」と指摘されると、山からカードを2枚引くことになります。
もしコールし忘れても、次の人が出す前に誰にも指摘されなけばそのまま進められますよ♪
6.最後の1枚の手札を出したら、あがり!
手持ちカードの最後の1枚を誰よりも早く出せたら、あがりです☆このラウンドでいちばん最初にあがった人が次のラウンドの「親」になり、また同じ流れでゲームを進めていきます。
UNOの勝敗は「スコア」で決まる!?
じつはUNOは、得点を競うゲーム。勝ち負けはあがった順ではなく「スコア」で決まるんです!数字カードや記号カードそれぞれに点数が割り振られており、ラウンドごとに得点を計算して、その合計得点をもとに順位が決まります。長年UNOで遊んできた筆者ですが、これは目から鱗でした…!
1人があがったら、残りの人は手札の点数を計算する
公式ルールとして、説明書にはっきりと書かれていました。最初の1人があがった時点で、そのラウンドは終了!残ったプレイヤーの手持ちカードの得点を計算します。
最初にあがった人には残りの全員分の得点がプラスされ、残されたプレイヤーはそれぞれ自分が持っていたカードの得点分がマイナスになります。最初にあがるかどうかで、天と地ほどの差が出てきますね☆
得点:数字はそのまま、記号はそれぞれ違う
上の写真のように、数字カードは書かれている数がそのまま得点になり、記号カードはそれぞれに割り振られた点数が得点になります。
記号カードは、数字カードよりもずっと大きな配点になっています。後々使おうと記号カードを多く残しすぎると、誰かが先にあがった瞬間、一気に不利になってくるので、後半の駆け引きが大切になってきますよ☆
子供と遊ぶときは柔軟に
子供と遊ぶときは、難しい得点計算は省略してもいいでしょう。早くあがった人が勝ちとか、最後の1人になるまでやり続けて順位を決定するとか、子供がわかりやすいように工夫して、ゲームの勝敗をシンプルに楽しめるようにしてあげましょうね♪
幼児も楽しめる!UNOの簡単ルール・遊び方
UNOの対象年齢は7歳からですが、ルールを少し工夫することで幼児もいっしょに楽しめますよ♪使うカードの種類を限定して、UNOのルールに慣れるようママ・パパがサポートしてあげてくださいね。
UNOデビューは当時4歳だった、わが家の次男。最初の頃に試した方法を、順を追ってご紹介します。
UNOの簡単ルール1:使うのは数字カードのみ
一番簡単なルールとして、数字のみを使ってプレイしていきます。シンプルなルールを通して、以下のようなゲームの流れに慣れていくのがねらいです。
- 同じ色または同じ数字なら出せる
- 同じ数字なら何枚でも一緒に出せる
- 出せるものがないときは山から1枚引く
- 最後の1枚になったらすぐ「ウノ!」と言う
- 最後の1枚を出せたら「あがり!」と言う
当時4歳だった息子は「同じ色が出せる」のはすぐに理解しました。数字も、書く練習などをしていたので馴染みがあり、抵抗なく同じものを出せるようになりました。
UNOの簡単ルール2:徐々に記号カードを追加する
子供がゲームの流れに慣れてきたら、段階的に記号カードを追加していきましょう。
【ステップ1:数字カード+ワイルド】
4歳でも、「色を好きなものにできる」ことにはスムーズに対応しました。数字カードとは明らかに違う見た目なので、ワイルドカードが来たらわかりやすく喜んでいました♪
【ステップ2:ステップ1+ドロー2・ワイルドドロー4】
子供にもわかりやすいように、ドロー4はいつでも出せることにしてプレイしました。ただし、ドロー4にドロー2は重ねられないルールです。戸惑うかな?と思いましたが、4歳でも大人がサポートすれば案外すんなり理解できたように思います。
自分が出したドローカードで兄を攻撃できると満面の笑みで喜び、自分にたくさんのカードが来るとあからさまに不機嫌モードに…。楽しくUNOに馴染んでいくために、最初は幼児のところにドローカードの累積があたらないようにする大人の忖度は多少必要ですね☆
【ステップ3:ステップ2+スキップ・リバース】
ステップ3は、少し戸惑いがありました。同じ方向に進むスキップはわかるけど、反対方向になるリバースがくると、進行方向がわからなくなる様子。毎回「次ぼく?」と聞いていたので、大人が指さしながら「今こっち回りだから、次の次だよ。」などと解説し続けて慣れてもらいました。
あがりそうな人を意図的にスキップを出すとか、「ドロー2やドロー4を出される!」と感じたらリバースを出すなど、どんな時に使うと有効かを教えていくとどんどん意味を理解し吸収していった次男。気がつくと、負けず嫌いの4歳が戦略的にウノをするようになり、兄より強くなるという事態に☆
【ステップ4:全てのカード】
わが家の子供たちが最初に触れたウノは旧バージョンだったので、シャッフルカードや白いワイルドカードはありませんでした。なくても十分楽しめましたが、ステップ3まで理解できるようになったなら、ステップ4もおそらくすんなり受け入れていただろうと思います。
4歳でUNOデビューし、今では6歳になった次男。試しにこの新バージョンのUNOを使って家族で遊んでみました☆
予想通り、白いワイルドカードに書かれた指示にきょうだいで大爆笑!シャッフルワイルドよりも、こちらが手元に来た方が喜んでいました。従来のルールでたくさんプレイしていても、新鮮な気持ちで楽しめるのがいいですね♪
UNOのアレンジルール(ローカルルール)
基本のルールを理解できるようになったら、ローカールルールを採用していきましょう☆子供の慣れや理解度に合わせてルールを少しアレンジすることで、駆け引きの仕方が変わり、さらに頭を使うようになりますよ。
ドロー返しあり
ドロー2にドロー2・ドロー4を重ねて出せる、というルール。手前の人に出されても、自分がドローカードを持っていれば次の人に累積した枚数を引かせられます。ドロー4に重ねて出せるのはドロー4のみにすることで、ドロー4の価値があがりますよ☆
あがるのは数字カードのみ
最後のひとりになるまでラウンドを続ける前提で、記号カードを残してあがるのはNGにするルールです。強い記号カードを残しておけないため、最後の1枚になってからの運の強さが試されます☆大人と子供とのハンデのため、大人のみに適用されるルールにしてもいいですね。
色違いは何枚出しでもOK
同じ数字・記号なら何枚出してもいいことにするルールです。これにより、ワイルドカードを使わず、好きな色に変更できるようになります。数字カードの残し方が重要になってきますよ。たくさんのカードを一気に出せるので、一発逆転も狙えます☆
カードを出す時毎回英語で読み上げる
子供が楽しみながら英語に触れるようにする方法はないかと、わが家で取り入れてみたルールです。「ブルー・セブン!」「レッド・リバース!」など、色や数字を英語で言ってカードを出していきます。簡単な英単語なら、頭の柔軟な幼児はすぐに慣れてくれました。
ゲーム中の会話は英語のみにするのもいいですね。「オーマイガー!」など英語を使ったオーバーリアクションも使うと、なぜか異様に盛り上がりますよ☆
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シンプルなルールで老若男女問わず楽しめるUNOは、子供の発想力とコミュニケーション能力をはぐくめる素晴らしいカードゲームです。理解力、思考力、忍耐力を遊びながら養えるなんて、最高ですよね☆
家族や親戚、友だち同士など、みんなで集まるときの必携品!大人も子供もいっしょになって、UNOで盛り上がってくださいね♪
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